ワールドメイトの特徴の一つは神道系であることでしょう。今日は、その神道について簡単に説明します。神道国際学会の前理事長である梅田善美氏の話によると、日本古代から現代に続く民族宗教であり、日本人の生活文化の全般に浸透し、外来文化を受け入れて、日本的に変容させるというエネルギーを持つ日本土着の宗教が神道になるそうです。

神道国際学会ホームベージ

 

また、B.C.200年前頃までと言われる縄文時代の遺跡から出てきた遺物には、多くの呪術的な意味を持つものがあるそうで、縄文の頃からすでに原型はあったのでしょう。その特徴は動物や植物、また、岩とか滝とか川とか山とか、生命体とはいえないものにも神聖な神の存在を認めるアニミズム(精霊信仰)的な宗教といえます。しかし、すべての物体が神の顕現であり神性を宿すという汎神論ではなく、すべてのものが霊性を持つことは認めても、神として崇めるものは、人間を超えた知恵や力などを示すものに限られます。つまり、よく神社の奥宮などが祀られている神奈備山などでは、現代でも神霊が宿る神域、神体山として崇敬され大事に守られていますが、そうでない山は、木を切っても、家を建てても、開発しても良いとなるわけです。だから日本の国は繁栄できたとも言えるでしょう。すべての森や湖に神がいるとなれば、自然は守られますが、日本のような狭い国では経済的な繁栄は困難だったかもしれません。そして、そのような神います信仰の山や湖は大事にされますから、自然が無差別に破壊されることもなかったと言えます。

 

神道の祭り

 

そして2番目の特徴として、古代から各地域で様々な慣習が行われていたようです。ひとつの宗教体系をしていたわけではなく、地方ごとに行われていた祭りや先祖崇拝、超自然的なものへの畏敬などがあり、日常生活と密接なつながりを持つ多神教だということです。そういう成り立ちのためか、教祖や経典などもなく、体系化された教団もないわけです。それゆえか、神道は宗教ではないと言われたりもします。仏教が西暦538年に伝来し、そのときに新しい宗教との競争となり、それと区別するために神道という名前が生まれました。それまでは日本の伝統的な信仰形態として存在していただけで、何々教などはもちろん存在せず、カミとかカミガミという統一概念で言われていただけだったのです。そして各地の神社には氏子というその神社の神を信仰する地元民が存在し、便宜的に神社の信者数に今はなっているようですが、いわゆる宗教の信者という意味とは少し違うようです。また、キリスト教などの一神教でいうゴッドは全知全能の絶対神ですが、同じように神と訳しても、日本でいうカミとは、やはり意味あいが違うといえます。

 3番目の特徴として、これも神道国際学会の前理事長梅田善美氏の話から、神道という言葉が現代使われているようなまとまった意味として使われだしたのは12世紀からだそうです。そして中国から伝わってきた道教的な要素が、中世の神道、仏教と交わって、修験道や風水、陰陽道などの独特の信仰体系を作ったと言われていました。たしかに修験道は、いろんな要素が混じっていて不思議な感じです。ワールドメイトでは、聖徳太子と仏教との関係、神道と皇室について、もう少し突っ込んだ話も聞いてますが、聖徳太子の後に出てきた役小角が山開きを行い、各地の山を巡って今の山岳宗教、修験道の祖となったと言われているようです。

 

アカデミックな意味で神道を平たく言うと、そんな感じでしょうけども、では、実際に今の生活において神道がどう生きているのか、活かされているのか、次の機会に考えてみたいと思います。ちなみに神道国際学会というのは、ワールドメイトの深見東州先生が新宗連や世界宗教者平和会議のような、宗派や教義にとらわれないアカデミックの場として設立の呼びかけをし、そのビジョンに神社本庁教学顧問の中西旭氏、大本教出身の梅田善美氏、金光教出身の三宅義信氏などが賛同され、設立された超宗派で神道を世界に紹介しているNPO法人です。中西氏も梅田氏も、すでにお亡くなりになっているそうですが、深見東州先生も現在は理事を退かれ、特別顧問か何かで支援されていらっしゃるそうです。

おすすめの記事