深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
東京大薪能で、日本の伝統芸能を世界に向けて発信

久し振りに開催された東京大薪能は、4000人を超える大勢の人々が来場したようです。また、ライブ配信でも、2000人くらいの人が視聴していたようです。

 

現在では、無料で開催される能楽の鑑賞会は、ここだけになったと聞きました。大勢の人がくるのは無料で見ることができるからでしょうけど、会場内では、ここしばらく無かったよね、という声も聞こえて来ました。

東日本大震災以降、耐震対策など都庁の改修工事などが行われているので、その関係で2015年以降は都民広場の使用ができなかった時期があったからとのことです。しかし、その間も気にかけていた人がけっこういたんだろうなと、今回の人出を見て実感しましたね。

 

 

ところで、東日本大震災の年を除き毎年開催されていたため、私も簡単に考えていましたが、都庁の広場を借りるのは簡単にできることではないことも知りました。

主催の世界芸術文化振興協会は、1999年に東京都より特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受けていますが、東京大薪能の第1回目開催は1998年でした。国の重要無形文化財に指定されている「能楽」を重要無形文化財総合指定保持者の能楽師が演じるという貴重な無料の鑑賞会を、それ以降継続的に開催してきました。そのように伝統芸能を都民に身近に知ってもらうという公益活動の実績の積み重ねがあるため、今回の4年ぶりの開催も、都庁の都民広場を借りることができるのでしょうね。

 

ちなみに世界芸術文化振興協会は、半田晴久会長(深見東州先生)自ら出演するオリジナル演出のIFAC オペラを多数開催してきました。また、海外の著名なオペラ歌手を招聘しての東京国際コンサートなど、いくつかのコンサートを開催し、いずれも専門家から高い賞賛を得てきました。また、国内だけではなく、海外においても能楽の鑑賞会を開催し、声楽ではジュリアード音楽院との結びつきもあり、ジュリアード音楽院初の国外公式オーディションを東京で開催するなど、日本と世界の文化を結ぶ国際交流や、国内外の芸術家の支援などを、幅広く行ってきました。

 

そんな国際文化交流を進めて来たIFACですが、今回の東京大薪能においても、詳細な内容のパンフレットが全て英訳されていました。そして、YouTubeライブによる生中継でも、英語に翻訳されたものが流れていたそうです。会場でも、外人向けに同時英訳のレシーバーが配られていたようでした。

そのようにして、日本の伝統文化を、日本人はもちろん、海外の人たちにも広く味わってもらえる工夫が細やかにされていました。

これは、2年後の東京オリンピック、また来年のラグビーW杯など、アジアだけではなく、今後欧米からの観光客も急増する可能性がある中で、日本の伝統文化を知ってもらうアピールの機会になるのではないかと思います。

 

この5年間で、日本を訪れる観光客は3倍になったそうですが、その理由は円安、LCCの格安運賃、日本への関心の高まりに加え、ビザの条件緩和が大いに後押ししているそうです。これは治安の関係上、これまで大きな壁があったようですが、これらの改革がうまく機能し、特にアジアからの観光客が激増したそうです。しかし欧米からの観光客も増加していて、今後も増えるでしょうから、このような東京大薪能の取り組みは、今後、一層重要になるのではないかと思いました。

 

日本を訪れる観光客も行動の多様化が進み、昔のような、富士山や京都見物のおきまりのコースだけで満足するわけではありません。日本の文化をもっと深く知りたい、そんな要求にも応えていく必要があるでしょう。アニメ文化は日本文化の特徴の一つですが、古典芸能、伝統芸能の分野においても、それに匹敵するくらいの関心を持ってもらいたいものです。そのためには、やらなくてはいけないことがたくさんあると思いますが、その先陣を、世界芸術文化振興協会の半田晴久会長(深見東州先生)が、担っていかれるのかもしれません。

 

 

さて、今回の薪能では、「羽衣」、「附子」、「土蜘」に加え、最後は祝言仕舞「草薙」を、半田晴久会長(深見東州先生)自ら舞台に登り演じられました。いずれも、ハイレベルの能楽を堪能させてもらい、とても満足しています。能楽の評論などは私にはできませんので、ただ素晴らしかったとしか言えませんが、改めて能楽は奥が深い芸能であると感じました。

ただ、日本人でも理解している人は少ないでしょうから、これを海外の人に少しでもわかってもらうためには、今回の半田晴久会長(深見東州先生)による入門能楽鑑賞講座を翻訳して、よく聞いてもらうのが一番重要なのではないかと思いました。曖昧な説明では、とても海外の人たちにはわかってもらえないと思います。西洋のバレエやオペラ、そして東洋の舞台芸術である能楽や京劇を深く極め、同時に論理的な説明ができるような人が、海外の人たちへ解説するには必要だなと強く思いました。

 

これまでにも、すでにされて来たことではありますが、改めて今回の東京大薪能から、日本の伝統文化の発信が、世界に向けて進んでいくことを願っております。

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