ワールドメイトの深見東州先生は宗教的な天才だと思いますが、現実社会における実力も素晴らしく、あの世のこともこの世のことも、両方において圧倒的な実力を持つ、世界の実力者たちも驚く天才的な人物だということを前回書きました。
ではなぜ神霊家、宗教家として十二分に実力があるのに、現実的なことにまでこれほど精進努力されるのでしょうか。普通ならば、そこまで努力する必要は無いようにも思えます。
それは深見東州先生が、本気で世界を良くしたいと思ってあるからだと思っています。というより、それ以前に、世界をよくしたいというのは、神様の長年の願いだからかもしれません。神様はこの世的に見れば手も足も無いわけですから、また、この3次元の世の中のことは、人間が主宰するという原則があるので、世の中を良くしたいと思っても、そのためにはだれかその役割を担ってくれる人が必要になります。だからそういう優れた人がいれば、神様もその人を応援して世の中をよくしたいと思うのではないでしょうか。そこで神様から白羽の矢が立つ人が、その時代において出てくるのでしょう。今は、深見東州先生に、そんな白羽の矢が立っているのだと思います。理由は、それに値するだけの素直な素質と努力する才能があったからとしか言いようがありませんが。
もし真剣に世界を良くしたいと思うのなら、何が大事なのでしょうか。神様への信仰でしょうか。もちろんそれは大前提として最低限必要なものだと思います。しかし、いくら信仰心が篤く、神霊能力が備わり、未来をある程度予見できたとしても、それだけで世の中を良くすることはできないでしょう。過去から現在までに、いろいろな神霊家、預言者が出てきて未来への警告を発してきたようですが、だれも世の中すべてを平和に変えた人はいませんでした。
しかし、部分的に影響を与えた人はたくさんいたと思います。たとえば日蓮上人は元寇を予言し的中させました。そして、後々の日本の宗教に強い影響を与えるほどの偉大な足跡を残し、今日までもその影響は、良しにつけ悪しきにつけ強く残っています。
出口王仁三郎も、先の第二次世界大戦の敗戦を予知しました。戦前戦後の日本と世界の宗教界に、大変な影響を与えた偉大な宗教家だったと思います。宗教以外のことでも、人間としてのスケール、実力など、とてつもない人物だったと思います。それでも日本も世界も、平和にすることはできませんでしたが。
それから宗教家ではありませんが、聖徳太子は未来記において将来の予言を残したと言われていますが、実は類い稀なシャーマンだったようです。当時は為政者として、日本の政治や文化、宗教、皇室の様々な基礎を作り上げてきました。それは今日においても活かされています。もし当時の日本で、大和朝廷を中心とする中央集権体制づくりをすすめなかったら、中国の属国になってしまっていたかもしれません。
また、仏教文化を日本に積極的に取り入れる一方で、神道の奥義を皇室の伝統に残さなかったら、神道は外来の宗教に席巻されていたかもしれません。いろいろな説や考え方があるでしょうけど、個人的にはそのように信じています。影響力は日本国内だけとはいえ、もっとも素晴らしい足跡を残した一人ではないかと思っています。
それで、このような歴史から学べることは、世の中を良くしようとした先人たちは、改めて言うまでもありませんが現実社会における圧倒的な実力を持っていたということです。単なる宗教家として、シャーマンとしての実力だけでは、国や世界を平和に導こうとしても無理なのではないかと思います。それが、紛れも無い事実なのではないかと思います。ですので深見東州先生も、現代にあわせた形で、あらゆる方面においての社会的実力を身につけるべく、努力研鑽を惜しまれないのではないかと思っています。