前回の記事では、深見東州先生が主席総裁を務める国立オペラ・オーストラリアから、3人のソリストを招き開催されたガラコンサートの様子について書きました。実はガラコンサートの後は、2023年の締めくくりにふさわしく、第九が演奏されました。
「どこにもない楽しさ、クリスマス時計宝飾展示会」の初日のイベントとして開催されましたが、その後も日替わりで、ポールダンスショー、薪能、ジャズコンサート、バレエガラと続いていきます。バレエガラについては、すでにこちらの記事に書きましたので、まだ紹介していないものを今回は書きたいと思います。
目次
交響曲第九番 第四楽章「喜びの歌」でクラシックを堪能
第九はガラコンサートの流れで、33人の東京湾フィルハーモニック管弦楽団と、深見東州先生(バリトン)、アレクサンダー・ルイス(テノール)、イモージェン・フェイス・マルフィターノ(ソプラノ)、アシュリン・ティムス(メゾ・ソプラノ)、の4人のソリストと、32人の東京湾混成合唱団が出演しました。
第九は、やはり合唱の素晴らしさが、とても印象に残りますね。日本の合唱は、俺が俺がと歌う声楽家がいないためか、世界水準から見てもレベルが高いと聞きました。
今回の第九は、第4楽章の「歓喜の歌(喜びの歌)」からでしたが、何度聴いても第九は、やはり感動しますね。合唱もソリストも演奏も一体となって素晴らしいです。ソリストの独唱や4部合唱の部分も好きで、聴きごたえがありました。オペラ・オーストラリアから来た3名のソリストの素晴らしさについては、前回の記事を参照してください。
「歓喜の歌(喜びの歌)」のどの部分も素晴らしいですが、合唱の、特に二重フーガの部分に入るとゾクゾクしますね。難しい箇所だと思いますが、合唱の素晴らしさを心底実感します。今回も素晴らしい第九を聞かせてもらえました。こんな感動的な曲を作ったベートーヴェンにも感謝です。
二日目はラスベガス風に華麗なポールダンスショー
二日目は初日の雰囲気とガラリと変わり、ポールダンスなどのショーが行われました。3人の女性ダンサーと2人の男性ダンサーが、ベンチャーズの曲に乗って、軽やかに、アクロバティックに、セクシーに踊ってくれました。
ウィキペディアを見ると、ポールダンスについて以下のような解説があります。
日本ではポールダンスとポールスポーツの両方の大会が存在し、ダンスとしては「MISS POLE DANCE JAPAN」(主催:日本ポールダンス協会)、オリンピックを目指したポールスポーツとしては「全日本ポール・スポーツ選手権大会」(主催:一般社団法人日本ポール・スポーツ協会)が挙げられる。
また、2015年からは日本初の国際大会「POLE THEATRE JAPAN」が開始されている(主催:POLE THEATRE WORLD GROUP)。「POLE THEATRE JAPAN」での優勝者には、世界各国で開催される「POLE THEATRE」で勝ち抜いた優勝者からさらにNo.1を決定するという、「POLE THEATRE WORLD」に出場できる権限が与えられる。
この「全日本ポール・スポーツ選手権大会」や「POLE THEATRE JAPAN」などで優勝するなど、各方面で活躍中のダンサーが出演していました。みんな素晴らしいわけですね。鍛え上げられた肉体美にも、しばし見惚れてしまいました。
また、終了後のおひねりタイムも最高潮に盛り上がり、大勢の観客が、ダンサーの服の隙間にお札を入れ、ハグや握手をしていました。
三日目は能と狂言で古典芸能を鑑賞
この日は、またまた雰囲気がガラリと変わり、能楽鑑賞の一夜となります。狂言「福の神」では、狂言方和泉流能楽師の野村万蔵氏がシテとして福の神を演じました。俳優としても、映画やドラマなどに出演されていますね。
この演目は大晦日という設定なので、年末にふさわしい演目と言えます。何より、縁起の良さそうな感じがします。ハッハッハッハッハーと笑いながら、舞台を去る福の神を見てると、幸せな気分になりました。
能の演目は有名な「高砂」です。これは人の世を寿ぐ、大変おめでたい能として知られていますね。結婚披露宴で謳う人もいます。今回はシテ方宝生流能楽師の辰巳満次郎氏が、前シテの翁、後シテの住吉明神を、厳かな中にも華やかに演じました。
深見東州先生による能楽鑑賞ショート解説も行われました。能に興味が湧いてくるような、非常にわかりやすい説明です。今回は、能にしてもバレエにしてもオペラでも、知識があれば楽しめることも話されました。僕も芸能や教養に関して、多くのことを教えてもらったおかげで、明らかに人生が豊かに、少しは文化的になったように思います。
能楽師でもある深見東州先生は、つけ祝言も謳われました。「今年よかったことも悲しかったことも、つけ祝言で宣り直し、また一から生きていこう」というメッセージが込められていました。
四日目はお洒落に「深見東州のクリスマス・ジャズコンサート」
二日目のポールダンサーのバックは、「ROCK54(ロックフィフティフォー)」というバンドでしたが、この日のバックは「ジャズポップ55(フィフティフィフティ)」という名前になってました。
この日深見東州先生はお腹が痛かったようで、予定よりも遅れて登場されました。その間ベンチャーズナンバーを数曲、バンドが演奏しました。
「今日は19曲ほど歌ってみようかと。ちょっと多すぎるんじゃないかと思うんだけどね。無料でいいのかな〜。いや、感無料です」と、登場するやジョークを飛ばしつつ、楽しいトークもたっぷりと聞けました。
そしてジャズのスタンダードナンバーやクリスマスソングをジャジーに、メロウに歌い上げられます。英語も日本語も歌詞の意味を深く理解した上で、発音にも響きがあり、聞き取りやすく謳われます。また、深見東州先生のようにクラシックとミュージカル、日本歌曲と、しっかり歌い分けができるオペラ歌手は、数少ないようです。
この日は、オリジナル曲「雪のクリスマス」も披露されました。元曲は、かなり昔に深見東州先生がスコットランドに行った後に、それを思い出しながら作曲したインストルメンタル曲です。その頃は、とても美しいインストの名曲を、たくさん作曲されていましたね。
その曲に歌詞をつけて歌われました。冬の寂しさの情景が目に浮かぶような、そんな侘しさも感じさせつつも、どこか温かみを感じる恋愛歌だったと思います。
最後は、きよしこの夜を、会場全員で一緒に歌い、ロマンチックでムーディーな一夜の無料コンサートはお開きとなりました。最初のベンチャーズの曲も含め、約2時間半にわたり、結局20曲を歌いました。
連日のイベントでお疲れのはずなのに、無料であっても一切手抜きされずに、全力で楽しませてくれるのが、深見東州先生なのだなと改めて思います。そして5日間にわたり、日替わりで行われた振り幅の大きなイベントの数々を企画し、全てを手掛け、出演されることに驚くしかありません。