さまざまな方面において、驚くような芸術・創作活動を行う深見東州先生ですが、ここでは、能楽師、京劇俳優、オペラ、創作バレエ、劇団、パントマイム、ギャグパフォーマンスなどなど、舞台俳優、パフォーマーとしての活動を紹介します。
能楽師
能は深見東州先生が同志社大学在学中、20歳の頃からはじめます。大学生活も後半になると、ESSの部長として400人の大所帯を率いることになります。また大学中に茶道にも取り組みます。大学卒業後はオペラや京劇にも取り組むことになります。
後に学生時代に培った英語力が、海外活動に大いに役立つことになりますが、まず西洋人が大事にしているオペラや油絵を披露し、相手の国の文化や芸術を理解しわかちあった上で、その後に日本文化である能や茶道、水墨画を表現してみせたそうです。そうすることで、世界的な文化人として認めてもらえるとのことでした。また、よき友人になれるのですと語られています。
能楽師として初の舞台(シテ)は1996年、45歳の時になります。1998年には、宝生流嘱託免状を取得します。同年、宝生東州会を発足し、1500人の弟子を有する日本(世界)最大の能楽団体に成長していきます。
同じプロの能楽師と比べても、かなりのハイペースで能の舞台を重ねてきました。節目となる習物(特別に許しがなければ上演できない曲)を、披き(ひらきもの)と呼びますが、能楽師として、それを無事に演じ終えると、一段格が上がってみられます。もちろん、それにふさわしい技量や、人格的にも高いレベルが要求されます。
能楽シテ方の披き(ひらきもの)には、「石橋(しゃっきょう)」「道成寺(どうじょうじ)」「猩々乱(しょうじょうみだれ)」「翁(おきな)」などがありますが、深見東州先生は「道成寺」以外は、順々に演じてこられました。
そして、宝生流宗家とともに世界にも能楽を広めていきます。ニューヨーク国連広場、エジプトのスフィンクス、カンボジアのアンコールワット、そして中国などでも能楽公演を行ない、自ら舞台に立ち演じてきました。
国内でも、多くの能楽公演を開催し、舞台に立ちました。中でも1998年からは、深見東州先生が会長を務める世界芸術文化振興協会主催の「東京大薪能」が、広く能楽を知ってもらう目的で開催され始めます
各流派の重要無形文化財保持者が演じる能楽公演を、都庁都民広場やお台場などで無料で開催し、多い時には6000人を超えるなど、多くの来場者で立ち見が出るほどの大盛況になることが多かったです。
この「東京大薪能」は2022年までに18回開催され、第9回まではシテを務め、それ以降は能楽の解説者として、難解な能の魅力を観衆に伝える役を担い、わかりやすいと好評でした。
トータルでは、2022年までに43回のシテを演じると同時に、能楽の振興と普及に大いに貢献してきました。
ユニークな試みとしては、能楽とバレエの融合。能楽と京劇との共演、オペラの舞台に能を取り入れるなどの取り組みも、意欲的に行ってきました。
京劇俳優
深見東州先生は中国の伝統歌劇である京劇俳優でもあります。「なんでもやってみないとその良さはわからないということで、1999年48歳で中国の京劇界の泰斗と言われる王金璐氏(2016年6月1日没)、及び葉蓬氏に入門し、本場の京劇の指導を仰ぎます。
その当時は、能楽やオペラという舞台芸術にも取り組むなど極めて多忙な時期でしたが、短期間で上達し、半年後には京劇の主役としてデビューします。
以後数年間、日本や中国、オーストラリアなどで京劇舞台の主役を務めます。2002年開催の中国中央電視台(CCTV)主催の「第4回国際京昆アマチュアテレビ大コンクール」では、参加者1000人の中で最高位の金賞を受賞しました。プロの実力があることが認められ、同年に北京市立北京京劇院二級京劇俳優に認定されています。
「古城の再会」や「関津口」の関羽役を得意とし、国際舞台でも高い評価を得ました。王金璐氏が教授を務める中国国立戯曲学院(京劇の最高の大学)では、客員教授に就任し、主に能の講義や実演を行い、京劇やオペラや能における比較講義や実演なども行いました。
オペラ歌手
オペラ歌手としては、2024年現在、シドニーオペラハウス専属国立オペラオーストラリア主席総裁、およびゲストアーティストの肩書きを持ちます。中国の二大オペラ団の一つ、国立歌劇舞劇院の正団員となり、2002年には国立歌劇舞劇院一級声楽家として認定されています。
オペラ公演の初舞台は1997年の日本語のオペラ「俊寛」になります。それ以降、ヴェルディの「ナブッコ」「ファルスタッフ」「リゴレット」「椿姫」、モーツァルトの「魔笛」「ドン・ジョバンニ」「フィガロの結婚」、ドニゼッティの「ドン・パスクワーレ」、プッチーニの「ラ・ボエーム」、そして創作オペラの「楊貴妃」「聖徳太子」などに出演し、多くはタイトルロールを務めました。
オペラ歌手としての詳細は、以下のサイトに書いてますので、そちらを参照してください。
有明教育芸術短期大学教授として、しばらく声楽の指導にあたっていました。また、音楽界への功績として、これまでにジュリアード音楽院名誉人文博士、ジュリアード音楽院学長賞を授与されました。また、西オーストラリア州芸術文化功労賞、ジョン・サザーランド特別賞が授与されています。
バレエダンサー
1990年代に、バレエとオペラ、バレエと能、バレエと華道を融合させた創作バレエ舞台をいくつか展開してきました。そのうち、ロシアのバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤを招き共演した2度の舞台は、特にすばらしい舞台でした。
1993年のオペラバレエ「天の安河のうけひ」では、マイヤ・プリセツカヤはアマテラスオオミカミ役を、深見東州先生はダンサー兼歌手としてタジカラオ役を演じました。
2000年の創作能・バレエ「羽衣」では、マイヤ・プリセツカヤは天女の役を、深見東州先生は能楽師として白竜の役を演じました。
その後20年を経て2021年からは、東京芸術財団と株式会社ミスズによるクリスマス展示会において、毎年、オリジナルなバレエ舞台を開催しています。
2021年は「白鳥の湖」のロットバルト役を、2022年は「コッペリア」よりコッペリウス役を演じました。こちらは新たに創作された内容でした。また2023年は深見東州先生台本による創作バレエ「雌鶏と子供たち」が上演され、雌鳥の役で出演しました。
これらのクリスマスのバレエガラは、プロが演ずる見応えある人気演目が上演されると同時に、バレエに関心が薄い人にも親しめる創作的な演目が加えられた、本格的なバレエと楽しく面白いバレエが満喫できる舞台となっています。
劇団・パントマイム・漫談家
後日加筆します。