日本政府の感染症対策は?知っておくべきことは?

世界的な脅威になりはじめた新型コロナウィルス(COVID―19)ですが、さすがにWHO(世界保健機関)も、その世界全体のリクス評価を中国と同じ「非常に高い」に引き上げました。すでに米国では、CDC(米疾病予防管理センター) が国民に呼びかけ、国内感染拡大は時間の問題で、重症者が何人出るかの問題になったと警告を発していました。また、パンデミックを宣言する3条件のうちの2つが揃い、3つ目の条件を満たす状況に近づいたとの認識を示していました。

WHOよりも、CDCの言うことがはるかに信用できると、ワールドメイトの友人とは以前から話していたことですが、日本でも、この2週間が大きな山場になると、政府は強く警戒しています。

ワールドメイトの友人から教えてもらった情報によると、今回のウィルスは未知な部分が多いと言われていますが、人から人へと2次、3次、4次感染と進むにつれ、少しづつですが変異しているとのデーターが中国で確認されているそうです。

今一般的に言われているのは、感染しても8割以上の人は軽症であり、14パーセントの人が重傷に、5パーセントが重体になると言うことです。高齢者や基礎疾患を持つ方は危険度が高くなりますが、子供の感染例は比較的少ないと言われています。致死率も2パーセントくらいという見方がされています。

しかし、上記の動画の一連の情報を見たところ、人から人への感染が継続することで、少しづつ変異し、何人か目には重症になる人が出てくることがあるのではないかと推定されています。実際に中国では、若くて健康な人でも重体になり亡くなっていますし、子供への感染は、日本でも何人か確認されています。これらが稀な特殊な例であると良いのですが、未知な部分が多いだけに、軽視することはできない情報のように思いました。

そういう意味でも、私は今回の小中高全国一斉休校を求める措置は、とても良いのではないかと思っています。子供へのリスクは少ないと思っている人が多いですが、一人でも感染者が出ると学校ではたちまち感染が拡大することは間違いありません。大人もですが、子供たちに死者が出ることだけは極力避けなければという思いは、みんな共通なのではないかと思います。

今回のことでわかったことは、このような未知の感染症に対応する日本の医療体制は、キャパを含め備えがそこまで十分ではなかったということです。また、緊急時における対応は、平時における対応とは違う対応が求められることが多く、適切な対応ではなかった部分があると思います。

ただし、そこは非常に難しい部分でもあり、日本に限ったことではなく、ダイアモンド・プリンセス号の対応にしても、あの時点では、まともに対応できる国は無かったのではと思われます。感染症に関する有事における世界的な課題を突きつけられた出来事だと思っています。

今回の経験を活かして、国内でも世界においても、新たな防御体制の仕組みが進むことを願います。感染症というのは、一国で解決できる問題ではないことは、誰もが認識したと思います。政治的には対立があっても、感染症の封じ込めに関しては、全ての国が協力しなければならないことを強く感じます。ましてや国内で、政局争いという愚策を弄している暇はありません。気候変動などの地球環境問題への対策と同じだと思います。

少し残念なのは、このような有事になると、日頃の不満や満たされない感情が爆発するのか、結果として分断を煽るようなことが、国内でも起きているように思えることです。今回の休校措置の件もですが、中国からの入国制限に関しても、我々国民の間でも、かなり、意見が対立しているようです。

色々な立場があり、当然考え方も様々あって然りなので、それだけなら良いのですが、結果として相手を貶めるような発言になり、いたずらに政府批判を繰り返すだけのプラスにならない発言が多いことも感じました。

おそらく多くの人は、悪気があるわけではなく、家族や日本の国のためを思って発言していることなのでしょう。中には、これを倒閣の材料にしようと思っている人やメディアも、明らかに見受けられますが。

個人的には、安倍政権のすべての政策を支持するわけではありませんが、最も重要な安全保障や、外交において、今の安倍政権は非常にうまくやっていると感じています。また、経済政策においても、ある程度は評価しているつもりです。この辺りは、ワールドメイト会員の中でも意見が分かれる部分があるものの、野党にもしっかりした政策を立てて、対抗できる力をつけて欲しいと思うワールドメイト会員もいます。

1強になって長期続くと、傍若無人になる議員も出て来たり、様々なところに膿もたまると思いますので、その意見には賛同できる部分もあります。

ところで、今回の感染症の発生と拡大を受け、入国制限をどれくらいにするのが良いのか、私には判断できるだけの材料もありませんので静観していました。ただ、これは人命を尊重するのか、経済を尊重するのかの単純な選択ではなく、経済的なダメージが大きくなると、たとえば働き盛りの人たちの自殺者が増える可能性もあります。また、中国との将来にわたる関係改善がもたらす影響などを考えると、高度な政治判断が求められることは理解できます。

安倍政権は、必要とあれば、中国全土からの入国を制限する構えもあるとのことなので、そのあたりの判断は、個人的には信じて任せるしか無いのかなと思っています。

ただ、日本と韓国だけが入国制限が緩いため、感染が広がっているかのような報道には、かなり違和感も感じていました。

春節期間の旅行先として、中国から日本への観光は、タイを抜いて人気のトップだったそうですが、湖北省が閉鎖される前から、武漢を含めて中国から多くの観光やビジネス関係者が多数来ていたことは、実感として誰でもわかっていたと思います。湖北省が閉鎖され、中国が海外への団体旅行を禁止してからは、パタッと減りましたが。

米国のように、すぐさま中国滞在者に対する厳しい入国制限をかけたのは、当初アジア諸国でも、北朝鮮、台湾やインドネシア、シンガポール、ベトナム、フィリピンなどに止まり、多くは、日本もですが、なんらかの制限をかけただけにとどまりました。その後、最近になって検疫を強化するところが増えてきましたが。

これが中東やヨーロッパ、米国を除く南北アメリカやアフリカになると、イスラエルなどほんの一部の国を除き、日本よりも緩い制限しかかけていませんでした。ロシアも、国境を封鎖したという話は早くから伝わりましたが、実際には、最近になってようやく教育と観光目的での中国からの入国を禁止しました。それ以外の目的では今でも入国できますが。

ヨーロッバ各国や中東諸国も、何からの制限はかけていましたが、ほとんどの国が、中国人や中国に滞在歴がある人への入国を禁止しているわけではありませんでした。エールフランスやルフトハンザなど、中国路線の航空便の停止などは、国の方針というより、企業が従業員を守るための措置かと思われます。

ここに来て、イタリアやイランで感染が急拡大したことを受け、東欧や中東諸国でも、日本も含めて感染国からの入国規制を強めてきました。それでも日本からの渡航を完全に禁止している国は、あまり医療体制が整っていないとか、都市国家のような、ほんの一部の国にすぎません。メディアの報道を聞いていると、まるで、世界の多くの国がそうしているかのような錯覚を覚えますけどね。

ワールドメイト会員の中には、とにかく日本のことを悪く言いたいメディア、政府批判を専門にしているメディアの存在を分かっていながらも、そのようなメディアの必要性も理解しながら、情報を適宜判断している人もいますね。

今の所、水際での封じ込めに成功しているように見える米国のCDCが、国内での感染拡大はいつ起きるかの問題になったと述べたことも意外で、非常に気になります。重症患者が多く出ることを想定し、その対応にシフトしているように感じます。

はじめに紹介したような、中国における臨床データーや情報が、日本やアメリカなど各国の中枢に、ここにてきて多くが渡るようになってきているのかもしれません。ただ、すぐには発表できない事情もあるのかもしれません。日本政府の対応も、そのあたりの情報を分析した上で、判断しているようにも感じます。

すべての方面に良い対策などできませんので、何をやっても批判が出るとは思いますが、政府が長期的な日本の国益を、大局から見て、判断を誤ることがないよう、ワールドメイトでも祈り続けたいと思います。政治家はそこが大事だと個人的に思っていますので。

同時にワールドメイト会員としては、目前の感染で苦しんでいる日本と世界の人たちのために、また、感染の影響で、これから苦しむ人が少しでもいなくなるよう祈りたいと思います。

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