深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
ワールドメイトと国会議員・地方議員の関係

昨年、光文社のFLASHからの取材に対し、ワールドメイトが回答したものがインターネット上に公開されています。4つの問いがありますが、うち2つは旧統一教会に関するもので、あとはワールドメイトと政治家の関係について、また、宗教と政治の関わり方についての問いでした。

その中から、ワールドメイトと政治家の関わりについて回答したものを紹介したいと思います。

FLASHへのワールドメイトの回答

貴団体は、国会議員や地方議会議員とどういった関係を構築なさっているでしょうか
 まず、私達が政治について、厳守している原則があります。それは、敵視するものではないが、あり方として、「創価学会のようであってはならない」、また「旧統一教会のようであってはならない」、という点です。すなわち、信者を政治活動に動員したり、特定の党や政治家への投票を促したり、選挙中に政治家の演説を聞かせたり、選挙活動のボランティアに駆り出すことは、一切しないという事です。それを強要することは、私達にとっては、宗教活動とは関係無い要素だからです。我々なりの、政教分離の実践です。

 ワールドメイトは「来るもの拒まず、去る者追わず」と、常日頃言う通り、束縛したり、強要したり、脅迫したりせず、自由と自主性を重んじる宗教です。それは、神社や神道のあり方に倣(なら)うからです。寄付行為ひとつとっても、「強要されて寄付されたものは、神様は全く喜ばない」と、常に信者に言っています。それは、神仏は神霊界におられ、人々の神霊界である、心や気持が誠であり、喜捨する気持でないと、神霊界に瓦礫(がれき)を積むようなものです。それを、神仏が喜ぶはずがないのです。神仏が喜んでこそ、お金が浄財になるのです。我々は、そう考えます。まして、「どこどこの政治家に投票しなさい」とか、「選挙活動を手伝いに行きなさい」とかの強要を、神仏が喜ぶとは思えません。自分の心が納得し、喜んでやってこそ、神仏も喜ばれるのです。

 しかし、政治に無関心で良いかと言えば、それも極論に過ぎます。なぜなら、政治とは好き嫌いではなく、興味のあるなしでもないからです。三権分立の立法を司るもので、行政や司法にも影響のあるものです。だから、日本や世界にとって、世の中をより良くするためには、必要不可欠なものです。そのためには、与野党が拮抗することで、健全な政治が行われると私たちは考えます。ですから、特定の党に偏った支援は考えてません。

 だからこそ、本当に社会に有為な政治家を、与野党に関係なく、超党派で応援してるのです。それは、健全な政治で日本が良くなり、社会が良くなってほしいと願うからです。また、特に志ある落選議員は、いつか世に出て、大きく社会に貢献してほしいと願い、超党派で応援しています。

 ただし、応援と言っても、政治資金規正法に則り、法的に問題のない形での、財政面のみであることは前述の通りです。ワールドメイトが、各政党への献金額が多いと思えるのは、信者を政治活動にかかわらせないための、財政支援のみだからです。「選挙や政治活動に関する動員、投票やボランティアなどは、他の宗教団体にお願いして下さい」と、全ての政治家に明言し、宣言しています。これが、ワールドメイトの、国会議員や地方議員との関わり方であり、関係構築のあり方です。

ワールドメイトには選挙活動が存在しない

明確に回答されているので、そもそも僕が付け加える必要など無いわけですが・・。

上に書かれていることは、僕自身、30年余りにわたって見てきましたけど、全くブレずに実行されてきたことです。誰に聞いても100%嘘偽りのない回答だと言えます。

深見東州先生ほどの方になると、政治家さんたちの興味と関心の対象になったとしても不思議ではないでしょう。いろいろなシチュエーションで、知り合う機会も当然出てくると思います。その中で、深見東州先生もこれはと縁があった政治家さんとのお付き合いが始まったり、ワールドメイトで支援するというのも自然な流れだと言えます。

別に共産主義国ではないわけですから、民主国家であり、政教分離の原則に抵触しない範囲で、宗教が政治と関わることは、本来何も問題ないわけですが、関わり方によってはさまざまな方面で軋轢を生じたり、問題になることがあります。それは旧統一教会や創価学会に対する批判の内容を見ると、よく理解できるかと思います。昔からその問題点を理解されているからこそ、そのようなやり方を絶対にされなかったのだろうと思います。

選挙応援や投票先の指定などを、ワールドメイト会員に対して指示したり、お願いされたことは過去一度たりともありません。しかし、それだけでは政治家とのお付き合いや、応援はできないでしょうから、法律の範囲内での政治献金という形だけに絞って、応援されているのでしょう。ワールドメイト会員にとっては、選挙活動に関わらずに済むということにもつながっていると言えます。

同時に、ワールドメイトの息がかかった政治団体を作るとか、あるいは息のかかった議員を立候補させることもされません。それをすれば、選挙運動や投票への指示へと連動していくことは明白ですからね。

ワールドメイト系議員も存在しない

ときどきインターネット上で、●●議員は、ワールドメイト系だとか、ワールドメイトが丸抱えしている、みたいな書き込みを見ることがあります。ワールドメイト会員からすると笑ってしまいますね。政治献金をしたり、あるいは深見東州先生の関連団体が行うイベントに来ただけで、ワールドメイト系だと書いているようです。実態を何も知らない人が単純な思い込みだけで書いていることがすぐにわかります。

ワールドメイトは、政治家にとっては応援してくれる組織の一つにすぎませんからね。そもそも政治家は、さまざま宗教団体と薄く関係している人も多いと聞きます。また、ワールドメイトも特定の政党だけに肩入れはしません。よく調べると、右から左まで関係なく超党派で応援しているのがわかると思います。

何のポリシーもなく、ただ誰かれかまわず応援しているのではなく、応援する基準が政策やイデオロギーではない、もっと別なところにあるというだけでしょう。だから政治家の政策に口を出されません。政治家を私的に利用したり、ワールドメイトのために便宜を図ってもらおうとする魂胆も見られませんし、事実皆無だといえます。

政治家さんたちが、ワールドメイトや会員のために何かをしてくれたとか、聞いたことがないですからね。そもそも何かしてほしいと、頼んだりすることも一切無いのだろうと思います。

怪しい文脈でワールドメイト系と書かれた議員さんたちも、アホらしくて苦笑しているでしょうね。ワールドメイトとの関係は、説明する必要もないくらい、何もやましいものはないわけですから。

宗教団体のお金を、全て悪いお金のように思い込む人たち

あともう一つ大事なことを付け加えると、宗教団体からの政治献金を、人を不幸にして集めたお金のように言う人がいますね。これはもう、メディアやネットの影響を受けているのでしょう。

統一教会の報道などを連日見てる人は、まるで宗教団体のお布施や寄付は、強制や脅かし、あるいはマインドコントロールによって行われているかのように錯覚するのでしょう。しかも多額の献金をした結果、たとえ本人は良くても、家族や周りが不幸になっている例などが、ことさら多く報道され、書き込まれてきました。メディアにとっては、それで視聴率が上がるのかも知れませんが。

宗教の役割とか、素晴らしい部分について、もっと報道するメディアがあると、日本人の宗教観も変わるのかも知れませんけどね。どうしても宗教イコール何か怪しいことをしている、という誤った思い込みを持つ人が、最近は多いと思います。

宗教団体もさまざまだと言えますが、その中で社会において、さすがにこれはやりすぎだろうという宗教団体はほんの一部だと思っています。しかし、ちょっとでも変な噂が立つと、あるいはそのような書き込みがあると、その宗教も世間を騒がす問題ある宗教と同じようなものだろうと、思ってしまいがちです。

宗教に関する、社会で問題とされるネガティブな報道や情報をたくさん聞いてきた人ほど、宗教に対して悪いイメージの方へと引っ張られてしまいますね。宗教に対しては、多くの人は正しい知識も情報も持ち合わせていないため、余計にその傾向が強いと思います。

僕はマインドコントロールなるものはよく理解できませんが、それらの報道で宗教を誤解してしまう人の方が、よほどメディアやネットの情報にマインドコントロールされているのかなと、皮肉の一つも言いたくなります。メディアは偏向的であったり、昔から宗教に対しては無理解な報道を平気でしてきました。

たとえば、つい最近も週刊誌の記事の中に、カルトを専門に扱うジャーナリストが、「1990年代後半から2000年代にかけては、高額な布施を強いていたワールドメイトを批判的に報じたメディアやジャーナリストを、ワールドメイトが次々と提訴している。」などと書いていましたけどね。

1990年代後半だろうが、2000年代だろうが、これまで高額な布施をワールドメイトから強いられた経験は一度もありません。低額だろうがそれは同じです。僕に限らず、全てのワールドメイト会員がそうでしょう。メディアに対しても訴訟を何度かしていたのは知っていますが、訴訟することが問題であるかのような書きぶりです。

事実とは違う内容、あるいは読む人が怪しく思うような誤解を招く書き方をした週刊誌の記事は、これまで何度か見てきました。その内容の重要性や程度にもよると思いますが、ほっておくと大きな影響が出る場合、相手がそれに対して善処するつもりが無いのであれば、法的な対応をしないわけにはいかないと僕は思います。

とはいえ宗教団体が訴訟をすると、真っ当な訴訟であっても世間の印象は悪いものです。それでもなぜ1990年代後半から2000年代にかけて、ワールドメイトがそのような訴訟をせざるを得なかったのかは、今になると明白に理由がわかります。

下記の記事に書きましたが、1990年代前半にワールドメイトで起きた分派騒動の後、ワールドメイトと国税は10数年にわたり裁判で争うことになります。意図的に裁判を長びかされたようですが、最終的にワールドメイト側の完全勝訴で結審します。

ところがこの裁判が行われていた期間は、ワールドメイトのことは叩き放題に書いても良いかのごとく、事実が捻じ曲げられた報道や記事が乱発されたのでした。それで訴訟になっても裁判所の対応も、ワールドメイト側に不利に働いていた時期でした。しかし国側が訴訟で敗訴すると、それ以降は、メディアも急にトーンダウンしてきたという事情がありました。

最後にネットの情報についても、これもまた注意すべきですね。ネットでは平気で嘘を書けるし、文章が上手い人が書くと、事実とは違うことでも、事実であるかのように思わされます。そこまで悪質でなくとも、客観的ではなく、単に大袈裟に書く人も多いです。

以前、このサイトでも紹介した週刊報道サイトの以下の記事に、それらの典型的な実例のいくつかが、非常に丹念に記述されていました。そちらもぜひ参考にしてください。

http://hodotokushu.net/kaiin/kiji20221114l.html

また、光文社のFLASHからの取材の別な質問に対するワールドメイトの回答は、以下の記事に分けて掲載していますので、そちらも参考にしてください。

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