ワールドメイトの支部で新しく入会した会員から、ときどきワールドメイトに入会して何が一番良かったですかとか、一番大きな証を聞かせてくださいと言われることがあります。それは一言や二言では到底言い尽くせませんが、私の場合は家庭のことから会社のことまで、そしてワールドメイトでのことまで、いろんな証体験がありますので、そのときどきで違った内容のことを話しています。それで今日は、私の体験もですが、おそらく入会してある程度経ったワールドメイト会員なら、共通して感じることじゃないかと思ったことを書いてみます。そんな大げさなものではありませんので、がっかりさせるかもしれませんが。

 

以前読んだ小説に、「他の人が死ぬのはあたりまえのように見えるのですが、自分が死ぬというのだけは、とても考えられないのです」という、登場人物のセリフがありました。そしてその人は、戦争に行き何度も死地を逃れてきた人に、「周りの人が次々と死んでいくのに、自分だけが死なないと思っていられますか」と聞きます。すると、「いられます。死ぬまでは死なないと思っているのでしょう」と、その聞かれた人は答えました。その「死ぬまでは死なないと思っているのでしょう」という、なにか不思議な言い回しが妙に印象に残り、覚えていたのですが、これはなかなか言える言葉ではないと思います。

 

死ぬまでは死なないというのは、あたりまえのことに思えますが、しかし実際には、人は病気になって死ぬのではないかと先のことを心配したりします。あるいはこんな平和な日本でも、事故や事件にあって怪我したりしないか気にかかることもあります。気にかかるくらいは構いませんし、かえって未然のうちに防ぐ、予防にもなって良いかもしれませんが、いき過ぎると不安な日々を送ることになります。癌になるんじゃないか、老後に病気になって孤独で寂しい思いをするんじゃないか、お金に困るようになりはしないか、出世競争でライバルのあいつに抜かれるのではないかとか、いろいろな不安や怖れがない人の方が、現代では珍しいかと思います。

 

不安

 

適度なストレスを発散し、あまり深刻にならないようコントロールできる人は問題ありませんが、中には自殺するほど思い詰められてしまう人もたくさんいます。うつ病になってしまう人も大勢います。そういう社会の実相を思うとき、その、戦争に行って死地をくぐり抜けた人の言葉が、「死ぬまでは死なないと思っているのでしょう」という言葉が、とても大切な意味を持ってるのではないかと思います。

激戦地の戦争に行った人の多くは、もう今日死ぬかもしれない、明日死ぬかもしれない、という身に迫る不安と恐怖との戦いだったと思います。いまでも軍人達は、そういう死への不安と恐怖からくるストレスに、絶え間なく襲われていると思います。そんななかで、「死ぬまでは死なない」と思うことができるかといえば、かなり難しいと思います。そう思うには「他の人が死ぬのはあたりまえのように見えるのですが、自分が死ぬというのだけは、とても考えられないのです。」と思えるほど、不安の微塵も湧かない心でないと無理な気がします。また、そういう人に限って、不思議と死なずに済んでいるのではないでしょうか。

 

そこでワールドメイトの話になりますが、長くワールドメイト会員をやっていると、おそらく多くの人が、不安というものを感じることが少なくなった自分に気がつくのではないかと思います。いらぬ不安はない方がよいに決まっていますが、病気になってもいないのに癌になることを怖がって不安になるとか、将来が心配で不安になるとか、そういうワールドメイト会員をあまり見たことがありません。なかには、周りは心配しているのですが、本人はケロッとしていて楽天的な人もいるほどです。

 

普段はほとんど意識していませんが、目に見えない神仏から守護されているという安心感が、いつのまにかワールドメイト会員になると浸透しているように思います。一番最高の神様は安心の気と言われてますので、それもあるのかもしれません。不安に思ったり過度に心配しても、現実の問題は解決しませんし、解決するどころかかえって悪くなってしまうか、心労で頭が働かなくなるのがオチでしょう。それよりも不安になることなく、今のことに集中し、先のことも必要なことだけを考えて準備しておくようにできればよいと思ってます。

 

もちろん油断すると、何か不安の種や心配なことが次々と襲ってきます。そういう時でも、不安になり、悩んでも解決しないことならば、スパッと忘れて目前のことに集中した方が、断然物事がうまく運ぶと思います。

こういう気持ちになってきたのも、ワールドメイトに入会して良かったことの中で、ふだん気がついてない隠れた素晴らしさのひとつだと思います。昔の私でしたら、どうにもならないことに、どうしようか、大丈夫だろうかと、大事な時間を無駄に消費していましたので。

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