ISPSハンダ ニュージーランド女子オープン、リディア・コが優勝

ISPSハンダ オーストラリア女子オープンの前週に、ISPSハンダ ニュージーランド女子オープンが開催されました。今、ワールドメイト会員の間でホットなニュージーランドですが、ゴルフの大会が行われたのはクライスト・チャーチで、ワールドメイト会員が行ったのは、同じ南島のクイーンズ・タウンでした。そこまで距離は遠くないようですが、全く目的は違いますので特に関係はありません。

ただ、ワールドメイトの祭事が終わった数日後、クライスト・チャーチで、ちょうどISPSハンダ ニュージーランドオープンの最終日に大きな地震が起きていたので、それだけは気になっていました。5年前の東日本大震災の前月に、やはりクライスト・チャーチで大地震が起きて、日本人留学生を含む200人近くの方たちが犠牲になりました。日本人の死者が多かったので、日本でもずいぶん当時報道されました。

死者の半数以上が、一つのビルの崩壊によるもので、建物に欠陥があったことが指摘されていました。今月6日の台湾南部地震でも、やはり欠陥が指摘されているビルの崩壊により、死者の9割はそこでの犠牲者でした。改めて耐震構造の重要性と、杜撰な手抜き工事の怖さが浮き彫りとなりました。

その5年前の地震は、阪神淡路大震災クラスの揺れだったそうですが、今回はそこまでの揺れではなかったようで、死者は出ていないようでした。ただ建物内が散乱したり、崖が崩れたり、液状化現象などの被害は見られましたが、何れにしても最小限度で済んだような気がします。

ニュージーランドでは、先に紹介したニュージーランド女子オープンが、2009年からオーストラリアのゴルフツアー(ALPG)によって毎年開催されています。2010年には、レディースヨーロピアンツアー(LET)との共催になりました。ところが、その2011年の大地震により、2012年からの開催が危機に瀕したそうです。

ワールドメイトで聞いたお話では、地元ニュージーランド政府は、なんとか復興のために開催を希望していたようです。観光客も当然減っていたでしょうし、クライスト・チャーチのコミニティも崩壊し、人が集まってこなくなっていたようです。

その時、国際スポーツ振興協会会長である半田晴久会長(深見東州先生)に話があったようです。以前から困ったことになると、いろいろなところから助けて欲しいとの要請が、半田晴久会長(深見東州先生)のところに来ると聞いたことがあります。それだけ信頼されているのですから、素晴らしいことだなと思います。胡散臭い人や団体には、どんなに困っていても決してまともな組織は頼みませんからね。そうやって懇請されるうちに、海外での開催も増えていったのかもしれません。

去年の日本ゴルフツアー機構の男子レギュラートーナメントへの参画も、やはり、男子ゴルフの窮状を見かねての支援でしたから、そういうものが本当に多いことは感じます。ちなみに深見東州先生の国内外の多くの役職も、深見先生が望んだからではなく、先方からのたっての就任依頼によって、得られたものばかりのようです。一緒に活動する人は、みんな深見東州先生の人柄や実力を知っているから、ぜひこの人に大きな役割をやってもらいたいと思うのでしょう。

ちなみに、先週の2月19日の「深見東州のぜんぶ私の歌、ぜんぶ私の話」の中で、役職は資格のようなものですと言われていました。そのコミニティにおいて意見を言える、参加できるという資格を有するという意味で、資格になるのでしょう。

そして役職は、勉強して資格試験をとるようにはいかないものです。全人的なパフォーマンス、即ち社会人として必要な能力が高くなければ、得られるものではありません。もちろん、お金を支援したから、得られるようなものでもありません。

お金や学習だけで得られる資格には、あまり社会で役にたつものは少ないでしょう。たくさんの検定資格を持っている人が、社会で活躍しているわけではありません。

それよりも全人的な実力がある人が中心となって活躍しています。また、お金があれば、重宝はするでしょうけど、そのひと自身がそれで活躍できるわけではありません。お金はそれほどなくとも、実力と能力のある人が第一線で活躍しています。言わなくともわかりきったことですが。

深見東州先生の場合、必要なものには支援もされますが、ご自身の能力をフルに使って、それらのコミニティーや組織、またその影響を受ける社会に対し、多くの貢献をされていることが、今までの活動の足跡からもはっきりとわかります。

だいぶ話があっちこっち行っていますが、国際スポーツ振興協会は、そのニュージーランド女子オープンの支援を2012年から始めました。大地震から立ち上がろうとするニュージーランドの人たちの気持ちを理解され、ニュージーランド女子オープンの大会開催の重要性を認識し、クライスト・チャーチのコミニティを再建し元気付けるための支援でした。そして、それ以来、今年も含めて5度目のスポンサーに、国際スポーツ振興協会がなっています。

ISPSハンダ・ニュージーランド女子オープン結果

さて、今年のISPSハンダ ニュージーランド女子オープンの話に、やっと辿り着きました。結果は、すでに報道されているように、今年2016年も、リディア・コがみごとに優勝しました。

今年もというのは、まず2013年2月の同大会に、当時世界中が注目するスーバーアマチュアとして初出場し、プロを抑えて堂々たる1回目の優勝をしています。ワールドメイトのゴルフ好きの知人によると、当時のリディア・コはアマチュアゴルフ界を総なめ状態で、前年の2012年には、オーストラリアツアーのニューサウス・ウェールズ女子オープンで、史上最年少14歳10ヶ月でプロツアー初優勝します。

ちなみにそれまでのプロツアー最年少優勝記録は2007年に石川遼が記録した15歳8ヶ月でした。

さらに同年月には、米国ツアー(LPGAツアー)「カナディアン女子オープン」でツアー史上最年少となる15歳4カ月で、あの朴仁妃(パク・インビ)をかわして優勝を果たしています。

その後、リディア・コは16歳の2013年の10月に、特例でプロに転向しました。2014年はプロのルーキーイヤーでしたが、ISPSハンダ ニュージーランド女子オープンこそ、1打差で優勝を逃しますが、その後の米国ツアー(LPGAツアー)で3勝を挙げ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーと、ステイシー・ルイスなどをかわして初代CMEレース・トゥ・グローブ王者になっています。

賞金ランキングも3位になり、200万ドルを17歳で手にします。世界のプロスポーツ界でも、この歳でそれだけの賞金を得る選手は滅多にいないそうです。

そして、翌年2015年2月には男女を通じて史上最年少の17歳9カ月で世界ランキング1位になりました。

安定したスコアに定評があり、2015年には、米国ツアー(LPGAツアー)において、29ラウンド連続アンダーパーで回るという恐ろしい記録を打ち立てました。

その記録は、私でも知っている、女子ゴルフ界のレジェンド選手、アニカ・ソレンスタムの持つ最高記録と並ぶ記録でした。アニカ・ソレンスタムは、メジャ−10勝を含む米国女子ツアー(LPGAツアー)72勝、賞金女王8度、腰痛があったとはいえ、37歳で余力を残して引退した選手です。

現役時代にあまりに強すぎたため、男子レギュラートーナメントにチャレンジしたほどの強者だったのです。そのソレンスタムの最盛期に打ち立てた記録に、あっさり17歳で並んだリディア・コが、いかにすごい選手かです。

リディア・コの記録は2014年の11月から2015年の4月までの間の8トーナメントで達成していました。うち7つは初日から最終日までの4日間すべてアンダーパーですから、日々ムラがなく、どれだけ安定しているのか本当に驚きます。

そして実は、この期間にレディース・ヨーロピアン・ツアー(LET)の ISPSハンダ ニュージーランド女子オープンにも出場し、全日アンダーパーで回って、ぶっちぎりの2度目の優勝を果たしています。しかし米国女子ツアー(LPGAツアー)ではないため、このトーナメントの記録はカウントされていません。

ちなみにその前の週の、2015 ISPSハンダ オーストラリア女子オープン(米国女子ツアー)でも優勝しています。ちょうどこの2月は、最年少でロレックス女子世界ゴルフランキング1位になったばかりでしたが、ISPSハンダ・オーストラリア女子オープンと、翌週のISPSハンダ ニュージーランド女子オープンの優勝で、アンダーパーの記録更新へ弾みがついたのかもしれません。

このISPSハンダ・オーストラリア女子オープンに優勝したとき、リディア・コ選手は、国際スポーツ振興協会の半田晴久会長に謝意を表し、「本トーナメントのプロアマ・コンペで、半田会長と、ゴルフオーストラリアCEOのスティーブン・ピット氏とプレーしたことが、今回のツキを呼んだと思う」と殊勝なことを述べていたそうです。

また、その大会の前には、オーストラリア・ビクトリア政府の観光・主要イベント大臣が、半田晴久会長の長年にわたるオーストラリアゴルフ界への貢献を讃え、議会に招いて感謝の意を表したという出来事もあったそうです。これは初めて知りました。

リディア・コ

ということでリディア・コは、2016年のISPSハンダ ニュージーランド女子オープンでは、3度目の優勝を飾ったのでした。

深見東州先生も、リディア・コとは何度もプレーしているそうですが、本当に素晴らしい子だと絶賛されていました。ワールドメイトでも聞きましたし、他のところでも、お話しされていたかと思います。あまりに良い子なので、どうしたらあんな良い子に育つのか、リディア・コのお母様に聞かれたほどです。ただし、お母様もびっくりしているらしく、子供を見て見習っているとか。

表情を見ていても、とても温和で終始ニコヤカな、相手への気配りもよくできた、本当にいい性質なんだろうなと、つい我が子と比べてしまい情けなくなりますが、比べる相手が悪いので、畏れ多いことはもうやめました。

こんな、オチャメな面もあるようです。まだ、10代ですから。

これは、誰かが教えているんでしょうか。

どこかで見たことがあるポーズだなと思ったら・・・!!。リディア・コも笑ってますよ。

かっこよく決まってますね。

インタビューではとても多弁なリディア・コでした。


自身の開幕を一週間遅らせたリディア・コ当面の目標は母国のナショナルオープン連覇

コはコーツ選手権に出場した翌週、母国のニュージーランドで、ISPSハンダニュージーランド女子オープン(2月11~14日、ニュージーランド・クリアウオーターGC)で大会連覇を目指す。さらに次の週はISPSハンダオーストラリア女子オープン(2月18~21日、オーストラリア・グランジGC)に参戦予定。その過密スケジュールから開幕戦のピュアシルクバハマLPGAクラシック(1月28~31日、オーシャンクラブGC)を見送り、〝母国でのナショナルオープン連覇〞を重視したスケジュールを組んだのだ。

昨シーズンはツアー5勝、賞金280万ドル超を獲得し史上最年少の賞金女王とプレーヤーオブザイヤーに就いた。さぞ忙しいオフを送ったかと思いきや、「1カ月は完全休養。ゴルフから離れて心身共に充電に努めた」と、リフレッシュの時間はしっかり確保した。

毎年、必ず母国唯一のナショナルオープンである、このISPSハンダ ニュージーランド女子オープンに参加しているリディア・コは、本当に健気だなと思います。今年は重なっていませんでしたが、賞金だけなら、もっと大きな米国ツアーが同じ週にあったりもします。ところが、それを毎年蹴ってこの大会に参加をしています。彼女にとっては、とても大切な地元のファンとの触れ合いの機会であり、育った母国への感謝の思いも強く持っているからなのでしょう。

そして、今年の大会で優秀した賞金は、慈善基金に寄付したいと話していたそうです。

リディア・コーが地元大会連覇で首位キープ/女子世界ランク

リディア・コがM5.8の地震の中でNZオープン優勝

おすすめの記事
新着記事