3月18日に行われたWSD主催による「世界の医療と、国際政治」サミットに参加して思ったのが、感染症の問題は、地球温暖化とも大きく絡んでくることでした。気象の専門家から首都圏の夏は亜熱帯化しつつあると言われて久しいですが、その時、気候変動に伴い、熱帯地方の感染症が首都圏にも、次々とやってくる可能性があると警告していたと思います。

一昨年の代々木公園では、デング熱の媒介になるヒトスジシマカによって、国内での感染者が69年ぶりに発生しましたが、熱帯地方に住む、もっと強力に媒介するネッタイシマカも、今後流入してくる可能性があると言われていました。じわじわとそのようになってくるのかもしれません。気候変動に伴い、感染症の地域も拡大するという事実に改めて薄ら寒さを感じます。もちろん、温暖化に関係なく、交通が便利になり、グローバル化した現在では、どこの国であっても、感染症が広がる危険は避けようがありませんが。

「世界の医療と、国際政治」サミット

スポーツニッポン2016年2月24日付紙面より

深見東州先生は、このサミットの最後のセクションで、突発的に感染症が発生した場合の、それを封じ込めるためのユニークな提案をされていました。

米国には、CDCという、映画などにも登場してますが、感染症対策の連邦機関があります。医療のグリーンベレーとも言えるような、国益を守るために、遠隔地に発生した感染症でも直ちに対処し、封じ込める専門の組織です。15000人もの人たちが従事する巨大組織で、1946年の設立以来、現在まで、健康に関する、有害で原因不明の脅威などから人々を守るために、決定的な役割を果たしてきたということです。特に危険な感染症に関しては、現在CDCに依存しているそうです。

エボラなどの毒性や感染性が最強クラスであるバイオハザードレベル4に対応できる、レベル4実験室も備えており、撲滅されたという天然痘などの危険なウィルスの保管もしているそうです。他の先進諸国にも似たような組織はあるようですが、米国のCDCが圧倒的な実績と力を持つようです。日本には、このレベル4実験室がようやく2015年から稼働し始めたばかりだそうで、このCDCのような組織を作ろうという話も出るけども、自衛隊と一緒に行動しなくてはいけないなど、クリアしなければいけない課題も多く、これから着手し始めるところなのだそうです。また、多額の資金が必要になるでしょうけど、アメリカだけに任せておくわけにはいかない分野だと思います。CDCは、アメリカ国民の国益のために設立されてるもので、今は世界のどこで感染症が発生しても、米国民の命まで危うくなるため、どんな国にでも出向いていますが、やはり日本でも独自に持っていないと危険でしょう。毎年のように、次々と新たな感染症が出現しますし、エボラのように、再流行するものもあります。ワールドメイトでも、強毒性の鳥インフル発生の時には、ずいぶん懸念しましたが、あのような危険な感染症は、今後とも度々出現し、人類の脅威になってくるのは、専門家も指摘する通りであり間違いないと思います。

ですから、このサミットで深見東州先生が、このような提案をされたのも、時宜を得たものだと思います。提案というよりも、実現に向けて急がれる課題ですね。先進各国がこのような機関を持つことで、感染症対策でグローバルに協力し、もっとスピーディーに封じ込めていくことが可能になるのではないでしょうか。今回のサミットでは、WHOの機能不全となっている部分に触れる発言も出てました。国連組織のことはよくわかりませんが、さしあたって、各国の協力体制が絶対に必要な分野なだけに、そして、大げさでなく将来の人類の存亡に関係する問題になりかねないものだけに、今回のサミットで出てきた課題は極めて重要なものだと思います。

ちなみに、CDCは、「万が一、ゾンビが街中をうろつくような事態が発生しても、米疾病対策センターは病気が流行した時と同じくきちんと調査を実施します」と請け合っているそうです(笑い)。そういうジョークを日本の役所でも言えると楽しいですね。

「世界の終末予言」が広がる米国の疾病対策センター、ユーモラスな「防災のすすめ」

【5月21日 AFP】米国の一部の人びとの間でこのところ「世界の終末が近い」という噂や予言が広がっているが、米疾病対策センター(CDC)は今週、公式ブログに「たとえ『ゾンビによる世界の終末』が来ようとも備えることはできる」という、ユーモラスな防災アドバイスを掲載した。

米疾病対策センターのアリ・カーン(Ali Khan)医務総監補が書いたアドバイスは、「わたしたちが備えることができる緊急事態にはいろいろなものがあります。『ゾンビによる世界の終末』を1つの例として取り上げてみましょう」と始まる。

「あなたはこれを読んで笑っているかもしれませんが、その時が来れば読んでおいて良かったと思うでしょう。現実の緊急事態にどう備えるか、いくつかのことも学べるかも知れません」(アドバイスの冒頭より)

カーン氏は、「(映画や文学といった)大衆文化の中で『ゾンビ』が市民権を得るにつれ、ゾンビによる世界の終末が訪れるかもしれないという考えが現実味を帯びてしまった」例をいくつも挙げた。

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