ISPSハンダマッチプレー選手権の詳細が発表されましたので、今日はそのことを詳しく書いてみます。

 

ISPSハンダマッチプレー選手権

 

今年初めには、昨年までのグローバルカップをやめて、代わりにマッチプレーを開催することを聞いてました。報道で取り上げられていましたので、知ってる方もいたでしょう。

そして、先週都内のホテルで、記者会見が開催されたそうです。松山英樹プロが2位になった全米オープン終了後です。その内容が、複数のスポーツ紙や、ゴルフ関係のサイトで取り上げられていました。なぜ、今回はマッチプレーを開催することになったのか?その狙いについて、しっかりと書かれていました。

 

夕刊フジ2017年6月30日付紙面より

 

そのことにも後ほどでふれていきますが、とにかくいろいろな意味でこの大会が規格外の大会になることが、会見の様子を映像で見て初めてよく理解できました。

HANDA.TVで、その記者会見の様子を見ることができますが、国際スポーツ振興協会会長である深見東州(半田晴久)先生と、日本ゴルフツアー機構の大西久光副会長のお話を直説聞けば、いかに破格の大会なのかが理解できます。

 

以下にその内容を書くと、まず、そもそもなぜマッチプレーが日本の公式ツアーから消えてしまったのか。これは、なるほどそうだったのかと思いました。

テレビ局の放送に、マッチプレー方式は合わないからだそうです。流れるように進行していくストロークプレイに比べ、マッチプレーは、終わる時間が読みにくいようです。

そして、同時中継するとしても、マッチプレーの醍醐味の一つは心理戦にあるそうなので、同じ組をずっと追っかけていかないと、その面白さが伝わらないようです。現在のように、固定されたホールに来るプレーヤーを放映していくようなスタイルでは、どうも盛り上がりにかけてしまったようです。

それに持ってきて、もしも有名選手が早々と姿を消すことにでもなれば、当然視聴率は下がってしまうでしょう。テレビ放映するには、なかなかリスクが大きいということを知りました。

 

その辺りのことは、さすがに報道では書かれてませんでしたが、それだけ影響力があるテレビ放映を、深見東州先生はあっさりと諦めて、テレビ放映なくてもよいじゃないですかとJGTOに言われたそうです。

さすが深見東州先生だなと、ワールドメイト会員の私は思いますが、ふつうのスポンサーならば絶対ありえない発言でしょう。テレビ放映をしないことを進言するスポンサーなどいないと思います。

 

深見東州先生は、テレビ放映のためにゴルフを支援されているわけではありませんし、ISPSやご自身の宣伝のためにされているのでもありません。それはわかっていたことですが、日本のゴルフ界の向上のために、世界的な選手を育成するためにされているんだなと改めて確信しました。

そうでなければ、今季ツアー最高賞金という莫大な資金を提供しながら、テレビ放映しないという決断をあっさり言われるはずがないでしょう。

ゴルフの支援を、まるで売名行為のように思っている理解不足の人もたまにいるようですが、これで少しは理解できるかもしれません。

 

「テレビ放映と観客動員の2つを諦めました。そうすれば、JGTOだって本当はやりたいマッチプレーの火をともせる。普通のスポンサーは株式会社で営利追求型ですから、対費用効果を考えますが、ISPSは一般社団法人なので社会貢献を第一に追求します。ネスレとISPSでマッチプレーが国内に2大会あれば、ゴルフ界も活性化する。グローバルに活躍できる場になる。マッチプレーはゴルフの原点なのですから、ぜひやりましょうと。(半田晴久ISPS会長)

 

 

日刊ゲンダイ2017年7月1日付紙面より

 

それで、運営会社のダンロップや日本ゴルフツアー機構ともよく考えた末、マッチプレーによる試合を6試合くらいピックアップして、BS11で10月以降に放送するということになったそうです。

これだとマッチプレーの醍醐味である心理戦も含めて、しっかり楽しむことができるのでしょう。大西副会長は、3月に谷原秀人プロと、世界ランキング1位のダスティンジョンソンが死闘を繰り広げたWGCデルマッチプレーの試合を見たいと言われてました。結果がわかっていても、18ホールを全部通して見たいと思うそうです。

 

「先般(今年3月)、谷原選手が世界マッチプレー(準決勝)でダスティン・ジョンソンとすごい戦いをしたわけですが、テレビの同時中継ではワンマッチを続けて見れず、切れ切れになる。対戦する2人のメンタルな心の流れの全体が見られない。そこで今回は、最後の2、3日間の中で6ゲームをピックアップして、それぞれを60分番組としてフルに放送していただくことになった。テニスの錦織圭選手の試合でも、結果が出ていて録画とは分かっていても、ハラハラする場面を『ここがキーポイントだったな』という見方で楽しめる。ゴルフでも谷原選手とジョンソンの白熱した18ホールは勝負が分かっていても見たい。そういう興味を追求していきたい」(大西JGTO副会長)

 

谷原秀人プロによると、「マッチプレーはプレーオフがずっと続くような、メンタルが削られる戦い」なのだそうです。

ゴルフ評論家の宮﨑紘一氏は、「後がないマッチプレーは技術、駆け引き、闘争心、精神力、マネジメントなどすべての要素が必要な、いわば格闘技」とまで言われてました。

 

そんなマッチプレーだからこそ、今の男子ツアーに必要だと思われたのでしょう。世界で戦える日本人選手を育てるためにはマッチプレーが一番と、深見東州先生(半田晴久ISPS会長)は言われていました。大西JGTO副会長も、世界で勝つためにはここ一番でショットを決める力が必要であり、マッチプレーではそれが磨かれると言われていました。

ストロークプレーと違って、マッチプレーでは相手がバーディーを取れば、こちらもバーディを狙うかそれ以上を出さなければ負けてしまいます。ここは慎重にパー狙いでなんてことは、ストロークプレーではよくても、マッチプレーでは通用しないわけです。甘えが許されない厳しい戦いですね。

 

それがマッチプレーなわけですが、さらに今回は出場する104名が、最初から全てマッチプレー方式で戦うそうです。大西副会長によると、このようなやり方は、日本だけでなく世界でも知らないと言われていました。誰もやったことがない大会になるそうです。8名のシード選手は5回連続、それ以外の選手はなんと7回連続でマッチに勝利しないと優勝できないわけです。

 

3月の、谷原秀人選手が4位になったWGCデルマッチプレーでも、予選で3マッチ、本戦で4マッチ、計7マッチを戦ったと思います。しかし予選の4名グループでの総当たりで、引き分けや負けがあったとしても、1位通過すれば本戦に出ることができました。しかし今回は1回でも負けるとそこで終わりになるという点で、さらに厳しい戦いになると言えそうです。

 

このような、どこにもなかったマッチプレー開催が実現したのは、大西副会長と深見東州先生の、既成概念にとらわれないという部分が一致したからのようです。

 

「大西さん、80歳になられましたけど、頭はシャープで説得力はあるし、行動力が早くて斬新な、いまだかつてなかったものをやるスピリットがある方です。私と小学校が同じなんですが、大西さんのおかげで前人未到の新しい枠組みができました」(半田晴久ISPS会長)

 

それから、今回の賞金総額は2億1千万という国内最高額になりますが、その理由も言われていました。以前HEIWA・PGMチャンピオンシップが賞金3億を出すと言ったことがあるそうです。しかし、一つの大会が突出すると他のスポンサーが困るということでJGTOが断ったそうです。

ですので、いきなり上げるからそうなるので今回はちょっとだけデベソを出しましたと言われていました。深見東州先生(半田晴久ISPS会長)は、来年以降も少しづつ増額していくそうです。他のスポンサーさんを刺激しつつ、他のスポンサーも少しづつ増額してくれるようになれば、3億くらいのトーナメントになるとヨーロッパからも優秀な選手が参加するようになり、コンサンクション(共催)ができるようになるかもしれません、と言われていました。

 

ちなみに今回の優勝賞金は5000万になります。ふつうは総額の2割が優勝賞金になるそうですが、今回は、8月と9月の2回に分けて開催され、のべ7日間の戦いになるからのようです。

国際スポーツ振興協会所属の谷原秀人プロは、「優勝すれば賞金王に近づく。みんな目の色を変えてこの試合に照準を合わせてくるでしょう。」「マッチプレーで勝つには体力とメンタルが必要で、日本の選手もどんどん強くなっていくんじゃないかな」と話していました。

 

【ISPSハンダマッチプレー選手権】

開催コース:浜野ゴルフクラブ(千葉県・市原市)
賞金総額:2億1,000万円
優勝賞金:5,000万円
出場人数:104名(シード8名+1回戦出場者96名)

日程
8月1日(火)1回戦 48マッチ
8月2日(水)2回戦 24マッチ

※24名が3回戦進出

※1、2回戦は一般非公開

9月6日(水)3回戦 16マッチ

※24名+シード選手8名(池田勇太、谷原秀人、金庚泰、小平智、宋栄漢、片岡大育、今平周吾、S・ノリス)が参加

9月7日(木)4回戦 8マッチ
9月8日(金)5回戦 4マッチ
9月9日(土)準決勝、5位タイ・7位タイ決定戦 4マッチ
9月10日(日)優勝決定戦・3位決定戦 2マッチ

※インターネットテレビ局「FRESH! by CyberAgent(通称/FRESH!)」で、9月9日(土)準決勝、10日(日)優勝決定戦をライブ配信予定

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