トヨタ社長による、ロバの話がメディアに載っていました。
「ロバを連れながら、夫婦二人が一緒に歩いていると、こう言われます。
『ロバがいるのに乗らないのか? 』と。
また、ご主人がロバに乗って、奥様が歩いていると、こう言われるそうです。『威張った旦那だ』。
奥様がロバに乗って、ご主人が歩いていると、こう言われるそうです。『あの旦那さんは奥さんに頭が上がらない』。
夫婦揃ってロバに乗っていると、こう言われるそうです。『ロバがかわいそうだ』。
要は『言論の自由』という名のもとに、何をやっても批判されるということだと思います。
最近のメディアを見ておりますと『何がニュースかは自分たちが決める』という傲慢さを感じずにはいられません」
たとえが面白い記事でした。何をやっても批判されるというよりも、人はネガティブなニュースを好んで見てしまう事実があるから、メディアのニュースもそちらに流れてしまうのだろうと思います。
ただ中には、ある目的に沿って、一部だけを切り取り意図的に報道するなど、本来の内容や事実とは違う印象を読む人に与えていることも事実ですが。
●メディアの報道がもたらした宗教のイメージ
ワールドメイトに入会し、過去にワールドメイトに関する様々な報道を見てきたワールドメイト会員としては、以前からわかっていたことではありますが、ようやくそれを、有名企業のトップも、堂々と口にするようになったのかと、時代の変化を感じました。
それでもメディアの報道がなければ、情報を得るのにも不便ですから、しっかり利用しますけどね。またメディアの報道によって、社会の歪みが正されたりしますので、その役割は肯定的に見ています。
新興宗教に関しては、過去にいくつか反社会的な団体もあり、メディアによるパッシング記事を昔から多く見かけました。それは概ね正しい報道が多いと思いますが、そのため多くの普通の宗教団体まで、世間から同じように怪しく思われてしまう弊害も招いたように思います。特に、オーム真理教の事件後はその傾向が強くなってきたと感じました。
私がワールドメイトに入会したのは、その事件のずっと前でしたので、宗教団体に対する偏見はそれほど強くなかったように思います。もし、それ以降にワールドメイトに出会っていたら、なんらかの先入観を持ってしまい躊躇したかもしれませんが。
また、最近はワールドメイトに対して、以前のような偏見的な内容の記事は見かけなくなりましたが、新興宗教というだけで、ある種の偏見を持つ人が多いのは、それほど変わってない気もします。
●ワールドメイトからの支援は純粋な浄財
深見東州先生が会長をされている国際スポーツ振興協会は、スポーツを振興する目的で創立された一般社団法人ですが、宗教が関わっているのではないかと偏見を持って訝しく見る人もいるそうです。東京ヴェルディのメインパートナーになった時も、あるいは国内のゴルフのトーナメントにおいても、そのような目で見られることがあったそうです。
深見東州先生は、宗教以外にもスポーツや芸術、学術、福祉活動など、多くの分野で社会に貢献されてきましたが、今でもよけいな世間の偏見にさらされ大変だなと思います。長い間に醸成された新興宗教へのある種の思い違いは、やはり長い時間をかけて払拭されていくものでしょうから。いずれは無くなっていくとは思いますが。
ISPS の謎と題した記事にも、そのような偏見に対する、さまざまな説明が書いてあります。
そこにワールドメイトからは、特にたくさんの寄付をいただいていると書かれています。全体としては5000を超える国際スポーツ振興協会の個人会員・企業・団体会員からの寄付により、国際スポーツ振興協会の資金が調達されていることが書かれています。
ワールドメイト会員は、ワールドメイトに何らかの寄付を自らの意思で行なっています。そしてスポーツの振興や、あるいは芸術の振興、福祉活動などにも、その浄財が使われていることを知っています。そしてほとんどの会員はそのことに賛同しています。それらの寄付金が、社会的に弱い立場の人たちを救済するために使われたり、あるいは国民の生活を豊かにする活動に使われることの意義を理解していると思います。
にもかかわらず、新興宗教からの寄付金を、まるで怪しい資金かのように思う人がいるのでしょうね。とても残念なことですが、これは偏見と言えますね。あるいは新興宗教の信仰を持つ人に対する蔑視的な意識があるのでしょうか。
●スポーツによって救われる命もある
ワールドメイトの浄財は、当然不正に集められたものではなく、純粋な本人の意思による寄付になります。だからこそ、できるだけ社会に還元できるように、スポーツや芸術、福祉活動などに多くを使われているのだと思います。ワールドメイトは宗教団体ですが、純粋な宗教活動のためだけに資金を使わずに、そのようにされるのには深い意味があると思います。
それは、世の中には宗教で救われる人もいますが、スポーツで救われる人、芸術で救われる人、福祉活動によって救われる人もいるからだと思います。世の中には宗教だけでは救われない人も多いですからね。宗教も大事ですが、障害者スポーツを含め、スポーツで人々が救われることを、深見東州先生はたくさん見てこられたのでしょう。だからこそ、スポーツの振興に力を入れ、国際スポーツ振興協会を設立されたのだと思います。そして、ワールドメイト会員も、その活動に賛同していますし、できることがあれば協力したいと思っている会員も少なくないと思います。
Embed from Getty Imagesやり方にもよると思いますが、スポーツを行うことで、青少年の犯罪が激減することもわかっています。また、スポーツを通じて、地域社会や、時には国民が一つになってまとまることもわかっています。『インビクタス』という映画を見ると、南アフリカのアバルトヘイト政策撤廃後、黒人と白人の対立の解消に、ラグビーが果たした役割の大きさが描かれています。
同じく南アフリカでは、サッカーをしたいために子供が勉強するようになり、スポーツを通して社会のルールや礼節を学び、良い社会人になることを学びます。スポーツの持つ力に対して、国連機関や国の指導者、ローマカトリックから、民間の組織まで色々な組織が注目して実際に取り組んでいます。スポーツで救われる命もある、スポーツによって社会が良くなる、そんな例が世界中にたくさんあるわけですね。スポーツの持つ可能性は、ますます理解され、大きくなっていくのではないかと思います。
ワールドメイトは、世の中の人々が幸せになり、社会が良くなるのであれば、宗教に拘泥せず、様々な活動を支援する考えだと思います。現実に、宗教だけで世界が救われる状況とは思えませんからね。最終的には政治や経済がよくならないと救われないと思いますが、それは次元が大きいため、スポーツや芸術文化、福祉活動など、現実的にできることを支援するのは、宗教団体としてあるべき正しい行為ではないかと思います。