「ISPSハンダグローバルカップ」予選通過者は

●ISPSハンダグローバルカップ初日

「ISPSハンダグローバルカップ」初日のインターネット中継を見ました。実況中継というより、いろいろな舞台裏や前夜祭のお話などがたくさん聴けて面白い内容でした。

海外の選手たちは、みな火曜には日本に来て、前夜祭から参加したそうです。前夜祭では、選手の挨拶だけではなく、パントマイムや手品などもあり、シュワーツェル選手はじめ、とても楽しそうに笑って観ていたとのことです。そして、海外選手の家族や関係者、海外のマスコミも大勢来ていたそうですから、まるで、海外ツアーの前夜祭にきたようだったと、その実況の人が言ってました。しかも同時通訳までいたそうですから、コミニケーションがよくとれたそうです。そういう細かいところをアバウトにせず、しっかり準備されるところは、深見先生らしいです。ワールドメイトの時も、それ以外の時でも、いつもそうなのですが、ゴルフ関係者の人たちも感心されていたそうです。

 

それからイアン・ポールター選手のことですが、今でこそ世界のトッププレイヤーの一人ですけど、ヨーロピアンツアー下部組織での下積みが長かったそうです。そんな時にISPSから支えてもらったことをすごく感謝していると言っていたそうです。苦しかった時に支えてくれる人がいなかったら、今の自分はなかっただろうと。それで、ぜひ今回のトーナメントには参加したかったということです。いわば恩返しのような感じなのでしょうか。とても義理堅い人だなと思いました。

 

それからダフナー選手は、全米オープンでのコースに比べると、今回のヴィンテージ倶楽部は100倍素晴らしいコースだと言い、18アンダーくらいが優勝ラインになるだろうと言ったそうです。そして日本のオートリモコンで動くカートを見て驚き、日本は凄い国だと言って、さっそく動画で撮影して、ネットで配信したそうです。お茶目ですね。でも、そういうふうに日本の良いところが、瞬時に世界に発信されるのは素晴らしいことですね。

 

ところで加瀬プロら3人が実況に参加してましたが、こんなに海外から一度に有名な選手が来る大会は、日本ではめったにないし、ましてやこの時期に来るのは、初めてのことだと言ってました。加瀬秀樹プロは、ジャンボ尾崎とならんで、屈指の飛距離を誇る選手だったとワールドメイトのゴルフに詳しい知人が教えてくれました。

 

初日の結果ですが、海外の強豪勢は、トーマス・アイケン(南アフリカ)とイアン・ポールター(イングランド)が、−4で6位タイ。ジョン・センデン(豪)とジェイソン・ダフナー(米国)が、−2で23位タイ。シャール・シュワーツェル(南アフリカ)とT.ウィラチャント(タイ)が、−1で33位タイ。チャーリー・ホフマン(米国)は、+6を叩いて140位タイと、一人出遅れましたが、あとの6人は、まずまずの初日でしょう。

 

サンケイスポーツ2015年6月24日
サンケイスポーツ2015年6月24日付紙面より

 

初日のトップは、手島選手ら5人が、ー5となっています。予選通過が60位タイまでだそうですので、この分だとイーブンバーでも危ないのではないかと、ゴルフ好きのワールドメイトの知人の予想でした。

●ISPSハンダグローバルカップ2日目

「ISPSハンダグローバルカップ」2日目ですが、インターネット中継に深見東州(半田晴久会長)先生が出てこられ、今回の大会についてのいろいろなことを、たっぷりお話されました。最後は、配信時間が無くなりましたとの実況アナに、それは背信行為ですよとジョークを飛ばすなど、いつもの笑いの絶えない、大変な盛り上がりようでした。

このブログでもなんども書きましたが、いきなりこのような日本男子ゴルフを主催されるようになったわけではなく、はじまりは27年前のブラインドゴルフとの出会いと、その支援活動から始まる長い経緯があります。それについては、こちらからご覧ください。

 

 

そうやって、ゴルフで社会貢献を続けてこられた深見先生ですが、10年間以上にわたって、国内国外のシニアプロの支援とジュニアの育成を、27年間にわたるブラインドゴルフの支援とともに続けてこられました。日本では、今回いきなり男子レギュラーツアーを開催したと思っている人もいるようですが、実は10年前から国内のシニアトーナメントをいくつも主催し、また、2012年からは、日本ゴルフツアー機構の2部トーナメントも支援されていたのです。

 

そしてレギュラーツアーも、2011年からアジアンツアー、豪州女子プロゴルフツアーで主催され、またヨーロピアンツアー、女子ヨーロピアンツアー、サンシャインツアー、LPGAツアー、と世界の主要ツアーを支援されてきた実績があって、それで今年の日本男子ゴルフツアーの主催なのです。それでも、日本男子ゴルフツアーが、去年のように過去最低の試合数にまで落ち込まなければ、この話はすすんだかどうかわかりません。

 

世界はアジアンツアー、ヨーロピアンツアー、サンシャインツアーがひとつになり、オーストラリアのツアーも統合し連合体となって、1強のアメリカPGAツアーに対抗しようという動きがあるそうです。そのとき日本男子ゴルフツアーはどうするのかを考えたときに、新しい刺激が入ると考えての参入なのだそうです。

その、ゴルフのグローバル化のひとつの鍵はテレビ放映にあるそうです。今回のように英語で解説をつけ、世界1億7千万世帯に放映するのは、かつてなかったことだそうです。これが最終的には6億世帯まで放映できるそうですが、それには、その試合にその地域のスター選手か、若手の有望な選手が出ていないと、放映してもけっして見てはくれないそうです。そして最低英語で、人気選手が解説を行うことも大事だそうです。そういう試みは、利益追求が必要である企業には、かえって難しいチャレンジのようです。そこで公益法人の国際スボーツ振興協会が、日本に世界の6大ツアーから強豪を呼び、若手の有望な選手を招き、しかも英語の解説者つきで世界に放映するのでしょう。また、それが可能なのは、世界のゴルフ関係者やイベント関係者、有名なゴルファーたちと親しい人間関係を築いていた深見先生だからこそできたのでしょう。

 

そういう背景を知らないと、今回男子レギュラーツアーに参入し、豪華な選手を招いて、いきなりなんなんだろうと思う人もいるかもしれません。日本男子ゴルフの将来に危機感を感じて、そして、世界のゴルフ界のグローバルな流れの中で、もっと日本のゴルフ界を活性化させるための、スケールの大きな取り組みであることを、まずは理解しないといけないでしょう。そしてさらにその先には、スボーツの力で、社会をより良い方向へ変えていくという、もっと大きなチャレンジがあるのでしょう。

ということで、「ISPSハンダグローバルカップ」2日目の結果ですが、残念ながら招待選手で優勝候補だったジェイソンダフナー選手は、1打差で予選落ちです。アジアンツアー最多優勝のT.ウィラチャンも同じく1打差で予選落ち。ホストプロ谷原選手も、惜しくも予選落ちでした。藤田選手や片山選手など、日本の賞金王も予選通過はできませんでした。上位選手は以上でした。

 

「ISPSハンダグローバルカップ」2日目の結果

 

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