深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
アルバニアに、職業訓練学校と小学校を建設

ワールドメイトは、カンボジアを始め、海外でも様々な公益活動を行ってきました。その一つ、アルバニアにおける救済活動を紹介します。

アルバニアは、地図で見ると、ギリシャの西北側に国境を接する東ヨーロッパの一国です。

 

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ヨーロッパでは珍しくないのかもしれませんが、アルバニア人は、古代から近隣の大国に支配され続けてきた歴史があります。

ギリシャ、ローマ帝国、オスマントルコと続く強国による支配から独立したのが20世紀に入ってからです。しかし、その後も第一次、第二次世界大戦のたびに国内は混乱し、無政府状態になることもあったほどです。戦後は、共産主義政権のもとで隣国と鎖国状態となり、経済は疲弊し、1980年代にはヨーロッパの最貧国と言われるほどになります。1990年代初めに市場経済を導入するなど、共産主義から脱皮しますが、ネズミ講の流行で国民の財産が失われ、経済が破綻したのが1997年のことです。

 

深見東州先生が、アルバニアにおいて活動されたのは、それから何年も経たないうちだと思います。ワールドメイトのホームページを見ると、2001年5月に、アルバニアの中でも、最も最貧地域のブトリントに小学校を建設して寄付したことが書かれています。開校式には、メイダーニアルバニア大統領も出席しています。

 

アルバニア小学校寄付

 

日本とは1981年に国交を結んでますが、民間からの支援はワールドメイトが初めてだったようです。当然でしょうね。これだけ混乱を極めていた地域に、しかも近年まで共産主義で、ヨーロッパという地理的にも反対にあたるところですから、なかなか行くに行けないところではないかと思います。

にもかかわらず、日本からはるばるとやってきて支援するわけですから、アルバニアの人たちとしては、喜びと同時に驚きだったのではないかと想像します。

 

さらに、専門技術者を養成するための職業訓練校の開設の要請を大統領から受けて、ジロカストロ市に建設したそうです。また、その近くで何千人もの人が使う病院が酷く荒廃していたそうで、それも近代的な病院として再建したそうです。

 

アルバニア職業訓練校

 

日本のODAも、1990年ごろから始まります。わずかではありますが、日本との貿易もあるようです。しかし、いまだに経済水準は世界でも低い部類の国と言われていますので、前途は多難のようです。
同じくアルバニア人が90%を占める、隣接するコソボ地区の独立では、大きく人権問題が取り上げられ、世界の注目を浴びました。コソボ紛争といえば、思い出す人が多いと思います。

 

それからアルバニアでは、ジャクマリャと呼ばれる中世からの掟が、今でも一部に残っているそうです。この掟は、ある一族の誰かが殺されたら、殺した相手の一族の男性を復讐として殺せると定めたものです。そんな掟が残っているため、その犠牲になることを怯えて暮らす人たちが、かなりいるというのです。

 

とは言っても、コソボとの国境付近を除き、現在は普通にとまでは言えないまでも、旅行できるようです。経済も、1997年のネズミ講破綻による大規模な騒乱を経て、その後は順調な経済発展によって、一応、平穏を取り戻しているそうです。よかったですね。

 

余談ですがアルバニアはヨーロッパで唯一のムスリムの国であり、7割がイスラム教徒ですが、キリスト教徒もかなりいるそうです。そして共産主義政権時代には、国内に宗教は存在しないという無宗教宣言した国でもあります。そのせいもあるのか、イスラム教と言ってもかなり俗化しているようです。何しろテレビキャスターの女性が、トップレスに近いセクシーな姿で報道するなど、イスラム教でなくとも考えられないようなことをしていました。視聴者獲得競争が厳しい中で、視聴者に文字通り「裸」の真実を伝えるための取り組みだとか。世の中には、いろいろな国があるんだなと思いました。ワールドメイトのおかげで、いろいろな国の事情を知る機会があるのでありがたいです。

 

ちなみにカンボジアは仏教国で、アルバニアはイスラム教です。そしてキリスト教関係のトップの方たちとは、協力して宗際化運動をされる深見東州先生は、どんな宗教の人たちとも親しく平等におつきあいができるのでしょうね。

 

話は飛びますが、先日バチカンから聖人に列せられたマザーテレサは、現在のアルバニアの隣にあるマケドニアで生まれています。アルバニアにも多く住むアルーマニア人でアルバニア独立運動の闘士だった父と、ルーマニア人の母から生まれています。兄弟からは、アルバニア語で、「ゴンジャ」(「花のつぼみ」「小さな花」)と呼ばれていたそうです。

そしてネットを見るとわかりますが、マザーテレサに対して、バチカンによってカトリックの宣伝のために美談が作りあげられた、とする様々な批判が多くあります。地獄の天使だと書いてるものもありました。かなり事実関係を調べた人がいるようです。そのどこまでが真実なのかは、私には判断ができません。

 

それよりも私が興味を持ったのは、マザーテレサが自身の心の闇について、本当の思いを告白したと言われる手紙でした。2007年にそれをまとめたものが出版されていました。それに関しては、カトリックの関係者も出版を許可したわけでしょうから、紛れもなく真実の内容になると思います。

かなり衝撃的な内容なのですが、これを私なりに解釈すると、マザーテレサの心の中は闇の世界に入ってるように思えました。神の世界と離れすぎてしまい、それに苦しんでいたとしか思えませんでした。

20年くらい前でしょうか、ワールドメイトでマザーテレサの話を聞いた時、マザーは、苦しい地獄のような現実の世界ばかりを見すぎてしまっているようなことを、言われていたような記憶があります。そのことが、私の記憶に残っていたので、そのマザー自身の真実の告白を見た時、やっぱりそうだったのかと感じたのかもしれません。

 

深見東州先生の著作を見るとわかりますが、ワールドメイトで救霊をされたりする時、まるで地獄のような苦しい世界を見られるようです。姿形も清々しい神仏の世界とは真逆の世界です。そして、そんな汚いおぞましいような世界ばかりを見ていると、目つきも悪くなるそうです。ですので、そういう時は、この世の美しい自然を見るとか、そういうことをされるそうです。

そのことと、マザーテレサのことは同じではないと思いますが、私の個人的な感想を言わせてもらうと、貧困と病気に苦しむこの世の不幸の闇のような世界を、マザーテレサはあまりに見すぎてしまったのかもしれません。そうなると、いくら信仰心がある人でも、心が闇の世界の影響を受けてしまうのではないでしょうか。それは神の世界の感覚とはあまりに違いすぎて、神の世界の、清々しく美しい世界と感応できなくなるのかもしれません。これはマザーテレサのせいではなく、誰にでも同じことが言えると思います。そうまでして、そんな大変な世界で救済活動を続けてきたのですから、それは偉大なことだと思います。しかしそのために、その手紙に書かれているような苦しみが生まれたのも、仕方ないとはいえ、それが現実ではないかと想像します。

実際にどうだったのかは、私にはわかりません。あくまでも私の想像です。

しかし、美しいものに触れ、素晴らしい芸術に嗜んでいかなければ、本当の神の世界と交流するのは難しいのが事実なのだと思っています。

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