今年も、あっという間に過ぎ去った感じがするのですが、人は、年を経るほどに1年が早く感じるという話もあります。かといって、今更、どうにもなるものでもありませんので、藤岡弘、さんの1秒に生きろというCMの言葉にもあるように、来年も日々充実させて、肉体の衰えに鞭打ちつつ心だけは若々しく頑張っていきたいと思っています。
ということで、今年は、これが最後の記事になるかと思います。
ちょうど先日、ニコラス・ケイジが来日し、ウェスティンホテル東京での「クリスマス絵画コンサート・ジュエリー・時計展示会」に来場していたとき、東京ヴェルディに新しい胸スポンサーが決まったというニュースが報道されていました。
この2年間は、深見東州先生が会長をされている国際スポーツ振興協会がメインスポンサーでしたので、どうしたのかなとワールドメイト会員の仲間とも話していたのですが、先日、その理由が国際スポーツ振興協会のホームページに掲載されました。真相を知って正直私もびっくりでしたが、深見東州先生も思い切った発表をされたものだなと感じました。
【クラブ】この度、東京ヴェルディは、株式会社アカツキ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:塩田元規)と、コーポレートパートナー契約を締結しましたのでご報告します。同社のロゴを2019シーズンユニフォームの胸部分に掲出します。詳細は→https://t.co/Pey5g7lOix #verdy pic.twitter.com/EgJ7dL6Csr
— 東京ヴェルディ公式 #緑パートナー募集中 (@TokyoVerdySTAFF) 2018年12月20日
いきなりスポンサーを降りることになったので驚きはありましたが、このようなケースは社会の色々なところで起きているのでしょう。だからといって、やって良いことだとは思えませんし、良識を疑うというような意見も、インターネット上にたくさん見られました。
ただ、深見東州先生とヴェルディのフロントの間には、何の行き違いも問題もなかったことも書かれています。ゼビオさんの、社会通念上の良識や礼節のなさ、それに対する我々の怒りを文書で表明し、ヴェルディの選手やサポーター、他のスポンサーに対し説明をする責任を感じると書かれていました。
その上で、実質的に大口株主になると思われるゼビオさんの意向に逆らってまで、法的な措置をとり、ことを荒立てても、なんの解決にもならないどころか、せっかくの上昇機運に水を差しますし、サポータやファンをがっかりさせてしまうし、またフロントの方達も困ってしまうと思われていることも書かれていました。
それだったら、こんなことを公にしなくても、黙って去って行って欲しかったというサポーターの意見も見ました。僕も最初はそれでも良かったのではと思いました。深見東州先生は礼節や信義を非常に大事にする方で、今回のような対応に対してはなはだ遺憾に思われているとは思います。だからと言って宗教に対する世間の偏見も熟知されているので、黙って堪えることも難しいことではないと思います。
【海外】◆悲報◆東京ヴェルディ胸スポを巡る元スポンサーゼビオvs前スポンサー深見東州の場外乱闘勃発!→続きを見る https://t.co/KNh69NgFOK byサッカー速報Ⅱ pic.twitter.com/XCKcIfg5cR
— サッカー速報Ⅱ (@osusume2ch6) 2018年12月25日
ただ、もう一度しっかりと読み返してみると、はっきりと事実を発表した方が、やはり良かったのではないかと思えてきました。そう感じたのは、一つだけ引っかかる部分があったからです。
フロントの方達の話で、ゼビオさんは明確な理由を言われなかったという部分でした。インターネット上には、ゼビオさんの意向もよく理解できるという意見もたくさんあるように、だいたいの想像がつく理由ではありますが。
それをゼビオさんははっきりと言われなかったようですが、これは大事なことに関わると感じます。万が一今回のことで係争になると、なぜスポンサーを降ろすような言及をしたのか、明確な理由を述べなくてはいけなくなると思います。
国際スポーツ振興協会に対する国内の一般的なイメージには、かなり誤解されたイメージもあると思いますが、世界的に見ると全く違う高い評価を得ています。そのことは簡単に証明できると思います。
ゼビオさんには全く想像もつかない理由があった可能性もありますが、もし想像していた通りの理由であるならば、今回の表明には、宗教に対する誤った見識や、差別的な対応に対する問題提起の意味があるのだろうと感じました。
ヴェルディスポンサーISPSとゼビオ問題。社長は宗教? https://t.co/bRhLEQuL4w pic.twitter.com/01XBZd2TdV
— バズ・ツイート (@oyakudachi_1) 2018年12月25日
新興宗教がダメなのか? "あの"深見東州氏が東京ヴェルディのスポンサーを降ろされる理由 https://t.co/zGcGp9qXSJ
— TABLO|タブロ (@TabloNews) 2018年12月29日
国際スポーツ振興協会は宗教団体ではありません。ワールドメイトから大きな寄付を貰っているというだけのことです。法的に何も問題なく、欧米の世界的な組織や著名人からの高い評価得た優れたスポーツ振興団体であるのにも関わらず、ワールドメイトへの偏見から来る良識を欠く対応に対し、ささやかな問題提起として公開されたのかもしれません。
もちろん、サポーターやファンの人たちへ、不本意ながら残念な結果になったことへの説明責任がメインではあると思いますが。
いずれにしても国際スポーツ振興協会は、また新たなチャレンジと社会貢献を、来年も続けていくと思います。そして東京ヴェルディは、より強力なバッグアップ体制を確立し、素晴らしい選手たちとサポーターの力で、来季こそJ1に昇格し、躍進を遂げられることを心より願っています。