JGTOとISPSのコラボ第2戦「ISPS HANDA コロナに喝!! チャリティーレギュラートーナメント」

ゴルフ界の窮状を見かね、今年後半から立て続けにプロゴルフトーナメントを主催してきた国際スポーツ振興協会ですが、11月10日の「医療従事者応援・ISPS HANDA ゴールデン・ミックス・トーナメント!!」をもって、今年の全ての予定を終えたということです。

今回はその前々週の10月29日から31日まで、日本ゴルフツアー機構との共催で福島県五浦庭園ゴルフカントリークラブで開催された、「ISPS HANDA コロナに喝!! チャリティーレギュラートーナメント」について書いていきます。

沖縄出身の比嘉一貴プロが優勝

3日間一度も首位を譲ることなく、比嘉一貴プロが優勝しました。今年初めに結婚しながらコロナのために披露宴もできない状況で、今回の賞金で大変な思いをさせている妻にプレゼントをしたいと語っていました。その奥様は最終日に興奮して2時間しか眠れない中、東京始発で福島まで駆けつけたそうです。それを聞いて「これは期待しているな、負けられない」と、パワーをいただいたようですね。優勝おめでとうございます。

表彰式での優勝スピーチでは、「次々に試合が中止になって、すごく厳しい状況にいました。プロになって試合があるのが普通だと思っていたのですが、試合があるのが当たり前ではないことに気づかされました。このトーナメントを開催してくださった方々に感謝いたします」と、現在のプロゴルファーたちの気持ちを代弁するかのようなスピーチをしていました。インターネットで中継を見ていたのですが、実感がこもっていたのか胸にジーンときました。

そしてISPSの大会では恒例となっている優勝カブトが贈呈されました。なぜトロフィーではなく兜にしているかというと、半田晴久会長(深見東州先生)によるとこれにも意味があるそうです。一つは「ゴルファーというのは芝生の武士(もののふ)です」と、言われていました。ゴルフはコース、そして自分との戦いですが、武士はただ戦うのではなく、仁義と礼節をわきまえているもので、ゴルファーもそうであってほしいという、その象徴としての兜になるそうです。

もう一つは「勝って兜の緒を締めよ」と、優勝に満足することなく、ますます精進してほしいというメーセージが込められているそうです。さらに、日本人のアイデンティティーと誇りを持って世界で戦ってほしいとも言われていました。

ちなみに半田晴久会長(深見東州先生)は、いつも表彰式に羽織袴を着て臨まれます。これも日本人のアイデンティティーに誇りを持つという意味では同じだと思います。会長によると、羽織袴を着ると海外の人も一眼で日本人だとわかってくれるそうです。中国人や韓国人、ベトナム人と間違われる事もないようです。

そして羽織袴は、日本人の第一正装です。以前、宮中晩餐会に招かれた時も、タキシードか羽織袴着用になっていたそうです。公式の場に参列するときには、海外の要人もナショナルドレスを着ますよね。そういうことで、これは観客やゴルファー、会場の関係者の皆さんへのリスペクトなのです、と言われていました。

さらに付け加えるなら、能楽師でもある深見東州先生にとって、羽織袴は5分位で着れるものであり、リラックスし、かつ引き締まるそうです。

国際スポーツ振興協会主催のトーナメントの特色

このトーナメントだけでなく、今年開催されたISPS主催のゴルフトーナメントに共通していたことは、一つはコロナに喝、一つはチャリティ、そしてもう一つはお祭りだったと思います。

チャリティー精神を日本のゴルフ界に根付かせる試みは、これまでも半田晴久会長(深見東州先生)が推し進めてきたことです。今年は新型コロナの感染拡大により、医療機関の負担が大きくなっていた事もあり、全試合で全てのゴルファーが賞金獲得額に応じて、医療機関などへの寄付をスムーズに行える仕組みを整えました。

これまで、チャリティをしたいという気持ちがあっても、なかなかどのようにすれば良いのかわからないでいた選手も多く、今回のチャリティによって社会とのつながりや、社会に貢献していることを実感できたと好評だったようです。

これらの試合を通じて、おそらく3000万くらいの規模のチャリティーになったのではないかと思いますが、それ以上の波及効果が今後期待されると思います。

そして2つ目の特色ですが、「コロナに喝」という言葉には、半田晴久会長(深見東州先生)によると3つの意味が込められているそうです。一つ目は「ウィルスに喝」。こんなウィルスなんかに負けてたまるかということで、できるかぎりの対策を工夫し、完全にウィルスを封じ込めました。これまで一切感染者が出ていないそうです。これからも一切出さないよう、ますます封じ込め対策が練られていくと思います。

2つ目は「プロゴルファーに喝です。コロナ禍で元気をなくしたプロゴルファーに蘇って欲しいという意味での喝です。そのためにも多くの試合を幅広い選手層を対象に開催し、また予選落ちした選手にも一定の金額を支給するなど、少しでも元気を与える方策を取られました。

そして3つ目は、「ゴルフ業界に喝」です。ゴルフ業界は相次ぐトーナメントの中止で大ダメージを受けています。開催されても無観客で行われています。そこで1日でも早くゴルフ業界に活性化してもらうためにも、有観客試合を行うなど、他のトーナメント開催に良い流れができればとの思いがあるそうです。

大会に共通する特色の最後は、ISPS主催のトーナメントには毎回お祭りのような楽しさがあることでしょう。お祭りの縁日のようだという人も多いそうです。開催時期や規模によっても異なりますが、来場した観客には様々な有名店の弁当を日替わりで支給し、アイス、果物、焼き芋、おでん、豚汁、ぜんざいなどの食べ放題などが楽しめます。今回も、食べ放題コーナーには連日多くの人が詰めかけていたそうです。

それ以外にも、B級グルメの味を極めた焼きそばやカレー、素麺などの模擬店もあります。ハロウィンの季節には飾り付けやコスプレ、お菓子のプレゼントもありました。子供づれ、家族づれで楽しめるお祭りのような感じだと言えますね。

さらに、サンバダンサーズやチアガールを呼んだり、最近はポールダンサーもゲストで招きました。プロのゴルフ競技を観戦するだけではなく、エンターテイメント性も実験的に取り入れるなど、新しいゴルフ文化を追求しているように思います。もちろんゴルフ場に対して最低限の礼節と道義を守ってのことだと思います。そうやって、観客を楽しませることを考えることで、コロナ禍で出不精になった人にも、行ってみたいという気を起こさせているのは間違いないと思います。

さらに観客に対するサービスにとどまらず、出場するゴルファーに対するホスピタリティーも実行されています。まず観客へのサービスと同じものが、ゴルファーや関係者にも振る舞われます。さらに女子プロの試合では、銀座の高級パンの食べ放題を用意して選手をもてなし、男子プロの場合は、カンパチやシマアジ、伊勢海老、ウナギ、アワビなどの高級魚介類が釣れる生簀釣を用意し、毎日3匹まで捕獲できるようにしていました。しかも釣った魚をその場で処理し、クール宅急便で送ってくれるという、至れり尽くせりのサービスつきです。

そのため今回も、連日早くからゴルファーが訪れ、真剣に釣りで盛り上がっていたそうです。そうやって出場するゴルファーも喜び、楽しめる事で、観客へ向ける気持ちも優しくなり、楽しい気持ちが伝わり、会場全体が温かいムードで包まれていく効果があるとのことです。家族がいるプロゴルファーでしたら、奥様にもきっと喜ばれるでしょうね。

最終日は1800人ほどで、3日間トータルでは3158人の人たちが訪れたそうです。来場した人たちも、とても喜んでいたそうです。このくらいの規模でしたら、やりやすい面もあるとは思いますが、好評につき来年もホスピタリティーに関しては継続していきたいとのことでした。

夕刊フジ2020年11月13日付紙面より
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