深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
「サンタも驚く!!クリスマスパフォーミング時計宝飾展示会」、初日と二日目はクラシックコンサート

昨年2021年12月中旬にヒルトン東京お台場で開催された「サンタも驚く!!クリスマスパフォーミング時計宝飾展示会」(主催 : 一般社団法人東京芸術財団、共催 : 株式会社ミスズ)の様子を伝えたいと思います。

パフォーマンスの時間は、4日間のトータルで10時間に及んでいたと思います。内容は、オペラ、クラシックコンサート、バレエ、能楽というクラシカルな西洋文化と日本の古典芸能に加え、最後はエンターテイメントな何でもありのポピュラーミュージックコンサートで締め括る、音楽と舞台芸術の祭典となりました。

出演者も、それぞれの分野から一流のパフォーマーが出演し演じました。主催者代表である深見東州先生だけは、4日間通して出演されました。

第一夜 クリスマス・クラシックコンサート

初日は30人編成のオーケストラをバックに、ソプラノ大貫裕子、テノール所谷直生、メゾソプラノ岩森美里、松浦麗、そしてバリトンに深見東州先生という、5人のソリストに加え32人の合唱団による歌が披露されました。また、深見東州先生がタクトを取り、深見東州先生作曲による管弦楽曲が演奏されました。

オープニングは『24時間テレビ「愛は地球を救う」』のテーマ曲「サライ」でした。この曲は、1992年の24時間テレビ放送中に加山雄三が作曲し、谷村新司が視聴者から寄せられたメッセージをもとに作詞した、即席の曲とは思えない感動する曲ですね。その曲をソリスト全員と合唱団がオーケストラの演奏で歌い上げるという、初っ端からエンディングのような盛り上がりとなりました。

2曲目は深見東州先生ソロによる「イヨマンテの夜」です。アイヌを題材にした曲で、原曲は野太い声量で野生的に雄々しく歌う、とても難しい曲だなと思います。その曲の魅力を損なうことなく、豊かに響く荘厳な低音で歌い、聴く人の眼前に厳しい自然の中で生きるアイヌの姿を彷彿とさせました。

このあと前半は、スタンダードなクリスマス曲や、マリアさまにちなんだ名曲の数々を連続でソリストたちが披露しました。シューベルトの「アヴェ・マリア」、カッチーニの「アヴェ・マリア」、バッハ=グノーの「アヴェ・マリア」、どの曲も心に染み入る名曲です。綺麗な声でシューベルトの「アヴェ・マリア」を歌われると自然と涙がこぼれてきますね。

そして深見東州先生作曲の「アヴェ・マリア」が最後に登場します。この曲も大作曲家に引けを取らない「アヴェ・マリア」シリーズの隠れた名曲だと思います。歌うのは深見東州先生ですが、まるで身近にマリア様がいるかのような気がしてきます。海外のトップシンガーたちも、さまざまな「アヴェ・マリア」をカバーして歌っていますが、マリア様への敬神の思いを持っている人が実際に多いためか、本当にマリア様を慕い、信仰しているのが伝わってきてジーンとくることがあります。

東京スポーツ2021年12月28日付紙面より

後半は、オペラ「聖徳太子」より、アリアと二重唱を中心に5曲ほど聞くことができました。このオペラは、2002年に初めて公演された全三幕からなる聖徳太子の生涯を描いたオペラです。糀場富美子氏をメインに作曲されました。糀場富美子氏は、代表作「広島レクイエム」が、レナード・バーンスタインの推薦で「広島コンサート」で初演され、その後小澤征爾指揮するボストン交響楽団の定期演奏会で演奏されています。音楽理論における深見東州先生の師でもあります。

2022年が聖徳太子没後1400年ということもあり、最近は、深見東州先生のコンサートで鑑賞できる機会が増えてきました。フルオペラへの期待が高まります。

そして、このあと、高野秀峰氏に代わって深見東州先生が、オーケストラの指揮をとられます。自ら作曲された「剣の舞」「炎の舞」「薬寿の舞」「勇者ペレセウス」の管弦楽曲4曲が演奏されました。どれも素晴らしく完成度の高い、ドラマチックな旋律で、聞いていると自然とエネルギーが湧いてくるような楽曲です。

最後は全員による、「メサイヤ」からお馴染みの「ハレルヤコーラス」、そして「七福神来天」から「船出乾杯〜七福神来天」で、この日は感動的な幕となります。アンコールでは、深見東州先生オリジナルのキャッチーなポップソング「メタボの雀」で楽しく激しく盛り上がりました。オーケストラの演奏者までが、スズメの振り付けをしたので笑ってしまいましたが、おなかいっぱいになった初日の夜でした。

第二夜 第九とオペラガラコンサート

初日と同じソリスト、合唱団、オーケストラが出演し、二日目にはさらに重厚な、あるいは華やかなアリアの名曲の数々を楽しむことができました。

オペラ「椿姫」より「乾杯の歌」にはじまり、オペラ「魔笛」より「おお神よ聴きたまえ」、オペラ「フィガロの結婚」より「恋とはどんなものかしら」、「喧嘩の二重唱」、「手紙の二重唱」、オペラ「ドン・ジョバンニ」より「窓辺においで」、「奥様お手をどうぞ」、オペラ「ナブッコ」より「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」、オペラ「カルメン」より「ハバネラ」、「セギディーリャ」、オペラ「ラ・ボエーム」より「さようなら」、オペラ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」という、よく知られた人気アリアを堪能しました。

深見東州先生と大貫裕子さんによる「奥様お手をどうぞ」は、何度聞いても美しい素敵な曲ですね。歌の内容はマゼットの結婚式で、花嫁のツェルリーナをドン・ジョバンニが誘惑する歌ですけどね。誘いにのってその気になってしまうツェルリーナもどうかと思いますが。そんな下世話な女たらしの歌詞を、極めて高尚で美しく、うっとりするような名曲に乗せて歌うところが、モーツァルトのオペラの面白いところですね。お二人の艶のある演技も楽しく、ニヤリとしてしまうシーンです。

このアリアが続いた後は、この4日間のハイライトの一つとなる「第九」になります。第4楽章からの演奏になりますが、こちらも何度聞いても震えがきますし、鳥肌が立ちますね。

いまさら「第九」に対する野暮な感想を書くのはやめておきますが、一箇所だけ書くと、いつも感心するのが第4楽章のクライマックスに行く一つ前のところです。ソリスト4人が歓喜の歌詞をフーガ風に歌い、絡み合いながら合唱が入り、また最後は4人の独唱になる場面です。いろんな第九を聞いてきましたが、ここでバリトンの低音がしっかりと響いてくると、ゾクゾクするのですが、なかなかそんな第九は少ないように思います。

しかし、深見東州先生のバリトンは、高音のテノールやソプラノの勢いにかき消されることなく、しっかりと後ろの方まで低音の響きのある声が、声量は抑え気味に歌われているのにクリアに飛んできます。これが、日本人にはなかなか歌える人が少ない完璧なベルカントなんだなと実感できる箇所なので、とても印象に残ります。

東京スポーツ2021年12月28日付紙面より

「第九」の興奮の余韻に浸る間もなく、最後は出演者全員で「メリー・ウィドウ・ワルツ」を歌い、ロマンチックな夢心地になったところで、再び深見東州先生がタクトをにぎります。景気良く「ラデッキー行進曲」のはじまりです。会場につめかけた観衆も全員一つになって、深見東州先生のユーモラスなパフォーマンスに爆笑しながら、呼応して盛り上がりました。

ここまで会場と一体になる「ラデッキー行進曲」も、なかなかないんじゃないかと思いますけどね(笑)。とにかく大満足の二日目もこうして終わりました。

第三夜 クリスマス・薪能と、第四夜 クラシックバレエ・ジャズコンサートの様子については、次回にでも。

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