深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
オペラ「ゼウスの化身 怪人ドン・ジョバンニ」

今回は、IFACオペラ 「ゼウスの化身 怪人ドン・ジョバンニ」を紹介しましょう。来月、FOXスポーツ&エンターテインメントで、放送される予定だそうです。

 

特定非営利活動法人(NPO法人)世界芸術文化振興協会(IFAC)は、音楽や芸術関連イベントを通じて、社会福祉活動の支援を行うために1996年に設立された公益団体です。会長が深見東州(半田晴久)先生で、イギリスやオーストラリアやアメリカにも、英国IFAC、豪国IFAC、米国IFACが別に設立され、米国は半田晴久会長、英国はティム・ランケスター氏、オーストラリアはオペラ・オーストラリアの芸術監督のリンドン・テラチーニ氏が会長を務め、これらの海外の関連団体とも連携して、国内外で活動しています。

 

日本での活動では、東京大薪能、東京国際コンサート、高校生国際美術展、ジュリアード音楽院声楽オーディションなどが、知られていると思います。

このIFACオペラは、2002年から2010年まで、毎年秋頃に開催されていたものです。2010年は、オペラ「ナブッコ」我が愛する地球よ! でした。その前年、2009年9月27日、30日に上演されたのが、このゼウスの化身 怪人ドン・ジョバンニです。

オペラゼウスの化身 怪人ドン・ジョヴァンニ

 

もちろんこのオペラは、モーツァルト作曲のオペラブッファ「ドン・ジョバンニ」のことです。しかし、少し設定が変わっています。参考までにあらすじを後で書きますが、物語の前提として、ドンジョバンニが、実はギリシャ神話に出てくるゼウスの化身であった、という設定で進みます。ですのでオープニングは、ギリシャ神話の天上界の様子から始まるので、オヤッと思う人もいるでしょう。

設定に関しては、それだけではありません。このオペラでは、ドンジョバンニが次々女性を口説こうとしますが、初めに口説こうとする女性のときは、時代が日本の戦国時代となっているのです。そこで騎士長と争いますが、ドン・ジョバンニはゼウスの化身ですから、白鳥ならぬハエの姿になって、女性のいる館に忍び込むという設定になっていました。

そして次に口説こうとする女性のときは、いきなり現代の東京になってますので、そこを押さえておかないといけません。ゼウスですから、自由に時空を超えていけるのかもしれませんね。日本が時代背景になるところは、IFACオペラの特徴でもあります。

 

そして最後のシーンで、本来なら騎士長の石像が出てくるシーンですが、石像の代わりに不動明王が現れます。ということで、その設定の面白さも、このIFACドン・ジョバンニの観どころです。いろんな時代が入り混じり、百花繚乱のような賑やかさは、本来のドン・ジョバンニでは見られない楽しさでしょう。オペラに関心がない人でも楽しめるのではないかと思います。

一番笑ったのは、レポレッロがエルヴィーラに「旦那に泣かされたのはあんただけじゃないよ。イタリアでは640人、ドイツでは231人、しかしここスペインでは何と1003人だ」と、「恋人のカタログの歌」を歌うシーンですね。上から、あらゆる時代のあらゆる国の女性の名前が書かれた巨大な垂れ幕が降りてくるシーンに笑いました。よく見る名前もちらほら見えます。

それから、ラストの不動明王に地獄に連れて行かれるシーンも圧巻でした。

モーツァルトの有名な「お手をどうぞ」などの人気曲もあるので、とても楽しめるオペラです。

 

当時、私が観に行ったときに書いた記事も参考までにどうぞ。

IFAC主催「オペラ ゼウスの化身 怪人ドン・ジョヴァンニ」を観劇しました

ゼウスの化身 怪人ドン・ジョヴァンニ

 

ゼウスの化身 怪人ドン・ジョヴァンニ
全二幕 字幕付き原語(イタリア語)上演
W.A.モーツアルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」
2009年 9月27日(日)30日(水) 新宿文化センター大ホール

主催:制作 NPO法人 世界芸術文化振興協会(IFAC)
協力(株)二期会21(財)オペラ振興会 戸渡阿見オペラ団
後援:産経新聞社 東京MXテレビ

 

【出演】
ドン・ジョヴァンニ(貪・女蛮兄):深見東州(バリトン)
騎士長(奇死懲):劉月明(バス)
ドンナ・アンナ(遁男・案名):小林菜美(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ(豚・追田猫):大間知覚(テノール)
ドンナ・エルヴィーラ(呑男・屁鼻来):劉珊(ソプラノ)
レポレッロ(麗惚露):彭康亮(バス)
マゼット(混徒):ロバート・タッカー(バス)
ツェルリーナ(智恵入名):大貫裕子(ソプラノ)

【管弦楽】東京国際フィルハーモニー交響楽団
【合 唱】戸渡阿見合唱団
【舞 踊】AMI フラメンコスタジオ
【演 出】大島 尚志
【総合デューサー・音楽監督】深見東州

 

【あらすじ】

【第1幕】
舞台は日本の戦国時代、ゼウスの化身であるドン・ジョヴァンニは、従者レポレッロを伴い、ドンナ・アンナの住む館に忍び込みます。しかし主のドンナ・アンナの父、騎士長に見つかり、ドン・ジョヴァンニは彼を刺し殺し、レポレッロとともに逃げ失せます。
ドンナ・アンナは婚約者ドン・オッターヴィオとともに、父親である騎士長の仇討ちの誓いを立て、犯人追跡の旅に出ます。

こんなことでは懲りないドン・ジョヴァンニは、別の女性に声をかけますが、その女はかつて恋人だったドンナ・エルヴィラでした。捨てられたことを怒る彼女を尻目にうまく逃げ出します。そしてレポレッロに、カタログ(ドン・ジョバンニの女性遍歴の記録帳)を見せられます。

次は舞台を移し、ツェルリーナとマゼットの婚約に沸く東京に出現します。ドン・ジョヴァンニは早速ツェルリーナを口説き始めますが、あと一歩でものにできるというところへ、アンナ、その婚約者オッターヴィオ、そしてエルヴィラの3人が現れ、エルヴィラが彼の悪行を暴露します。ドン・ジョヴァンニはエルヴィーラは気が触れていると二人に告げ、切り抜けます

アンナはドン・ジョバンニの声に、父親を殺害した男であることを確信し、オッターヴィオもアンナの力となることを改めて誓います。

一方ツェルリーナは、ドン・ジョバンニの誘惑に身を委ねようとした過ちをマゼットに謝ります。そこへドン・ジョバンニが登場し、「皆さんを夜会に招こう!」と告げます。アンナ、オッターヴィオ、エルヴィーラも仮面で顔を隠して夜会に現れます。ドン・ジョバンニは、ツェルリーナの心を射止めようと迫りますが、仮面の三人が現れ、ドン・ジョバンニの正体を明かし、大騒ぎになります。

 

 

【第2幕】
そんなことなど、まったく意に介さないドン・ジョヴァンニは、レポレッロと服を交換し、エルヴィーラを誘惑させます。また、レポレッロに変装したドン・ジョバンニはエルヴィーラの美しい召使いに目を付けます。そこにマゼットが登場し、恋人を誘惑したドン・ジョバンニを懲らしめようとしますが、逆に痛め付けられます。

一方、ドン・ジョヴァンニの服を着たレポレッロは変装が発覚する前にエルヴィーラから逃げようとしますが、アンナ、オッターヴィオ、ツェルリーナ、マゼットに囲まれます。彼は観念し、本当はレポレッロであることを明かします。オッターヴィオは、皆にドン・ジョバンニが騎士長の殺害犯であることを打ち明けます。

やっとの思いで逃げ出したレポレッロは、社でドン・ジョヴァンニと落ち合います。ドン・ジョヴァンニが反省せずに女遊びのことをレポレッロに話していると、不動明王(騎士長の化身)の悔い改めよとの声が聞こえてきます。しかしドン・ジョヴァンニは動ぜず、その不動明王を夕食に招待するのでした。

その晩、ドン・ジョヴァンニが晩餐を楽しんでいると、エルヴィーラが現れ、奔放な生き方を改めるよう、ドン・ジョバンニに嘆願します。
そこへ、騎士長の化身の不動明王が登場し、生き方を悔い改めるよう迫りますが、それをドン・ジョバンニが断ると、彼を怒りの炎へ引きずり込んでしまいました。

レポレッロによって、既にこの世に復讐すべき相手のいないことを知ると、皆それぞれ新たな人生を目指して行こうとするのでした。
ただ、ドン・ジョバンニは、ゼウスの化身ですから、最後にハエの姿となって・・・ 。

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