深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
世界6ツアーによるオーストラリア開催の、 ISPS HANDA冠スポンサー4大会の結果

2月は、国際スポーツ振興協会が冠スポンサーとなるゴルフトーナメントが、オーストラリアで4試合開催されました。世界の主要ツアーであるヨーロピアンツアー、アジアンツアー、PGAツアーオブ・オーストラレイジア、LPGAツアー(米女子)、レディースヨーロピアンツアー、ALPGツアー(豪女子)による男女のゴルフツアーになります。

深見東州先生は、この時期、毎年国内のことで忙しいでしょうから、今年も現地には行かれていないようです。その代わりと言ってもいいのでしょうか、国際スポーツ振興協会のペイトロンを務める、ニュージーランド元首相、サー・ジョン・キー氏と、同じくペイトロンの英国王室アン王女の長男であるピーター・フィリップス氏が、会場に姿を見せていました。

 

 

 

シャイアン・ウッズはタイガー・ウッズの姪だそうです。

では一試合ずつ、結果などを書いておきたいと思います。

ISPS HANDA ヴィックオープン(男子・女子)

前回も書きましたが、この大会は男女のトーナメントが同じ会場で同時進行で開催されます。予選は2つのコースを使用し、それぞれのコースで男子と女子の組みが代わる代わるティーオフしていたようです。ティーグラウンドも、男女で同じところから打つホールが多く、男子にとっては短め、女子には長めのコース設定となり、賞金額も男女平等で一緒という、そのような画期的な大会でした。

なぜ、画期的かというと、プロスポーツの世界においては、男女間の格差がかなり激しいからでしょう。サッカーやバスケットのような世界的なプロスポーツにおいて、男女の収入差があまりに大きいことが時々メディアで紹介されますよね。商業的な成功という観点から見て仕方がない面があると思いますが、テニスだけは、グランドスラムの大会だけを見ると男女の賞金額が一緒になっています。これは、セリーナやシャラポワなどの世界的人気選手の存在をはじめ、女子テニスが商業的に大成功してきたことが背景にあるようです。

 

少し話しは脱線しますが、日本国内のゴルフにおいては、日本の女子ゴルフツアーは1試合ごとの賞金額こそ、男子ツアーの3分の2程度ですが、試合数が男子より多いため、近年、年間のツアー賞金総額としては、むしろ女子が多くなる年もあるほど、男女の差がないという珍しい状況になっています。これは、女子ツアーの人気もありますが、男子ツアーの不人気にも原因があると思われます。それで、国際スポーツ振興協会の半田会長(深見東州先生)は、男子ツアーの底上げや活性化のためにと、いくつかのチャレンジを行なって来られていたのですが・・。

実際、他の世界の主要ツアーを見ると、日本の状況とは全く逆です。レディースヨーロピアンツアーも、LPGAツアー(米女子)も、男子ツアーに比べると試合数で、それぞれ半分以下、3分の2程度であり、1試合の賞金額になると、それぞれ10分の1、3分の1程度と、圧倒的に少なくなります。

 

今回のISPS HANDA ヴィックオープンでは、例年は男女のオーストラリアのツアーの一つでしたが、今年から男子はヨーロピアンツアーが加わり、女子にはLPGAツアー(米女子)が加わり、規模も大きくなりました。ヨーロピアンツアーは、平均するとPGAツアー(米男子)の半分くらいの賞金額とは言え(試合数はほぼ変わりません)、そんな中で、男女の賞金を同じに設定できたことは、これまでにない画期的なことだと言えるでしょう。そして、コースの総距離が男女でそれほど変わらず、また、同時並行で行うことで、ゴルフは男女平等のスポーツだということをアピールしていたのではないかと思います。

深見東州先生はプロもアマチュアも関係なく、老若男女が一緒にプレーして楽しめるのが、ゴルフの素晴らしいところと言われていますね。

 

 

話が脱線しましたが、もう少し、この大会の特徴を書くと、ゴルフトーナメントにおいては、観戦者と選手を区切るロープがつきものですが、この大会ではそれが全くなく、選手の後についてフェアウェイを歩くことができたそうです。日本のゴルフ関係者からは、「これほど緩くてもいいの?」という声もあったようですが、これは、昨年国内で開催されたISPSハンダ マッチプレー選手権の最終日もそのような形でした。マナーをしっかりと守ることが前提ですが、遠くから見るよりも近くで見る方が、気持ち的にもハイな気分で観戦できるのは間違いありませんね。もちろん、大会規模によっては安全確保のため、ロープの必要性は変わらないと思いますが。

 

それから報道によると、とてもオープンな雰囲気の大会だったようで、選手たちも面白いPR動画を撮影したりと、試合外では楽しんでいたようです。クラブハウス前にはDJ や生バンドの演奏もあり、とても賑やかな雰囲気だったそうです。国内で開催される国際スポーツ振興協会主催の大会も、生バンドにピエロや釣り堀と賑やかですが、似ている気がしました。今大会のそれが、深見東州先生のアイデアなのかどうかはわかりませんが。

男子トーナメントの結果

ということで前置きが長くなりましたが、男子の試合結果は、イングランドの27歳デビット・ロウが18アンダーまで伸ばして優勝し、欧州ツアー初勝利を飾っています。そして、日本期待の石川遼プロは、残念ながら二日目で予選落ち、池田勇太、川村プロは3日目までで最終日には駒を進めることができませんでした。

日本選手の活躍がなかったのは残念ですが、今年からヨーロピアンツアーに組み込まれたこともあり、来年は、さらに有名選手が出場するようになるかもしれません。そして、日本からももっと出場する選手が出てきて、素晴らしいトーナメントになっていくと良いですね。

 

 

また余談になりますが、ヨーロピアンツアーでは、この大会の前に行われた初のサウジアラビア開催のトーナメントが、大きな話題になっていました。昨年トルコでのサウジ総領事館記者殺害事件におけるサウジ皇太子関与疑惑の余波で、世界ランカーの出場も不透明だったようですが、世界ランクトップ5のうち4人が出場しました。中でもトップ3が揃って出場するのは、ヨーロピアンツアーでは、メジャーやWGCなど米国PGAツアーとの共催を除けば、2012年以来のことだそうです。ただその時は皆欧州の選手でしたが、今回は米国のダスティン・ジョンソン(出場時点での世界ランク3位)とブルックス・ケプカ(同2位)が出場していますので、やはり異例の大会だったと言えるでしょう。さすがオイルマネー大国ですね。

 

欧州メンバーもライダーカップに出場したメンバーなど、トップクラスが多数参加し、国際スポーツ振興協会アンバサダーのトービヨン・オルセン、リー・ウエストウッド、アーニー・エルス、ビクトル・デュビソンも出場しました。日本からも、欧州ツアーメンバーの谷原秀人、宮里優作プロが出場しました。

女子トーナメントの結果

次に女子の結果ですが、タイ系フランス人のセリーヌ・ブティエ選手が8アンダーで優勝しました。こちらも米国ツアーは初優勝です。日本からは横峯さくら、上原彩子、野村敏京、山口すず夏プロが出場し、野村敏京が5位タイと、昨年は故障で離脱が多く優勝から遠ざかっていましたが、復帰第1戦にもかかわらず健闘しました。さすがリオ・オリンピック4位の選手ですね。

国際スポーツ振興協会アンバサダーで、昨年の優勝者ミンジー・リーは44位、同じくアンバサダーで、今年のレディース・ヨーロピアンツアー初戦を優勝で飾ったチャーリー・ハルとポーラ・クリーマーは予選落ちと残念な結果でした。

ISPS HANDA オーストラリア女子オープン

2戦連続でオーストラリアでの試合ですが、今回はアデレードという南オーストラリアの州都で開催されました。ヴィックオープンの時の会場は、ヴィクトリア州の州都メルボルンの近郊とはいえ、かなり田舎の海岸沿いのコースだったそうですが、この大会のコースは国際都市アデレードの市街地にあるそうです。またヴィックオープンでは、気温の変動や、海岸からの強風や雨など、天候にもかなり左右された試合になったようですが、ここはそうでもなかったようです。

 

ただオーストラリアでは、今年も酷暑の夏となっており、特に南オーストラリアでは、1月24日にアデレード北部で49.5度という観測史上最高気温を記録したそうです。もはや殺人的な暑さですね。アデレード市内でも48度近くまで上昇し、この時期の平均に比べ18度も高温だったそうです。メルボルンではちょうど全豪オープンの真っ最中でしたが、大坂なおみが勝利インタビューで、「外は暑いから中に入りたいわ」と発言し、会場の笑いを誘ったというニュースが流れていましたね。

 

長くなってますので、あとは結果だけを書きたいと思いますが、優勝はアメリカのネリー・コルダ選手でした。ネリー・コルダの家族は、姉のジェシカ・コルダもこの大会で優勝しており、父親はテニスの全豪オープンで優勝、弟もテニスの全豪オープンジュニアで去年優勝したばかりという、スポーツ競技におけるサラブレッド一家と言えそうです。

 

 

この一家は、みんなこのカンガルー顔負けのキックポーズをやるのでしょうね(笑い)

 

 

そして、日本からは原英莉花、野村敏京、新垣比菜、上原彩子、横峯さくら、山口すず夏、酒井美紀(ISPS所属)らのプロゴルファーと、和久井麻由、吉田優利のアマチュアゴルファーが出場しました。

ここでも日本選手の中では野村敏京が健闘し、4位タイという成績でした。最終日は2位からのスタートで優勝の期待がかかりましたが、トップを捕らえきれず、逆に昨年の大会覇者コ・ジンヨンらに追い上げられてしまいました。しかし2試合連続トップ5という成績で、ランキングも183位から125位まで戻し、再びのオリンピック日本代表へ向けての手応えをつかんだと言えそうです。

それから国際スポーツ振興協会アンバサダーでは、ミンジー・リーが15位、チャーリー・ハルが42位、リディア・コ、ポーラ・クリーマー、ローラ・デイビース、酒井美紀プロは残念ながら予選落ちという結果になりました。

ISPS HANDA ワールドスーパー6パース

この大会は、前週開催の「ISPS HANDAヴィックオープン」と同様に、ヨーロピアンツアーに組み込まれた革新的な5大会のうちの一つになるそうです。それは、このトーナメントの開催方式にあるようです。

156選手が36ホールのストロークプレーを2日間行い、上位65位タイまでが3日目に進むことができます。そして3日目の成績が加わり、そこから最終日への出場選手は24人になるまで絞られます。そして最終日は、24人の選手によるトーナメント方式で6ホールのマッチプレーを行い、優勝者を決定するという珍しいやり方です。選手からすると、ストロークプレーも、マッチプレーでも、両方で勝たなくてはいけませんし、観客からすると2つの異なる戦いを見ることができるのが醍醐味になるでしょうか。

 

さて、結果の方ですが、ニュージーランドのライアン・フォックスが、最終日のマッチプレー4試合を勝ち抜き優勝しました。初戦で、今年の日本ツアー初戦を制したタイのジャズ・ジェーンワタナノンドに、延長3ホールの激戦の末に勝利すると、あとは順調に勝ち上がりました。この選手は前週の「ISPS HANDAヴィックオープン」では37位でしたが、その前の世界のトップランカーが多数出場した「サウジインターナショナル」では、6位という好成績を残してます。世界ランキングも66位と上昇中で、今回ヨーロピアンツアーは初優勝でした。

なぜかISPS HANDA の冠スポンサーの試合は、ツアー初優勝となるケースが多い気がしますね。

 

 

日本選手では、池田勇太、片岡大育、川村昌弘プロの3人が出場し、池田勇太プロが3日目までで5位となり、最終日のマッチプレーにシード選手として進みました。しかし2回戦となる初戦で敗退し、上位進出はなりませんでした。

余談ですが、「サウジインターナショナル」では、ミンジー・リーの弟になるミンウー・リー(豪州)が、並み居る世界のトップ選手を横目に、単独4位という好成績を残しています。まだプロ2戦目だったそうですが、先ほどのネイリー・コルダといい、やはり血は争えませんね。ちなみにこの「ISPS HANDA ワールドスーパー6パース」では5位に入りました。

 

 

 

最後に忘れてならないのが、これらの大会とともに、障害者ゴルファー(ブラインドゴルファーを含む)をプロアマに招いたり、レッスンなども行われていたようです。30年前、国際スポーツ振興協会ができる前から、深見東州先生は、ブラインドゴルフの支援に取り組まれてきました。

 

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