これから時々、深見先生の作品や、著作をとりあげて、私なりのレビューを書いてみようと思いつきました。

いつのまにか、本当にたくさんの素晴らしい講演録、最高の芸術作品がやまのように制作されていますからね。

やはりこれを紹介するのは、ワールドメイト会員としての務めかななんて思いまして。

かえって深見先生のお邪魔をしてしまいそうな不安もありますが、そこは私も勉強しながらじっくりとしたペースで書いてみたいと思っています。

ということで、さっそく第一回は、こちらの作品から紹介したいと思います。

 

DVD オペラ ナブッコ〜我が愛する地球よ!

011年9月24日新宿文化センター大ホールでライブ収録
収録時間:約120分
指揮:ドブス・フランクス
管弦楽:ソルノク市立交響楽団(ハンガリー)
合唱:戸渡阿見合唱団
ダンス:リチャード・オルストン・ダンス・カンパニー

【キャスト】
ナブッコ(名武鼓)深見 東州(バリトン)
アビガイッレ(阿鼻我逸礼)マリー・テ・ハプク(ソプラノ)
ザッカリア(雑歌里愛)コナル・コード(バス)
イズマエーレ(居住英麗)ジョン・ロングミュアー(テノール)
フェネーナ(笛音波)ジェイド・モファット(メゾソプラノ)
アンナ(安魚)エミリー・バーク(ソプラノ)
アブダッロ(阿武達郎)アンドリュー・グローバー(テノール)
ベルの大祭司(屁龍之台砕至)デイビッド・コステッロ(バス)

 

 

今やワールドメイト会員ならずとも、日本のトップバリトンといえる深見東州先生の主演で、タイトルロールを演じられています。

私も昨年、新宿文化センターにいそいそと足を運び、観てきたひとりです。

物語のくわしいあらすじは割愛しますが、紀元前600年ごろの、ユダヤ人のバビロン幽囚の物語です。

聖書では「ダニエル書」に記述があります。それをもとに、19世紀イタリアオペラ最大の巨匠であるヴェルディが創作し、出世作になった作品です。

ユダヤの群集の役では、ショールのような民族衣装に身を包み、バビロニアの王や王女のドレスも、当時のコスチュームを再現した見ごたえのある舞台になっています。

井崎正浩指揮者で有名なソルノク市立交響楽団の演奏は、ドブス・フランクス氏が指揮をとり、最後まで緊張感のある演奏を聞かせ、見事に物語を支えていました。

出演者の中でも、アビガイッレ役のマリー・テ・ハプクさんは、高音に伸びるアリアの熱唱と、鬼気迫るような迫真の演技で、父である王に疎まれた娘の苦悩と怒り、権力への野望、奴隷の子としての怨讐、最後は愛によって改心していく様を、見事に歌い上げます。

このマリー・テ・ハプクさんは、アメリカのメトロポリタン歌劇場で活躍するだけあり、さすが超一流の実力をお持ちです。

そして、そのマリー・テ・ハプクさんに一歩も引けを取らず、聞きごたえのある掛け合いを見せるのがナブッコ役の深見先生でした。特に後半の独唱は圧巻でした。

なるほど、これを見れば、もはや日本人では深見先生と釣り合える人はいないのだろうなと思わせるものがあります。天性と言える持ち声の美しさに加え、完璧なベルカントで、力みのない、やわらかな歌声が会場全体に響き渡りました。

さらに男優のような存在感とオーラを醸し出し、抜群の演技力も加わります。

 

ザッカリア役のコナル・コードさんも、欧州で人気のバスのソリストで、まるでユダヤの予言者のような神がかった雰囲気があり、良い味を出していました。

そして、このオペラの最大の聴き物「わが思いよ金色の翼に乗って」の合唱も、実に感動的でした。

最後に忘れてならないのが、イギリスからきたリチャード・オルストン・ダンス・カンパニーでしょう。オペラの物語を表現するふりつけで、一種独特の世界をもつ、最先端のダンスを披露してくれました。物語の心理の動きの理解にも、一役買っていたと思います。

 

とにかく最初から最後まで、背筋がゾクゾクするような心地よい緊張感が続き、あっという間の2時間でした。

日本語の字幕もいらないほどの、絶対に観て損のない熱唱、熱演に、堪能できること間違いない一枚と言えるでしょう。

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