日曜日に観劇したワールドメイト会員から、すでに最高傑作と聞いていたので、かなり期待して見に行きました。本当に凄いオペラでした。

まさかのっけから天上界のゼウスがでてくるとは思いませんでしたね。そう、今回の設定は、ゼウスがドンジョヴァンニに化身するという物語なのでした。

 

 

やはりモーツァルト作曲の歌がきれいです。どの曲も旋律がこの上なく美しく、聞いているだけで気持ちがふわふわと天上界に上るような気持ちになります。そしてソリストたちの歌が、妙に心の奥深く、感情に訴えかけるように響いてきます。何度も何度も、ジーンと感動する場面がありました。

特に注目の主人公、ドン・ジョヴァンニ役の深見東州先生の歌は、とても軽く歌われているのに驚きます。その中に豊かな声量と繊細な声質が同居していて、このような歌い方をできる人はなかなかいないだろうと思います。

 

今回特に感じたのは、ソリストたちの歌の魅力も言うことなかったのですが、それに負けないくらいのソリストたちの演技でした。今までずっと見てきましたが、ここまで細かいところの表情を演出されていたかな〜と、感じました。それだけ今回は、ちょっとしたしぐさや演技に、とても魅力的なものを感じたのでした。

 

ストーリーは男女の愛憎物語といえば、その通りなのですが、特に女性ソリストの主人公ドン・ジョヴァンニをめぐっての悲喜こもごもの演技は見ものでした。なんともいえない女性の哀しさ、嫉妬に狂いながらもあきらめきれない女の性、愛し合う男女の喜びと、揺れる女ごころなど、男にはわからないような世界を素晴らしい旋律に載せてたっぷりと五感で堪能いたしました。

ストーリーもゼウスの化身という設定や、最後に不動明王が出てきて裁くシーンなど、原作からイマジネーションが広がり、独特な世界を見事につくりあげられています。これは当初からの西洋と東洋の融合した、世界芸術文化振興協会(IFAC)ならではの芸術観でもあります。

 

それからまだまだ見どころはたくさんあるのですが、あと一つだけ書くと、ファッションがまた楽しめました。衣装は毎回凝りに凝ってあるので、何がでてきても簡単には驚かなくなってきましたが、今回の大貫裕子さんのロリータの衣装は、大変なはまり役でした。最後の拍手も、深見先生の次に多かったのを見ると、観客の皆さんもとても魅了されたのではないかと思います。いくらなんでもロリータ系の衣装でふだん歌われることはなかったでしょうから、大貫裕子さんにとっても、新たな新境地が開けたのではないかと思います。お世辞抜きにとてもお似合いでした。

そしてその流れで、原宿にでもいそうな若い男女のファッション、また暴走族系やヘヴィーメタルのようなロックファッションに身を包んだ男女の群れが、盛り上げてくれました。

 

感想を書いてるときりがないのですが、とにかく最高の西洋舞台芸術であるオペラの要素に、東洋的な解釈と、盛りだくさんの楽しめる要素が加わって、一つの完成を見たんではないかと思える、高い完成度があったと思います。これは世界中どこでやってもきっと喜ばれ、高い評価を受けるのではないかと、自信もって言えますね。

一緒に見に行ったワールドメイトの友人は、日曜日も2回とも見に行けばよかったと申していました。私も同感です。でもいまさら無理なので、ビデオを代わりに申し込みました。

ついにここまできたかという、そんな今日の「オペラ ゼウスの化身 怪人ドン・ジョヴァンニ」なのでした。

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