9月14日日刊スポーツ紙面より

1980年代、一世を風靡した新日鉄釜石のラグビーチームは、現在、釜石シーウェイブとして活動し、震災後は救済活動を続けながら、困難を乗り越えて復活しようと頑張っています。その釜石シーウェイブの拠点である釜石市は、2019年に日本で開催されるラグビーの世界的ビッグイベント「ラグビーW杯」招致へ名乗りを上げました。ラグビーワールドカップはオリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ世界三大スポーツイベントに数えられるビッグイベントです。2007年フランス大会では225万人の観客がスタジアムで観戦し、世界中で40億人がテレビで視聴したと言われています。

ただ震災の復興が遅れてるだけに、招致活動をすすめにくい空気もあるようです。また、現実的にも資金調達など困難が多いようです。しかし今年の3月、衆院予算委員会で安倍晋三首相がW杯の釜石開催に関する質問に対し、「復興を世界にアピールする良い機会になる。東北の皆さんに、勇気を与える大会にしていきたい」と答えたそうです。「釜石」という地名を言ったのではありませんが、開催を支援する準備があることを表明したと考えられています。W杯釜石誘致に向け前進したようです。そして、今回のオリンピックの東京誘致です。かなりの経済成長が見込めると試算されています。

 

「大和証券の木野内栄治シニアストラテジストは、東京五輪は景気マインドを押し上げるうえに『アベノミクスの第4の矢として日本経済のデフレ脱却をより確かにする』と述べた。国土強靭化政策に沿う形でインフラ整備が進み、観光産業も拡大すると予想。経済効果は小さいとの見方は誤解であると強調した。経済効果については副次的要因を含めて7年間で150兆円と試算している。」(ブルームバーグ)

 

あれだけの規模の大会ですから当然でしょう。その経済効果もですが、日本が震災の苦しみを超えて復興し、活力を取り戻して元気な国になる象徴、あるいは起爆剤になるかもしれません。スポーツの力で震災地の人々を元気にしたいと言うアスリートの思いが、さらに日本全体を覆う閉塞感の空気も打破して、日本の繁栄を可能にするかもしれません。

 

なぜ今、政府の後押しも含めて、このようにスポーツの力が注目されているのかというと、そこに期待があるからではないかと思います。経済効果だけでは無いと思います。オリンピック招致委員会が打ち出した「オリンピックは夢をくれる。夢は力をくれる。力は未来をつくる」という言葉にも現れていると思います。スポーツの力が持つ何かが、今の日本に必要だからこそ注目されているのだと思います。

 

ところで2016年のリオテジャネイロ・オリンピックから、ゴルフが正式種目として復活します。そのゴルフ界を、ブラインドゴルフに始まってシニアゴルフ、レギュラーゴルフと支援し、ゴルフを通じて社会に貢献してこられたのが深見東州先生です。今や世界のゴルフ関係者で、深見先生のお名前を知らない人はいないとまで聞きました。ワールドメイト会員の私も誇りに感じます。深見先生は、世界中でゴルフの支援を続けてこられていたようですが、その歩みと軌を一にするかのようにゴルフのオリンピック復活が決まったことは不思議な巡り合わせです。ぜひ2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、障害者ゴルフも正式種目になるように願っています。

 

9月14日日刊スポーツ紙面より
日刊スポーツ9月14日付紙面より
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