昨日の続きですが、今日も「秋に燃ゆる国民のコンサート」の感想を書いてみようと思います。ワールドメイトのクラシックが好きな知人から聞いた話では、この日最後のプログラムであるカルミナブラーナは、合唱はともかくソロのバスパートはかなり高音で難しいと言っておりました。まあ、私はオペラを歌ったことがないのでわかりませんが、たしかに高音域を歌われているのはわかりました。

深見東州先生はバリトンですが、音域の幅がバリトンにしてはかなり広いとお聞きしてます。それでも、このような高音を歌い続けるのはさぞかし練習が必要だったかと推察されます。そういう曲にわざわざチャレンジして歌いこなされる深見先生には、いつも頭が下がる私でした。ワールドメイト会員は知ってますが、深見東州先生はオペラばかりを練習するような時間はないはずです。あらゆる、いろいろな専門家が30人くらい集まってやることを、それを1人でされているような方ですからね。とにかく想像できないほど忙しい方なのです。

それからこの曲は、運命の女神によって上から下まで流転する人生を歌い上げてますが、歌詞も興味深く聴けました。幸い、テロップが両サイドに出ますので、会場で聴いた方はよく見えたと思います。ついでに言うと、この日の会場である新国立劇場はとても音響が良く、また観劇しやすい計算された作りになっていました。さすが日本で一、二位と言われるだけの会場だなと思いました。

それで、このカルミナブラーナの全曲演奏は、生で聴くのは初めてでしたが本当に感動しました。この曲は素晴らしいとは聞いてましたが、約1時間におよぶドラマチックな曲の展開、合唱とソロパートの互いの絶妙な持ち味が計算されていて、良くできた曲だなと思いました。20世紀を代表する傑作のひとつだと言われるのもよくわかります。

この日も、ソロでは深見東州先生がバリトンを、大貫裕子氏がソプラノ、ジョン・ロングミュアー氏がテノールをそれぞれ完璧に歌い、合唱はアルプス合唱団、東京少年少女合唱隊の皆さんが見事に歌い上げていました。ちなみにオーケストラは、秋燃・もみじ交響楽団という名前で、指揮者は高野秀峰氏でした。このようなレベルの高い公演を無料で鑑賞させていただいて、まことにありがたいことです。ちなみにさきほどのワールドメイトの知人は、チケットが当たらなくてユーストリームでの鑑賞になりましたから、競争率はかなり高かったようです。

深見東州氏誘う音楽の桃源郷
2014年10月9日デイリースポーツ

秋に燃ゆる国民のコンサート

 「秋に燃ゆる国民のコンサート!」(主催・一般財団法人 東京芸術財団)が6日、東京・新国立劇場中劇場で行われ、抽選で招待された1000人を「音楽の桃源郷」に誘(いざな)った。国や自治体の税金で行われる公演ではなく、民間の公益団体が社会貢献で行う無料コンサート。抽選に漏れた人や遠方に住む人のため、動画共有サービス「Ustream」を使い、無料で全国にもライブ中継され、7947人が視聴した。今回は、主催者でもあり、日本屈指の実力派オペラ歌手と評される深見東州氏と、バスのコナル・コード、ソプラノの大貫裕子、テノールのジョン・ロングミュアーがソリストとして出演。「ローマ法王謁見コンサート」を行った「アルプス合唱団」も参加し「国民が聞きたいと思う、国民的名曲」で、秋の宴(うたげ)を演出した。

 アンコール曲に、魂が揺さぶられ、陶酔した。曲が終わっても、いつまでも称賛の拍手が鳴りやまなかった。スタンディング・オベーション、そして称賛の声が場内に反響した。耳に痛いが、心地よい音だった。

 台風一過の青空のように澄み渡った、深見氏の透き通ったバリトンの旋律に、コナル・コードの口から発せられたバスの音色、さらに大貫裕子のソプラノがかぶさっていく。そのハーモニーに、ジョン・ロングミュアーのテノールが加わる。

 日本人に親しまれてきた唱歌「ふるさと」も、4人の実力派アーティストにかかれば「至上の芸術」にまで昇華された。「芸術の秋」を楽しもう―と集まった人たちには、これ以上にないプレゼントだった。

 アンコールへと導いた、第2部「カルミナ・ブラーナ」の全曲演奏も、体全体に染み渡った。1803年、ドイツ南部の「ベネディクトボイレン修道院」で発見された一冊の古写本。その内容は11~13世紀に書かれた世俗歌謡詩だったが、これに魅せられた、ドイツの作曲家カール・オルフが24編をチョイス。正式題「楽し器伴奏と舞台演技によって補われた、独唱と合唱のための世俗カンタータ~カルミナ・ブラーナ」を作曲し、1937年にフランクフルトで初演した。合唱「おお運命の女神よ」で始まる、20世紀を代表する名曲の数々が、東京・新宿でよみがえった。まさに歴史的な演奏会だった。

 深見氏の「君が代」で始まったコンサートは、荘厳だった。日の丸を配した、スカイブルーの服に身を包んだ「アルプス合唱団」の歌が始めから観客を魅了した。設立20年を迎える「アルプス合唱団」の由来は、年会費が1万円弱の9800円だったため。深見氏は「アルプス1万弱(1万尺)ということで始まった」と笑わせたが、今やその実力はアマチュアレベルをはるかに超えている。ひと言ひと言が、意味を持ち観客の心の琴線に触れた。

 第1部の「Part2」では、「フィガロの結婚」や「愛の妙薬」、「ナブッコ」といった、なじみの深い曲も披露された。まさに、深見氏のいう「国民が聞きたいと思う、国民的名曲を歌う」コンサートだった。(今野良彦)

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