カリブ海で発生し、最後は米国東部を襲った巨大ハリケーン「サンディ」による災害規模は、あの2005年の「カトリーナ」に次ぐ規模になるかもしれないということです。

 

 

まさか、ここまで大きな災害になっていたとは、ちょっと驚きです。

 

 

大型とはいえ、「カテゴリー1」の強さであったのにもかかわらず、各国で175人の方が犠牲になり、米国だけでも4兆円にもおよぶ経済損失が発生したと言われています。

 

 

特にニューヨークは海抜が低く、いくつかの島からなるだけに、このような災害には弱いのかもしれません。老朽化したインフラにも問題があったと、そういう指摘もあるようです。近年、水害が増えていたことはわかっていたにもかかわらず、コストの問題で、対策がとられなかったようです。世界の経済と、巨大な人口が集中しているニューヨークだけに、世界への影響も懸念されています。しかし、何よりも、人命が救われ、被害が最小限になるよう、ワールドメイトでも祈りました。

災害に遭われた方には、本当にお気の毒でした。

 

そして、今回の災害では、意外にアメリカの脆弱な部分を見た気がしました。

アメリカの中心であり、世界1、2の都市であるニューヨークがこうなるとは、予想以上に国力が疲弊しているのではないかという気すらおきました。思えば、カトリーナの災害があったのが7年前。それから自然災害の増大や、リーマンショックなどの経済の混乱を経て、徐々にアメリカ国家の威信は低下傾向にあるように感じていました。

次の大統領が、アメリカの威信を挽回させるのかどうかわかりませんが、大統領選直前のこの災害によって、現職のオバマ大統領有利に働くということです。

 

 

アメリカは、今や正念場を迎えていると思います。数年前のワールドメイトの神事で、2012年くらいから、はっきりアメリカの勢いが衰えるのがわかるという話もありました。今回の災害が、その象徴的な出来事であった可能性もあります。とにかく来年からは、たとえオバマ大統領の再選があってもなくても、新たな体制が始まります。中国の新体制の動きと合わせて、来年は、いよいよ日本にとっても超重要なわかれ目になりそうな予感です。

ワールドメイト会員の私としては、11月後半の、ワールドメイトの伊勢神業の締めくくりが、ここにきてとても大事であると感じます。来年からの日本の繁栄を願って、思い切り祈ろうと思いました。

 

それから話は変わりますが、時期が、米国大統領選挙直後にすれこんだ中国共産党大会は、11月8日に開幕し、中国でもトップ(総書記)が交替することになります。こちらは、共産党内部の実力者たちの権力闘争の中から新しい主役が誕生します。事実上の一党独裁政権なので、民主的な選挙や討論などもありません。当然、数少ない党員にさまざまな権力や利権が集中し、汚職や腐敗がすすむことは、現状を見ても明らかです。 その結果、庶民に大きな不満が広がり、所得格差は、米テキサスA&M大学のガン・リー教授の調べによると、10%の富裕層が富の84.6%を支配しているとの報告があります。

日本とは、比較しようがないような格差だといえますね。1ヶ月100万円の富を10人で分配するとするならば、1人が85万受け取り、あとの人は1人1万6千円しかもらえないことになります。それも中国の場合、能力の差だけでそうなるわけではないので、額面以上に不平等感を感じるに違いないでしょう。

そのような理不尽な格差の実態に、国内からも、汚職と既得権益層の現状を懸念する声が高まっており、中国の著名エコノミストである呉敬レン氏は、「経済や社会の矛盾は限界に達しつつある」と語っているそうです。

今回の共産党大会では、そういう国内の声を意識してか、胡錦濤総書記も共産党幹部の腐敗問題について「うまく解決できなければ、党を致命的に傷つけ、党も国家も滅びてしまう」として腐敗防止の徹底を訴えたそうです。それに加えて、2億7千万人に達した中国版Twitter「微博」のユーザーによって、腐敗したスキャンダルが瞬時に拡がる社会となりつつあります。共産党指導者の間にも、対応を誤ればやっていけなくなるという危機感があるのでしょう。

いずれにしても、かつての最高実力者・鄧小平が指名した江沢民前総書記と、胡錦濤現総書記の両者を中心とした権力闘争の様子が報道からも伝わってきます。党存続に対する危機意識から、今後の方針において、激しい議論の対立がおきているのかもしれません。そこに習近平がどのような指導力を発揮するのか、注目されます。このようにアメリカだけでなく、中国も今、大きな時代の節目に立たされていると言えそうです。

そしてEUにおいては、深刻な経済状況がまだ続いています。この経済危機をたとえ乗り切っても、経済の本格回復までには、そうとうな時間がかかるであろうと言われています。

どこも大変な状況だというのが、ひしひしと実感します。また、躍進する新興国のインド、ブラジル、ロシアにしても、それらの国に取って代わるようなパワーはありません。

前回も書きましたが、結局世界情勢は、随分昔にワールドメイトで聞いた通りに変わってきているようです。もう少し時間はかかりますが、本当に、これからは日本の時代になっていくのではないかと、いよいよ私には思えてならないのでした。

おすすめの記事