深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
「ISPS HANDA 欧州•日本どっちが勝つかトーナメント」記者発表会(1)〜国内ツアーに与えた影響〜

1月24日に、静岡県御殿場市の太平洋クラブ御殿場コースで、4月25日から開催される「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」の記者会見が開かれていました。

DPワールドツアーと日本ゴルフツアー機構による共催トーナメントですが、仲を取り持ち開催にこぎつけたのが、国際スポーツ振興協会の半田晴久会長(深見東州先生)でした。

世界を目指すゴルファーにとって貴重なトーナメント

JGTOの青木会長は会見で、「昨年、日本のゴルフ界で史上初めて、DPワールドツアーとJGTOによる第一回大会が開催されました。これは私の念願であり、JGTO としても大きな目標でした」と語っていました。

日欧の男子ツアーがコーサンクションするためには、長年にわたるさまざまな懸案を解決し、複雑な契約を結ぶ必要があったのでしょう。ただ、そこまでに、なかなか至らなかった事情がゴルフ界にはあったようです。

辛口で知られるゴルフジャーナリストの宮崎紘一氏によると、「昨年、久常涼がDPワールドツアーで日本人プロとして初優勝し、その実績で今年は米国PGAツアーのシード権を確保するなど大活躍しました。今や日本選手やゴルフファンの欧州ツアーへの関心は何よりも高くなっています。その突破口を開いたのは、同ツアーの日本開催を導いた半田晴久会長の力によるもので、歴史に残る快挙と言えます。欧州勢を迎え撃って日本選手が優勝でもすれば、低迷気味の男子ツアー復興にもなるでしょう」と、語っていたそうです。

日本のゴルフ事情に詳しい方からすると、やはり歴史に残る快挙だったのでしょう。たしかにDPワールドツアーは、米国PGAツアーに次ぐ、世界の2大ツアーですからね。しかも早くからグローバル展開をしていて、世界50カ国、5大陸を横断して開催されていたのに、ゴルフ大国と言われた日本は、この中に入っていなかったわけですから。

いつの間にか日本の男子ゴルフツアーは、世界ランキングにおいて非常に評価が低くなり、以前はそれなりに高かった「日本オープン」が、今や米国の下部ツアーであるコーンフェリーツアーの半分以下のポイントしか与えられないという、国際的に見てもあまり魅力のない、取り残されてしまうのではないかと思えてきます。

現実問題として、日本ツアーでいくら頑張っても、世界ランキングで出場が決まるメジャートーナメントなどへの出場は難しくなってきました。なので世界にデビューするために、QTや予選会から頑張る選手もいますけどね。

そのような背景がある中で、半田晴久会長(深見東州先生)が、日本でワールドランキングのポイントの高い試合の開催にこだわっていたのは、そのことを憂えてのことだったのでしょう。世界へ羽ばたくための門戸が狭くなり、厚い壁を少しでも打破し、ツアーを活性化するためにも、それが必要だという思いがあったからなのでしょう。

ちなみに、昨年の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」では、日本オープンの約2.5倍のポイントが付与されました。

DPワールドツアーとの関係が深まったことによる良い影響

実は今回のトーナメントは第3回目になる予定でした。しかし初年度(2022「年)はコロナによる海外からの入国規制が厳しかったため開催できませんでした。代わりに日本とスペインの2カ所で、「ISPS HANDAチャンピオンシップ」(日本版タイトル「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!)が、それぞれ開催されました。

その間にJGTOとDPワールドツアーの協力関係も深まり、国内男子ゴルフツアー賞金ランキングのトップ3には、約2年間DPワールドツアーへ出場できる特典が付与されました。もちろん、出場資格にはさまざまなカテゴリーがあり、優先出場順位もあるため、全ての試合に出れるわけではありませんが。 

それでも昨年度は、賞金ランク2位の資格で、限られた試合に出場し続けた星野陸也プロが、DPワールドツアーポイントランキング81位となり、今季はフルシード権を獲得しました。そしてさっそく今季、オーストラリアで開催されたDPワールドツアー最初の2戦で連続2位という好成績を収めました。すでに来季のシード権に必要なポイントを確保できたと言っても良いでしょう。

今季はさらに昨年の久常涼プロに続くDPワールドツアー初優勝の期待もかかります。昨年度、DPワールドツアーのポイントランキング17位に入った久常プロは、DPワールドツアーのトップ10に与えられる米PGAツアーへの出場権を獲得しました。さっそく今季は米国を主戦場にプレーをしています。すでに米PGAツアー出場資格を持つ選手は除くため、ぎりぎりトップ10内に滑り込めたわけですね。ちなみに彼は、一昨年のQTを勝ち抜いてDPワールドツアーへの参加資格を得ていました。

(P.S. ちょうど、この記事を書いて投稿した後、星野陸也がDPワールドツアー初優勝を成し遂げました。素晴らしい、おめでとうございます。RikayuじゃなくRikuyaですね)

昨シーズンのDPワールドツアーには、星野プロ以外に、岩崎亜久竜プロと比嘉一貴プロも3位と1位の資格で出場しましたが、欧州勢の厚い壁に苦戦し、良い成績は残せませんでした。ただ、難しい環境で揉まれたからでしょうか、岩崎プロは国内ツアーに戻った直後、日本オープンを制しました。DPワールドツアーに参加しただけの甲斐はあったと言えそうです。比嘉一貴プロは、今季は昨年度よりもさらに限られる出場資格で、DPワールドツアーに出場しています。

余談ですが、昨年の12月に比嘉一貴プロは、ISPS所属の高妻陣一郎プロとともに、今季LIVゴルフツアーへの出場権をかけた予選会に出場しました。残念ながら比嘉プロは脱落しましたが、高妻プロは超難関の予選会と言われる中で、上位3人枠に残りました。そのおかげで今年は、LIVゴルフの試合にフル出場しています。

話を戻しますが、国内男子ゴルフツアー賞金ランキングトップ3に与えられるDPワールドツアー出場の特典は、韓国へも波及しました。韓国プロゴルフツアーの年間王者に1年間のDPワールドツアー出場資格が付与されました。韓国では日本よりも早くDPワールドツアーが開催されていましたが、今後は韓国プロゴルフツアー(KPGA)とも協力していくとのことです。

ということで、日本もDPワールドツアーとの深いつながりができたことにより、国際志向の強い選手たちに、良い刺激と希望と夢を与えることができましたね。

「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」は、獲得賞金が加算される国内ツアー最高の賞金総額大会であり、最も高いワールドランキングが与えられるトーナメントです。今年は4月25日から28日まで太平洋御殿場クラブコースで開催されます。

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