ビジネスに関しては、深見東州ではなく、本名の半田晴久で活動されてますが、この度の経済誌フォーブス ジャパン(2016年11月号)のインタビュー記事では、ご自身の世界的な人脈について語られていました。

昨年はアメリカのフォーブスのカルチャー関連において、深見東州先生の文化芸術、スポーツ、社会貢献などの活動が取り上げられていました。今回は、ビジネスマンにも役に立つような視点から語られているように思います。

国内においては25歳から起業されますが、37歳からは海外でも企業経営を始められます。オーストラリアのパースで、家具店、マリーナ、牧場、観光会社を買収されたのです。国内では予備校や時計に関する事業が順調に伸びていたとはいえ、異種業種であり、海外の、全くの英語圏において会社を経営するという決断は、かなり勇気が必要だったと思います。そのあたりの経緯については、またの機会に譲りますが、この海外進出によって、現在のインターナショナルな活動ができるようになったと言っても過言ではないかと思います。

今回の記事の中でも、世界に出たときの身の振る舞い方、人との接し方は、オーストラリアに会社を持ったことが原点だと言われていました。

 

はじめは欧米人従業員と、仕事の仕方などで、相当な苦労をされたようです。記事には「当初、思い通りに仕事をしない従業員たちに悩んだ半田氏は、一緒に食事をしてお酒を飲み、徹底的に議論を交わして彼らのものの考え方を理解し、信頼を得てビジネスパートナーとしての関係を構築した。」と書かれてました。

もちろん、英語力がなくてはそもそも話にもならないでしょう。それは同志社大学時代の4年間に、ESSのプレジデントとしてみっちりと鍛え上げた英語のディベート力が大いに生きたそうです。このパースにおける欧米人とのやりとりの様々なエピソードを、ワールドメイトでも面白く聞いてきましたが、それは別な機会に譲るとして、以下のようなことを掴みとられたようです。

「言葉が話せることはもちろん、まず人間対人間の付き合いができないと、西洋人相手のビジネスは成功しません。次に大切なことはロジックです。たとえば、Why-Because、Cause-and-Effect、原因と結果を明確にして説明し、相手が納得するまで論理的に話をします。たとえ10時間かかったとしても、口角泡を飛ばす勢いで、ロジックをもって楽しく話す。国際的な舞台で、多くの日本人は声が小さく、口数が少なく、話す時間も短く、ロジックがない。だから『退屈だ』と言われてしまう。世界で求められるのは、ロジックをもって、大きな声で、口数多く、たくさん話すことです。そして、長時間話したとしても、相手を楽しませる知識や話題性、英語での話術に長けていなければなりません」

短い文章にまとめられていますが、英語がペラペラに話せるだけではなく、ハイレベルな人間の魅力や教養、論理のキレ、知識などの総合的な実力が求められるものだと思います。これは、欧米人と何か大きなことをやるときの原則のように感じます。

しかし、残念ながら私には到底真似はできません。おそらく、これを完璧にやれる日本人は少ないように思いますが、欧米人と仕事をやる日本人は、その方向性だけでも頭に入れて努力するのが良いかと思います。欧米人との接し方、交渉の仕方の明確なポイントが分かっているだけでも、今後の仕事のやり方が、全く違ってくるのではないかと思います。

 
フォーブスジャパン記事

さて、大物欧米人との人脈作りの話になりますが、まず、それらは全く何のコネもないゼロからのものばかりだということです。

英国は階級社会と言われていますが、日本人が、英国の上流階級の中に入っていくのは難しいという話を、どこかで聞いたことがあります。きちっとした身分の人の紹介などがなければ、ましてやアジア人の場合は会ってもくれないのではないかと思います。階級社会は、全く意識してないだけで日本でも多少はあると思いますが、英国の場合の上流社会とは、社会で成功した金持ちというよりも、そういう資産家も含めて、王室や貴族や大地主のような人たちと思う方が、上流階級のイメージに近いと思われます。

日本と同じ島国でロイヤルファミリーが存在し、他にも似たところがありますが、社会形態は日本とはかなり違うようです。

しかし深見東州先生は、そういう英国社会の中にも飛び込んで、信頼関係を気づかれてきたわけです。20年ほど前、菱研では、海外の著名人を呼んで講演会が開かれていました。サッチャー元英国首相も何度か来られました。
その多くは直談判で出演の快諾を得たり、何度も手紙を書いて知り合った人もいるそうです。ここ数年は、トニーブレア元英国首相や、ビルクリントン元米国大統領らを招いてサミットを開催されましたが、言えるのは友人関係がしっかりとできてることでしょう。彼らはお金を出すから来てくれと言って呼べる人たちではないそうです。当然だと思いますね。

では、そのような個人と個人の信頼関係をどうやって築かれてきたのでしょう。

「日本人は、相手の組織の格や役職を見て仕事をしますが、西洋人は人間を見て判断する。だから私は裸でぶつかっていきます。大物と言われる人ほど直接コンタクトを取ろうとする人間は少ないので、情熱を持ってぶつかれば案外胸襟を開いてくれるものです。また、私の関西人特有の気質である、権威や地位に臆せず、『なんぼのもんじゃい』と明るく立ち向かう『度胸と愛嬌』も役に立ってるかもしれませんね」と、今回の記事で話されてました。また、「もうひとつは、経営者として尊敬されることだと思います。」とも言われてました。

 

深見東州先生は、西洋芸術の最高峰であるオペラの舞台に主役で立ち、西洋画を描いても抜群です。最近は、紳士のスポーツと言われるゴルフのトーナメントを世界中で主催するなど、欧米の上層階級の人たちも驚くでしょうし、尊敬の眼差しになり、興味を持たれることでしょう。ましてや、人間性が素晴らしく、ユーモアがあり、博識でお話が楽しいとなれば、お付き合いしてみたくなるのも当然のように思います。

そして、海外からVIPが日本に来た時には、自ら能を舞い、笛を吹き、書を書き、お茶を点てて花を活け、英訳の詩集を渡すそうです。加えて日本食やワインの知識と経験を生かして、和牛や寿司の最高峰でもてなすそうです。そんな芸当ができる日本人は、ちょっと見当たらないと思いますが、だからこそ、誰もできないような人脈ができるのかもしれません。

とても真似できないレベルではありますが、いろいろと参考になることが多い記事でした。

 

おすすめの記事