9月18日、19日は新国立劇場で、「初秋のクラシックコンサート」が開催されました。有明セントラルタワーホール&カンファレンスでも、パブリックビューイングで鑑賞できました。また、20日にはその会場で、同じ出演者によるミニコンサートも開催されました。
3日連続でコンサートに出演したソリストは、深見東州先生、大貫裕子さん、所谷直生さんの3人でした。
新国立劇場の二日間のコンサートでは、60人規模のオーケストラと、10数人の合唱団が加わり、3時間におよぶコンサートとなりました。
テノールの所谷さんの叙情的な美声と豊かな声量に圧倒されました。また、大貫裕子さんも、美しいソプラノの美声と多彩な表現力で聴かせてくれました。
有名なアリアが続きましたが、何度聞いても良い曲は感動しますね。
深見東州先生の歌の魅力
今回、深見東州先生は、「魔笛」からザラストロのバスのアリアを2曲、そして「アンドレア・シェニエ」からバリトンの人気アリア「祖国の敵」を、まず歌われました。いずれも、深見東州「ヒストリカル・ライブステージVol 2」のCDでも聴くことができます。
ただCDの音源は1997年ごろのステージのもので、40代中盤の若々しい声です。今でも、素晴らしい響のある声は、全く変わりませんけどね。今は当時よりもいっそう表現の幅が広がり、声の深みが増しているように思います。
深見東州先生の場合、声の良さと高い歌の表現力、多彩さが大きな魅力だと思っています。声というのは、磨けば良くなるのでしょうけど、基本的な声質は変わらないでしょうからね。なので持ち声に魅力がある人は歌手として大きなアドバンテージになると思います。もちろん、声には聴く側の好き嫌いもかなりありますね。万人に支持される良い声というのはないのでしょう。
それから深見東州先生の歌う音程が完璧で、外国語の歌詞の発音も極めて正確というのは、海外の有名歌手が驚いていたのを聞いた覚えがあります。特に英語の歌詞で歌うのは難しいでしょうから、曲のテンポに合わせるために発音を端折ることが日本の歌手にはよくありますからね。
その点、完璧な音程と発音で歌えるだけでも素晴らしいと思いますが、それだけでは上手く歌えても、魅力がある歌手とは言えませんよね。
個人的な感想ですが、やはり声の質が良いのと、歌詞や曲を深く理解して、歌唱力でどれだけ表現できるかが決め手なのかなと思っています。発声の方法やテクニックが大きく関係していると思いますが、他にも何か解説できないような輝き、オーラ、みたいなものもあるのかもしれません。
心に響き、魂が震えるような感動を与えることができる歌手が、本当に素晴らしい歌手だと僕は思っています。
ワールドメイト会員である僕が書いても、単なるエコ贔屓な感想と思われるかもしれませんが。できたらCDか、実際のコンサートで、しっかりと聴いてもらえると、多くの人は納得していただけるのではないかと思います。
深見東州先生の作曲の魅力
今回は、深見東州先生の作曲についても一言触れておきたいと思います。新国立劇場のコンサートでは、フルオーケストラによる演奏がたっぷりと聴けました。
ワールドメイト会員に馴染みの深い曲も数曲あり、心の中でかなりハイになっていました。いずれにせよ、どの曲も主旋律がとても印象的です。
美しい曲、ドラマティックな曲、荘厳な曲と、曲調はさまざまですが、どれも作曲のレベル、完成度が高いというしかありません。それを見事にオーケストレイションし、壮大なサウンドで楽しませてもらいました。
これらのインストルメンタル曲は、他にもたくさんあり、「天雅の旋律」シリーズや、いくつかのライブCDに収録されています。何度聞いたかわかりませんが、曲の素晴らしさに感動するだけではなく、やる気になり、いつも元気にしてくれる楽曲です。