私がワールドメイトに入会した頃から、すでに深見東州先生の音楽活動は始まっていました。20数年前の話です。当時は交響曲や室内楽、オペラなどを作曲され、それをプロの声楽家が歌い、管弦楽団が演奏していました。なので作曲家としての深見東州先生が、印象として強かったように思います。

その交響曲「箱根神社」、室内楽伊勢神宮「天の岩戸開き」、オペラ「七福神来天」、弦楽四重奏「スターライト・イン・パース」など、どれも素晴らしいので、本当に感動します。CDを買って、ずいぶんと聞きました。その後、深見先生自ら歌われはじめたように記憶してます。そのころは歌曲が多かったと思いますが、ポップスも歌われていたと思います。

ところで深見先生によると、優れたオペラ歌手が、必ずしも優れた歌曲やポップスを歌えるわけではないそうです。むしろ、その両方が完璧に歌える歌手は珍しいようです。日本のオペラ歌手の場合は、母音を長く響かせすぎて、日本語の歌詞がよく聞き取れない場合があります。しかし日本人ではなくとも、キャスリーン・バトルやホセ・カレーラスのような歌手だと、日本の歌曲でさえ、美しい日本語ではっきりと聞き取れ、さらに心に響き、泣けてしまうそうです。こちらの動画で聞いても、本当に素晴らしいのがわかります。

キャスリーン・バトル(Kathleen Battle)- オンブラ・マイ・フ(Ombra mai fù)

この1曲聴くだけでも、キャスリーン・バトルは、天性の美声の持ち主だとわかります。しかしそれだけで、ここまで美しい天使の歌声にはならないでしょう。まず、正しいベルカント唱法による、豊かなブレスとフレージングがあり、多くのオペラに主演して、歌をドラマとして表現する力があるということです。素晴らしくアリアを歌う優れたオペラ歌手であっても、歌曲を歌うと、楽譜通りに豊かに歌う感じで、音符を微妙にはずしてゆれるアゴーギグもなく、歌詞も曲も違うのに同じように歌う傾向があるそうです。

キャスリーン・バトルやホセ・カレーラスになると、ソットボーチェ(小声で囁くように)、ファルセット、レガート、ビブラート、フレージングを何段階も使い分け、歌詞によって感情を表す音色を使い分け、また、歌を愛し、歌詞の詩心を愛する歌心があるのだそうです。私は歌唱の専門的な知識はありませんので、難しい話はこのぐらいにしておきますが、とにかく非常に細かいところまで研究し、磨いてこそ、歌で感動させることができるのだと思いました。

歌に詳しいワールドメイト会員の話によると、深見先生は、「歌う人間はとても忙しい」といわれているそうです。それは気をつけなければならないことがたくさんあるからで、歌の良さに酔いしれているような暇はないそうです。観客が感動し、酔いしれるように歌うためには、本人が歌に酔いしれてはいけないようですね。では、そういうことが分かった上で、キャスリーン・バトルが歌う日本歌曲を聞いてみましょう。

Kathleen Battle - 5 Japanese Love Songs

三大テノール

それから、ドミンゴ、パブロッティ、カレーラスの3大テノールが競演したコンサートの動画を見てみました。有名な歌劇のアリアから、歌曲、民謡、スタンダードなポップスまで、幅広く多くの人が楽しめそうな選曲でした。クラシックファンからは叱られそうですが、個人的にはこのようななんでもありの方が、楽しめますね。

しかし、この3方が歌うと、ポップスでも品格を感じます。ワールドメイトの深見東州先生も、なんでもありでジャンルにこだわらず歌いこなされますが、どれも品があります。これからそういうジャンルを超えた歌手が増えていくのかもしれません。いいものは、いいですから、良い音楽に、ジャンルは基本的に関係ないと思う私でした。

ところで、深見先生は日本では希少な、本物のベルカント唱法で歌える歌手と言われてますが、私のような声楽の専門外には、ベルカント唱法といわれてもよく理解できないため、当然自分でも説明しようがありません。調べてみても、ますますわからなくなるだけでしたのでやめました。

そこで、深見先生の言葉をお借りして説明することにしますが、ベルカント唱法を定義すると、1日8時間毎日歌っても大丈夫な発声で、背後から息に乗ってカーンとオケを割り、イ母音やエ母音が体を離れて飛んでゆき、一番後ろの席の人にもピアニッシモで言葉がはっきり聞き取れるものだそうです。さらに喉に一切ひっかからず、やわらかく軽く歌って、繊細で鋼のように力強く、豊かで遠くまで響くものだそうです。そして、ジャズやポップスにも応用できるのが本当だそうです。

なるほど、この説明を聞くと、なんとなくベルカント唱法をイメージできる気がしますね。1日に8時間というのは、実際、欧米のプロは、そのくらいのハードなスケジュールで練習し、年間200回以上舞台に出演するとか、ワールドメイトの詳しい人から聞きました。ヨーロッパなどの本場の歌劇場では、日本で言えば歌舞伎や宝塚歌劇団のように、毎日なにかオペラをやってる感じなのでしょう。オペラの伝統に関しては、まったく日本とは違いますからね。

そういうことで、深見先生の場合は、声帯に負担をかけないベルカント唱法を完璧にマスターされているから、人間ジュークボックスといわれるほど、何時間でも平気で歌うことができるのでしょう。そういえば、ワールドメイトの何かの祭事で、70曲だったか100曲だったか、連続して歌われたことを思い出しました。しかも野外だったような・・。

そして、もちろん歌詞や歌心をなにより大切にされ、ジャズはジャズのように、ポップスはポップスのように、フェイクして、スウィングして、裏拍感覚でハートフルに、ときにはきれいに歌いすぎず、ベルカントを曇らせたり濁らせたりしながら歌われるとのことでした。

The 3 tenors in concert 1994, Los Angeles, full

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