ワールドメイトを格付けするカルトポイントとは? 

今回も前回に続き、週刊報道サイトのワールドメイトに関する記事を引用しつつ、書きたいと思います。

この週刊報道サイトの ”日刊カルト新聞シリーズ” は、今6本の記事が確認できます。そこからワールドメイトに関する部分を中心に、僕のサイトでも紹介しながら、ワールドメイトの真実を残しておこうと思います。

前回、最初の記事を参考にしながら書いた記事はこちら。

今回は二番目の記事を参考にしながら書きます。その元記事は、以下のようなタイトルがついています。

やや日刊カルト新聞総裁藤倉善郎飛ばし記事劇場開幕へ! その2 謎のカルトポイントで勝手に格付け!その算定方法はブラックボックス!(令和4年10月3日)

http://hodotokushu.net/kaiin/kiji20221003l.html

独自カルトポイント上から2番目にワールドメイトの名が

週間報道サイトの今回紹介する記事では、日刊カルト新聞が、2022年7月の参議院選挙直前に書いた「参院選2022・総力特集カルト候補ぜんぶ載せ!」という記事に掲載されている、政治家とカルト団体の関わりを数値化するために用いたカルトポイントなるものに対し、疑問を呈していました。

簡単に趣旨を書くと、統一教会と創価学会には上から2番目に高い4ポイントをつけています。また、共産党にも2ポイントが付与されていました。最高位の5ポイントにはオーム真理教という今は亡き団体をランク付けしていますから、4ポイントが事実上の最高位と言えるかと思います。日刊カルト新聞は、宗教以外にもさまざまな団体をカルト性があるとして、その程度によりカルトポイントで格付けをしています。

そして、その独自に認定したカルト団体と、2022年の参院選立候補者が、どれだけの関係があるのかをカルトポイントに基づき、一人ひとりにポイント数という形で算出していました。そのポイント数の算出の仕組みはやや煩雑なので、ここでは説明しません。

実はこのランク付けは、2021年10月の衆議院選挙直前に書いた「衆院選2021・総力特集カルト候補ぜんぶ載せ!」でも行われていました。その時も創価学会と共産党をカルト団体と独自認定はしているのですが、その二つと関係する立候補者への、カルトポイントに基づくポイント算定はなぜか省かれていました。省いた理由として「カルト問題に関わる傾向が埋没して見えにくくなる」という、それなりの解説が書かれていました。

それに対して、週間報道サイトでは、以下のような意見を述べていました。

しかし、本当に「カルト問題に関わる傾向が埋没して見えにくくなる」という理由で創価学会と日本共産党を省いているのであろうか?

 そこで、やや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎)が、参議院選挙よりはるかに重要度が高い政権選択選挙である衆議院選挙で、公明党(創価学会)と日本共産党を省いた理由について考察してみると、2つの理由が推察された。

1 そもそも、このカルトポイント(及びその中の「団体ポイント」)の設定がいい加減なもので、やや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎)が、その時に叩きたい宗教団体を、その時のご都合主義的、恣意的に選んでいる可能性が推察できる。

2 政治に与えるインパクトからすれば、当然に衆議院選挙の方がはるかに影響が大きいことから、公明党(創価学会)と日本共産党への畏怖もしくは忖度によるものであることが推認される。

すなわち、「2021衆議院選の『総力特集・カルト候補ぜんぶ載せ!』」では公明党(創価学会)と日本共産党の記載を省きながら、「2022参議院選の『総力特集・カルト候補ぜんぶ載せ!』」では創価学会と共産党から応援を受けた候補は「カルト候補」として、独自の「カルトポイント」の団体ポイントを「4P」及び「2P」という算定評価を与えているのは、恣意的であるだけでなく、公明党(創価学会)と日本共産党という権力への畏怖もしくは忖度が推認されることから、やや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎)には、報道の原点である「権力の監視」の使命を果たすことは、到底できないと言わざるを得ないであろう。

更に、考察を進めると、やや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎)には、創価学会(公明党)への畏怖もしくは忖度を持っているのであろうことが強く推認されてくる。

 独自のカルトポイントの「団体ポイント」は、「各団体・勢力の社会的問題性に応じたもの」とされている。

しかし、やや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎)が独自の算定して「4P」の評価を与えている団体を見ると、現在、話題になっている「統一教会」や、信者数800万世帯を数え、政権与党の一角として、常に権力の中心に参画している「創価学会」や、信者数1000万人を公称し、自ら幸福実現党を立ち上げて政界に参画することを企図し、また過去にはフォーカスに大量のFAXを送りつけたり、現在進行形で藤倉善郎氏を刑事告訴するなどしている「幸福の科学」が、その規模や内包する問題性から、「4P」という高ポイントの評価に算定している事はまだ理解できよう。

それでは、信者数800万世帯で、政権与党の一角として、常に権力の中心に参画しており、過去に逮捕者も出している「創価学会」と、信者数8万人かつ刑事事件を1度も起こしていない「ワールドメイト」を、同列の「4P」という高ポイントの評価を与えている根拠は、一体、どういった算定基準からなのか、詳細な説明が、今や、多くの国民へ旧統一教会についての重要な判断の資料を提供する報道機関となったやや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎)からなされることが報道機関としてのあるべき姿であろう。

なお、「統一教会」や「創価学会」や「幸福の科学」などとは、献金や政治権力への影響力等の問題において他と比べようもない「反ワクチン」や「レイシズム」等が、同列の「4P」というのは、社会への高い敵対性等においてずっと軽量級の「ワールドメイト」をそれらの宗教法人や社会運動団体と同列の「4P」に並べて、ワールドメイトをことさら大きく見せて、意図的に叩いている事実は、やや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎)が、本来の報道の原点である「権力の監視」の使命を果たすことができないまがいモノのカルトな報道機関であることを隠ぺいしようと企図しているものなのであろうか?

僕が日刊カルト新聞の独自カルトポイントなるものの存在を知った時は、多少の驚きはあったものの、アホらしくて関心が湧きませんでした。これだけ多くの団体についてそれなりの調査をし、独自とはいえ、カルトポイントなるものを付与したり、政治家との関わりに応じてポイントを算出するなどの作業については、その大変な労力を想像して敬服する思いはあります。よほどカルト問題に関心がなければできない作業でしょうから、それはそれで意義があるのだろうとは思いますが。

ただ、僕としてはカルトという言葉の定義が今ひとつ掴めないのと、仮になんらかの定義を設定したとしても、一つ一つの団体について簡単に判断できるものではなく、非常に難しいと肌感覚でわかるだけに、数値化することに対して今一つピントこないわけです。

週間報道サイトが主張しているような、創価学会や共産党への忖度があったとしても、そんなものかなと言う程度の関心でした。

しかしその創価学会や統一教会と同じ、事実上の最高ランク4ポイントにワールドメイトが格付けされていると知ったので、さすがにこれはないだろうと思った次第です。それで、今回の記事を引用させてもらい、僕なりの意見を書いておきたいと思います。

と言うことで、ワールドメイトを最上位の次にランクさせているのは、腹が立つというよりは、笑うしかない感じですが、それでは意見にならないので改めて説明すると、まず独自のカルトポイントなるものを、1から5まで5段階で、独自に認定したカルト団体の程度に応じて付与し格付けをしています。説明によると、団体のカルトポイントは各勢力の社会的問題性に応じたものとのことです。

最大値の5ポイントはオウム真理教で、その次にカルト被害者救済や、カルト問題への予防、対策に取り組む集まりなどで、しばしば話題にのぼるもの、個別具体的な被害者を発生させる恐れが極端に強いものを「4」ポイントとしています。日刊カルト新聞の考えによると、そこに統一教会や創価学会、ワールドメイト、ほか数団体が含まれるわけです。

独自カルトポイントの疑問点

信者数もそれほど多くなく、歴史も浅いワールドメイトを、ことさら大きく取り上げていただくのは、もしかすると潜在的な影響力があることをどこかでキャッチしているのかなと、良い方に考えることもできなくはないですが・・。

深見東州先生の活動はわりと目立つためか、ワールドメイトのことが気になって仕方がなく、出る杭は打たれやすい日本的風土の影響もあるのでしょうかね。

カルト被害者救済や、カルト問題への予防、対策に取り組む集まりというのは、おそらくごく狭い関係者の間で行われていると思いますが、やたらと目立つ深見東州先生の活動が、そこで大いに話題になっているのでしょうか。

それはさておき、個別具体的な被害者を発生させる恐れが極端に強いものということですが、宗教団体の中には、実際に社会通念上から見て、明らかに被害者と思われる人々が既に存在し、裁判などで有罪判決が出ていたりします。そのような判決が大なり小なり存在する団体と、全く判例が存在しないワールドメイトのような団体を、同じカテゴリーにするのは、いかがなものでしょう。まずここに大きな疑問を感じます。

次に、これから被害が発生する恐れがあるのかについてです。組織が大きくなるにつれ、細々した問題などは、当然起きるかと思います。中には、あまり看過できないものも発生するかもしれません。

しかし、そのような問題が発生すると、カルト団体として4ポイントになるというのでしたら、おそらく多くの企業、団体や組織も入れなくてはならなくなるでしょう。

人が二人以上集まれば、何らかの問題は発生しますし、加害者と被害者が明確なケースもあれば、そうじゃ無い場合もあります。そもそも被害といっても、その程度はピンキリですから、被害というものがどのようなものであれば、カルトポイント4に値するのかが明確ではなく疑問なのです。

ちなみに、あのオウム真理教の5段階に次ぐ、4段階に指定されるほどの団体でしたら、オウムほど残虐な殺戮行為はなくとも、社会的に重大な犯罪を犯すイメージを僕なら想像します。果たしてそんな団体が、今、日本にどれほどあるのか知りませんが、小さな犯罪歴もなく、また、これから重大な犯罪が起きる可能性も極めて小さいと思えるワールドメイトが、現在存在しないオーム真理教の次のランクにくるのは、今の日本で最も反社会的な団体の一つという印象を与えかねません。もはや疑問を通り越し、悪意ある印象操作の類であると断言しても良いでしょう。

実際にワールドメイトのことを、そのように思う人がどれだけいるのかは知りませんが、今回、ワールドメイトのことを何も知らないと思える人が、単純にネット上の悪い噂や日刊カルト新聞を見て、そのまま信じているケースをかなり見かけました。

一例として、ワールドメイトは統一教会についで霊感商法の被害者が多いという、全く虚偽の書き込みを信じている人を、TwitterやYouTubeなどでいくつも確認しました。また、メディアは統一教会だけでなく、同じくらい被害者がいるワールドメイトのことも取り上げろ、などと平気で書いている人も大勢いました。何も知らない人たちほど恐いものはありません。実際にそのようなデマの拡散が行われているわけです。

そのように、ネット上ではいくらでも悪く書くことが可能です。しかも悪い内容のものほど、それを信用してしまうのがネットや噂の怖いところです。火のないところに煙を立てることができるわけです。

そもそも被害というものの実態についても、これはもうピンキリですから。本人は被害を受けたと思っていても、周りからすると、それは被害とは言わないよねと、いうものもかなりあると思います。

少なくともカルトポイント4になるほどの根拠になる被害があると言うのであれば、それは公安を含む警察の調査や、司法における審判を受け、中身を吟味したものでなければ公平とは言えないと思います。

そうではない噂の類やネット上の批判、あるいは一部の人たちによる偏った意見だけを聞いて、異なる立場の意見を聞かずに、犯罪歴もなく、被害者との裁判沙汰も皆無のワールドメイトに対し、独自の高い格付けをしているのではないかと疑問に思うわけです。

ちなみに故鳩山邦夫氏が、深見東州先生に関心を持ったとき、まずは3つの公安からの調査内容を聞いたそうです。「宗教団体としても、人物としても全く問題ありません。思想も神道系で保守的だし、邦夫先生とも合うんじゃないですか」との返事で、会うことに決めたそうです。

ワールドメイトに公安が入っていたのは、ワールドメイト会員でしたら承知の事実ですが、その潜入調査における結論がこれだったのでしょう。

今後書く予定の記事で詳しく触れるつもりですが、ワールドメイトは民事裁判でも刑事裁判でも、一度も有罪になったことがありません。それどころか、被害者と称する人から民事裁判が起こされたことすら無いのですから。初期に二人ほど民事裁判が起きていましたが、誤解が解け取り下げましたので、実質ゼロなのです。

にもかかわらず、そのわずか2件の裁判を大袈裟に取り上げ、取り下げられたことは書かず、被害者による裁判沙汰がたくさんあるかのようにミスリードするジャーナリストもいますけどね。

メディアに対するワールドメイトの対応、考え方

このツイートは、2014年10月の日刊カルト新聞5周年に寄せられた宗教団体からのメッセージで、週間報道サイトでは、この内容に触れ、以下のように言及しています。

やや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎)は

「ワールドメイトは、教祖・深見東州氏直々のメッセージで、本紙を「愛読しております」とし、本紙・藤倉善郎主筆が幸福の科学から訴訟を起こされていた件に触れ、「これにめげず、頑張って下さい」などとエールを送った。これだけでは終わらない。ワールドメイトは本紙宛に、予告もなく10万円もの寄付金を送金してきた。献金ジャーナリストの藤倉善郎氏もビックリだ。
小沢一郎や亀井静香など大物政治家への献金で知られるワールドメイトが、やや日刊カルト新聞社にまで献金するとは、まるでバードウォッチャーの会が鳥からカネをもらうようなものです。同社がこのカネをどう使うのか、注目です」

とも報道している。

やや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎)には、ワールドメイトから10万円の寄付金では足りないということから、ワールドメイトへ「統一教会」や「創価学会」や「幸福の科学」と同列のカルトポイント「4P」の格付けをして、ワールドメイトをことさら大きく見せて、意図的に叩いているのであろうことが強く推認されてきた。

やや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎)は、やっぱり最後は金目なの?

10万円の寄付では足りないから、ワールドメイトを意図的に叩いているとは僕には思えませんが、宗教に関する偏見や知識不足からくる誤解など、さまざまな要因があると思います。

最近は見かけませんが、数年前まではワールドメイトを批判する大手メディアもいました。そんなメディアに共通するのは、ワールドメイトの宗教性からくる良心的な活動については、その一切に目をつぶって無視していることです。海外の著名人や政府からの評価も全くスルーです。もしかすると、本当に何も知らないのかもしれませんが、それだけの事実を見ても、ワールドメイトに関しては、はじめから事実を書く気がないことがわかります。

ところで、そこに掲載されている深見東州先生からのメッセージは、深見東州先生の言動を知るワールドメイト会員でしたら、なるほどと思える内容です。

ネット上では多くの人が、大人の対応というのか、賢い、素晴らしいメッセージと言う反応ですが、かえって恐ろしさを感じてしまう、という反応もありました。

僕も、以前でしたらそのように思ったかもしれませんが、今、その言葉に嘘や偽りは全くなく、本当にそう思って言われていたことがわかります。

日刊カルト新聞に限らず、批判をしてくるメディアに対して、これまでも悪く言われたりしませんし、常々、メディアによって社会が浄化されていることを、本音で発言されていました。

もちろん、メディアに何の問題も無いという意味だとは思っていません。僕は、メディアの偏向した報道を認識しています。また、誤報を流すことも少なからずありますからね。

ワールドメイトも誤報によって風評被害を被ることがありました。誤報や誤解、偏見について、メディア側などに丁寧に説明してもわかってくれないケースも多々あったようです。その結果、やむなく訴訟せざる得なくなるケースが過去にはいくつか存在しました。

時々、宗教団体が訴訟することを問題視する人もいますが、僕はその考えの方が問題だと思っています。間違ったことを平気で報道された場合、丁寧な説明をした上で、相手が取り下げないケースでしたら、さすがに放置はできないと思います。

これは相手を威嚇するのが目的と言われるスラップ訴訟とは違います。また、やむなく訴訟を数件起こさざるを得なかったというだけで、訴訟が多い団体というのにも当たりません。このような言い草は、一部のメディアによる都合の良い詭弁に過ぎません。

メディアは宗教に関しては面白く怪しげに書くことが多い印象があります。そうなると実際とは違う、誤解を招く恐れがあり、そんな内容の記事をそのままにして放置するとどうなるか。メディアに、内容を認めたという誤解を与えかねませんよね。あるいは、おとなしい相手でやりやすいネタと思われるかもしれません。

メディアからすると、宗教に関する怪しげな記事は読まれやすく、雑誌などの売り上げにも直結しますので、ほっておくとさらにエスカレートする可能性があるでしょう。

最終手段として、法的な判断に委ねるのが公平なやり方だと思っています。法的な判断も必ずしも完全ではないと思いますが、それでも法治国家なのですから、現状ではそれがベターだと思います。

話を戻すと、ワールドメイトでは、メディアからの取材に対しては、真摯に対応する方針だというのがわかります。先日、「FLASH」からワールドメイトに取材があり、その内容が報道されていました。その時も超多忙の中で、深見東州先生自ら睡眠を削ってまでも、長文の丁寧な回答をされていました。

そのほかにも僕が知っているだけでも、テレビ東京、東洋経済、週刊ダイアモンド、AERA、財界新潟、スポーツ関連のメディアなど、複数のメディアからの取材がここ数年の間だけでも入っていました。それらの内容は、記事として雑誌やインターネット上に公開されています。

そのほとんどを、実は代表である深見東州先生自らが、超多忙の中でも時間を割いて対応し、長時間に及ぶインタビューで疑問に答えられていました。それも真摯なメディア対応の表れと言えると思います。教祖自らが答える宗教団体の存在自体、非常に限られていると思います。

ワールドメイトや深見東州先生に批判的な記事が、いくつかネット上にはありますが、それらに限って、直接取材をしたものではないことがわかります。憶測で勝手に書いているわけですから、そのようなメディアには堂々と取材し、偏った記事にならないよう真摯な対応をしてもらいたいものです。

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