G20世界宗教サミットが閉幕、日本における宗教の現状と役割について語る深見東州氏

G20世界宗教サミットが、無事、開催されました。後日内容についても詳しく紹介できればと思いますが、世界の宗教指導者と各国の政府関係者が、お互いのことを理解し、良い知恵を出していくことの必要性を思いました。そうじゃないと解決できない問題が多いのではないかと感じました。

しかし昔から、政治家や経済人は宗教のことを深く理解せず、避ける傾向もあるように思います。また特定の宗教だけに関わることで、いろいろな問題になることを恐れているのかもしれません。一方で、宗教家は政治や経済のことを深く理解できないためか、十分に国の政策に関与できないことへの不満があるのかもしれません。

宗教指導者は、弱者によりそい、道徳的な理想を説きますが、経済や政治は、合理性や、善悪含めた現実的な対応をしますから、すれ違いが生じるのも当然かもしれません。ワールドメイトの深見東州先生は、宗教とビジネスは矛盾するものではなく、区別して共存できると信じ、実際にそうされてきましたが、誰にでも簡単にできるほど甘いものではないことを痛感します。

今回のサミットでは、平和、人々、惑星というテーマに沿って、世界規模での様々な大きな課題があることを、改めて思い知らされました。ただ、その全てではないにしても、宗教指導者と政府関係者や財界人が互いを理解し合い、良き知恵を絞れば、解決に向かう課題も多いように思います。

 

 

G20世界宗教サミットのテーマとは関係ないですが、日本では宗教の扱いが、世界に比べるとかなり特殊だなとも思いました。

日本のマスコミやメディアは宗教を理解し、社会における宗教の役割を推進させるように持って行くことは、まずありません。何か問題が起きた時には、かなり大きく強調して報道しますが。

 

以前、ワールドメイトで深見東州先生が、マザーテレサの話をされたことがありました。

マザーテレサは来日した時に、日本は物質的に豊かな国で、食べ物に飢える人は少ないかもしれないが、精神的に飢えている人は大勢いることに気がつき、周りの人たちが手を差し伸べてあげなくてはならないことを伝えたそうです。そして、先進国では孤独という病が進んでいることを、マザーテレサは生前に指摘していました。その時の深見先生のお話では、たしか「都会の孤独をどう救うのか」という表現で話されていたように思います。

 

それで、最近のニュースを見て気がつきましたが、今、アメリカや英国などでも孤独という病が深刻な問題になっているそうです。で、日本ではどうかというと、その問題になっているアメリカや英国よりも、もっと孤独を感じる人が多いことも知りました。

2007年の、ユニセフの15歳を対象にした調査では、「自分は孤独」と感じている子供の割合が、対象となる24カ国中ダントツトップという結果が残っています。この24カ国は、欧米圏の豊かな国と、アジアでは日本だけを対象にしたものでした。2位のアイスランンドが10,3% なので、その約3倍の29,8%が孤独だと答えた日本は、異様なほど突出していました。

 

それは日本の大人にもその傾向があり、2005年の、OECDの社会的孤立に関する調査では、スポーツや教会、地域の文化活動など仕事以外の日常生活において、友人や職場の同僚などの知り合いに会っているかという質問に対し、日本は全てに対して「めったにない」「全くない」と答えた割合が、他の先進国に比べてダントツトップという結果でした。他にもいくつかの調査から、日本人で孤独を感じている人が多いという結果を、ネットでも見つけることができます。

3世代同居の時代から、核家族化の時代になり、さらに都会で一人暮らしをする男女も増えているので、それほど深刻ではなくとも、ふとした時に寂しいと感じるくらいでしたら、日常よくある風景なのかもしれません。その程度でしたらまったく問題ないかと思います。

 

また、反面、1人の方が束縛されることもないので、気楽でいいよという人も大勢いると思います。特に、日本の中高年の男性になると、若い頃から周りと協調して生きることを当然のようにしてきたと思いますので、老後はむしろ一人であったとしても、自由気ままに生きる方が楽で良いと、思う人も多いと思います。日本の場合、それほど面白くもない社交的な付き合いをするくらいなら、一人の方が良いと思う人が多いかもしれませんね。私もそうなりそうな気がします。

ただ、そうは言っても、じわじわと本当の孤独感に心を蝕まれている人も、おそらくかなり増えているのでしょう。中高年もですが、むしろ若年世代に早くから孤独感を感じる人が多いというのは、やはり気になります。何れにしても、最近問題視されている引きこもりのことなども含め、理由はさまざまだと思いますが、置かれた環境も事情も複雑で多様なので、今のところ有効な手立てがなく放置同然に近い状態と言えるのかもしれません。

 

 

ところでマザーテレサは、「世界で一番恐ろしい病気は孤独」とも言っていたそうです。極度な貧困や肉体的な病に苦しむ人に向き合ってきた人の言葉だけに、とても重い言葉だと思いますね。

ただ孤独といっても、日本と海外の国々では、その国の事情や国民の考え方も違うので、一概に同じように論ずることはできないかもしれません。それでも一般的に言われている解決方法としては、様々なコミニティに参加したり、スポーツや趣味で仲間と繋がったり、ボランティア活動に参加するなどが言われています。また、宗教的な集まりに参加するという意見も巷にありました。

それで、以前から新宗連が打ち出している国民皆信仰というものがあり、深見東州先生も前からそのことに賛同されています。ワールドメイトは新宗連には属していませんが、自分に合うところで良いから、何も信仰を持たないよりは、何かの信仰を持つ方がベターであるという考えは、このような日本人で孤独に苦しむ人を救う一つの鍵になるかもしれません。なんらかの宗教コミニティに参加するだけでも良いと思いますし、もし信仰心が芽生えたりすると、確実に孤独や不安に対して人間を強くすることも心強いです。深見東州先生も、都会の孤独を救うのが宗教の大事な役割でもあると言われていました。

 

それで、欧米でも孤独の問題が大きくなっているとはいえ、キリスト教が普及しているためでしょうか、日本よりは孤独に対するセーフティーネットの役割を果たせているのではないかと思われます。一方、日本のマスコミやテレビでは、宗教が孤独を救うなんてことは、まず言わないでしょう。放送コードなどの問題で、宗教のことをそのように取り上げにくいのかもしれませんが。

たまにおかしな宗教団体も出てきますが、それでも現実に、多くの宗教は孤独な人たちにとって、救いとなっている面もあるかと思います。社会で傷つき、家庭で傷つき、孤独感で心が病み、苦しんでいる人にとって救いとなっているケースは、どの宗教にもたくさんの例があると思います。

 

 

それから、孤独だけが原因ではありませんが、日本では自殺の問題もよくニュースで取り上げられます。2003年には年間3万4千人もの人が命を絶っており、最近は2万人を少し超えるくらいにまで減りましたが、働き盛りの50代を中心に、自殺者の割合も先進国では韓国に次いで高い数値です。この10年では14歳以下の自殺者が増えていて、若年層においては世界でもトップクラスの割合です。ただ、ニュースでよく取り上げられる、いじめを苦にする自殺が必ずしも多いわけではないようです。おそらく、自殺をする理由もいくつかが重なっており、複雑なのでしょう。

このような青少年の自殺の問題、働き盛りの自殺の問題にしても、その理由がなんであれ、宗教で自殺を勧めるところはありませんし、まともな宗教でしたら、自殺がいかにやってはいけないことかを、得々と話して聞かせるのではないかと思います。それによって、自殺を踏みとどまる人も多くなるように思います。宗教に入信すれば、絶対に自殺しないとはいいきれませんが、宗教的な教育によって、自殺願望から踏みとどまるきっかけになるケースは確実に多くなると思います。宗教だけで世の中の苦しむ人たちを救うことはできませんが、宗教によってしか、あるいは宗教が関わらなければ救われない問題もあると思っています。

 

以下のビデオは、深見東州先生が今回のサミット終了後にマスコミに話された内容になるそうです。宗教の役割について、短いですが明快に語られています。

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