ISPSハンダマッチプレー選手権の後日放送が始まっています。
過去マッチプレー最多の106マッチが行われましたが、その中からベスト6マッチを、6週にわたり放送されます。
日程は以下の通りですが、すでに2マッチは終了しており、次は片山プロと塚田プロのマッチが放送される予定です。時間は、すべて20時から開始の、約1時間ほどの番組として編集されています。
BS11で視聴できます。もちろん無料です。
◯2017年10月 6日(金)
(3回戦) 谷原 秀人 vs 甲斐 慎太郎
◯2017年10月13日(金)
(準々決勝) 趙炳旻(チョビンミン)vs 池田 勇太
◯2017年10月20日(金)
(準々決勝) 片山 晋呉 vs 塚田 陽
◯2017年10月27日(金)
(準決勝) 高山 忠洋 vs H・W・リュー
◯2017年11月 3日(金)
(準決勝)片山 晋呉 vs 趙炳旻(チョビンミン)
◯2017年11月10日(金)
(決勝)片山 晋呉 vs H・W・リュー
そして、同じくISPSハンダマッチプレー選手権の、主にプロアマ戦の表彰式と、本戦最後の表彰式の様子が、HANDA.TVでご覧いただけます。1時間ほどに編集されています。
準決勝と決勝は、 一部がインターネットのアベマTVフレッシュで生中継されましたので、見た方も多いかと思います。特に準決勝の片山プロと趙炳旻プロの一戦は、激闘と呼ぶにふさわしい戦いでした。片山プロの優勝スピーチでは、男対男の魂のぶつかり合いというべき戦いができたと、感激した様子で語っていました。その試合も見ることができます。また、もう一つの準決勝、高山プロとH・W・リュープロの一戦も、これもまた激戦でした。決勝もですが、準決勝の2試合は特に見応えのある試合だったと思います。
マッチプレーは、いつ終わるか予測しづらいため、通常のテレビ放送の枠に収まりにくいことと、勝ち上がるに連れてプレーヤーが減っていくこともあり、主催者代表の半田晴久ISPS会長(深見東州先生)も、テレビ放送と観客動員を諦めた上での開催になりました。
予想通り、観客動員は少なかったようですが、それと反比例するかのように、試合内容は、とても濃いものでした。
決勝では、千人弱の観客がフェアフェイの上を歩いて付いて回り、ぐるりとグリーン囲んで間近で見る姿も映っていました。まるでマスターズのような光景と、解説者も言っていました。
いろいろな意味で、画期的な大会になったと思いますが、やはり最大の目的である、世界で通用する日本人プレーヤの育成、という点でも有意義な大会になったのではないでしょうか。
優勝した片山プロが、マッチプレーは、自分の力以上のものを引き出してくれると言ってました。通常のストロークプレーの大会よりも、選手の潜在能力を引き出すのかもしれません。あるいは限界を突破して、技術の飛躍につながるのかもしれません。
谷原秀人プロは、マッチプレーはプレーオフが続くようなものと言ってましたので、ワンホールの打数の多寡で勝敗が決するプレーオフの緊張感が、18ホールも続くとなると、精神力、集中力もさぞかし鍛えられることでしょう。
何れにしても、そんな素晴らしいマッチプレーを復活させることができたのは、対費用効果ではなく、対社会効果を旨とする国際スポーツ振興協会だからこそ可能だったように思います。
民放のテレビ放送がなくとも、観客動員ができなくとも、そんなことでマッチプレーを絶やしてはいけないんだなと、私のようなゴルフの素人でさえも感じることができました。
ネスレ日本マッチプレー選手権という、公式戦ではありませんが、日本の一流プレーヤを集めたマッチプレーが、2014年から毎年開催されています。半田晴久会長も、この大会にインスパイヤされたそうですが、やはりグローバルに活躍する日本選手を応援したい、海外進出の足がかりにしてほしいという願いで開催されているとのことです。
また、この大会の発起人でありホストプレーヤの片山晋呉プロは、マッチプレーの灯火を絶やしたくないという強い思いがあるそうです。そしてその大会では優勝していませんが、今回のISPSハンダマッチプレー選手権では、見事に優勝しました。半田晴久会長は、マッチプレーに捧げた片山晋呉さんの功績に、マッチプレーが報いてくれたのでしょうと言われていました。
来年は、埼玉の鳩山カントリークラブでのISPSハンダマッチプレー選手権開催が、すでに決まっているそうです。日本の男子ゴルフの将来を担うゴルファーのためにも、来年も素晴らしい大会になることを願っています。
私も、来年こそは会場に足を運ぶつもりです。今回の試合を見てそう決めました。
それから、大会主催者代表の半田晴久ISPS会長(深見東州先生)は、プロアマ戦の表彰式で、ゴルファーほど素晴らしいアスリートはありませんよと何度も強調されていました。
一般的に他のスポーツに比較すると、ゴルファーは早くからプロとして活躍し、歳を経ても賞金を稼ぐことができます。石川遼は15歳でプロのトーナメントで初優勝し、16歳でプロに転向しました。また、片山プロは、今回44歳というマッチプレー最年長記録での優勝でしたが、これが50歳になると、シニアトーナメントにも出場できます。そして、レギュラートーナメントで勝てなかったプロでも、シニアで花開く選手もけっこういるそうです。さらに60歳からはグランドシニア、68歳からはゴールドシニアという競技会もあるそうです。
半田晴久ISPS会長(深見東州先生)も、地球が滅んでもスーパーシニアは無くさないからねと、力強く支援を約束されていました。それは、素晴らしいスポーツであるゴルフ競技が発展するようにという対社会効果を考えてあるからのようです。
ゴルフは上手い人も下手な人も、ハンディを通じて同じ土俵で戦えるし、障害がある人でも、介添え者がいれば健常者と一緒にプレーができ、楽しむことができる素晴らしいスポーツなんですと言われていました。
そのような、人生に大きな幸せをもたらすスポーツであるゴルフを、国際スポーツ振興協会は、これからも支援していくということです。