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2016-11-03

深見東州氏が日本の心を歌う、第3回国民のコンサート


東京芸術財団主催、第3回、「湯豆腐のように美味しい、国民のコンサート」は、タイトルのような温かい空気に包まれた、素晴らしいコンサートでした。

明治、大正、昭和と歌いつがれてきた抒情歌、愛唱歌には、多くの人が心の中に持つ郷愁や、田舎のほのぼのとした風景を思い起こさせるものがあります。30代20代の人達になると、そのような思いは希薄になるか、全く持たない人が多いのかもしれませんが。

しかし、とても優れたメロディーや歌詞ばかりなので、情緒豊かに歌い上げる歌手が歌えば、若い世代の人たちにも共感を呼ぶ歌になるのではないでしょうか。

そんな、日本人の心の奥底にある感性に訴えかけてくる日本歌曲の数々を、たっぷりと歌われたコンサートでした。

 

深見東州先生もタキシードに身を包まれ、クラシックコンサートですので得意のジョークやお話もほとんど入れず、マイクなしのハイバリトンで歌われました。

もともとテノールのリリコスピントの声質だと言われてましたので、声域がテノールからバスまで、とても広いです。しかしテノールの声だと、従業員を叱るときに迫力がなく、バスだとヤクザの親分みたいだというので、バリトンでいくことにしましたと言われてました。半分はジョークもあるのかもしれませんが、バリトンの方が声を維持するのもテノールほど困難ではなく、長く歌えるというのもあるようです。

 

そんな深見東州先生の豊かな声を存分に響かせた歌唱は、日本歌曲の歴史に新たな1ページを刻んだように思います。おそらく、声楽家でも歌手でも、今の日本ではこのように日本歌曲を表現力豊かに歌える人は少ないように思います。きっちりと譜面通り綺麗な声で歌えば、聞く人が感動するわけではありません。やはり、日本語の解釈が深くて、優れた表現技術のテクニックと、歌のイメージを彷彿とさせる技術がないと、日本歌曲は平べったい歌になってしまうように思います。

声がきれいで、音程を正しく、上手に歌える歌手はたくさんいますが、日本歌曲を歌うとそれだけではあまり感動がないなと思いました。だから日本歌曲を歌うのは、プロの声楽家や歌手でも難しいと言われているのでしょう。

今回は、声楽の技術をマスターし、ジャズやポップスやアニメソングなども自在に歌える深見東州先生にしか歌えないような日本歌曲だったと、私には感じられました。

 

国民のコンサート

夕刊フジ2016年11月3日付紙面より

 

新聞の記事にも、コンサートのことが掲載されましたので、そちらも紹介しておきます。

「オペラや先の武道館コンサートで披露したオリジナル曲などのイメージが強いが、童謡や唱歌の歌い手としての評価も高い。」

「深見氏といえば、オペラやジャズ、演歌などあらゆるジャンルの曲を見事に歌いこなすが、この日聞いた童謡や唱歌は哀愁や望郷の念を思い出させるほどのもの。日本人の心の琴線に触れるような素敵な歌声だった。」

「東京の新しい芸術の聖地・新国立劇場。もはやホームグラウンドのような感覚さえあるが、多くの音楽家や演劇人が憧れる大舞台で、このステージを目標にしているものも多い。そんな素晴らしい劇場で何度もコンサートを開ける歌手・深見東州のスケールの大きさを感じる。」

 

ジブリの「火垂るの墓」や「ビルマの竪琴」でも有名な「埴生の宿」も歌われました。深見東州先生がこれを歌うのは今回が初めてだと思いますが、やはりいい歌ですね。

もともとはイギリスの「Home! Sweet Home!」という歌で、映画「ビルマの竪琴」の中では、日本軍と英国軍が対峙した時に、双方がこの歌を歌うという感動的なシーンがありました。そのシーンを思い出し、泣けてきた人もいたかもしれません。

 

 

湯豆腐のように美味しい、国民のコンサート!~日本歌曲の夕べ~
2016年10月27日(木)
2016年10月29日(土)
主催:一般財団法人 東京芸術財団
場所:新国立劇場(中劇場)

セットリスト

第1部
1、この道
2、早春賦
3、さくらさくら
4、みかんの花の咲く丘
5、おぼろ月夜
6、春が来た
7、夏は来ぬ
8、浜辺の歌
9、椰子の実
10、赤とんぼ
11、村祭り
12、ゆうやけこやけ
13、もみじ
14、荒城の月

第2部
15、初恋
16、かごめかごめ
17、通りゃんせ
18、かあさんの歌
19、埴生の宿
20、故郷
21、富士山
22、雪の降る街を

アンコール

23、仰げば尊し
24、蛍の光
25、君が代
26、宵待草
27、埴生の宿
28、オーソレミヨ

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