第4回世界オピニオン・リーダーズ・サミットは、オバマ前大統領を迎えて開催

オバマ前米国大統領が来日します。そして明日3月25日開催の第4回世界オピニオン・リーダーズ・サミットに出演します。

主催するのは、NPO法人の世界開発協力機構(WSD)です。半田晴久WSD総裁(深見東州先生)による、「日本の若いリーダーたちに、世界の現状を正しく捉え、良き日本の道を選択する目を養う機会を与えたい」、という呼びかけによって、世界オピニオン・リーダーズ・サミットは始まりました。そして強力なリーダーシップを持つ政治家によって、社会や組織は進んで行くが、高いレベルのオピニオンリーダーは、明快に論点を説明してくれると言われていました。それで毎回、国際政治や外交における世界のオピニオンリーダーを招聘し、これまで3回にわたり開催されてきました。

今回はオバマ大統領という超ビッグなリーダーの登場に、さすがにワールドメイトの友人たちとともに驚いてしまいました。しかし第2回のサミットもビル・クリントン元大統領と、コリン・パウエル元米国務長官がこのサミットに出演するために来日しました。コリン・パウエル氏も大統領になってもおかしくないほどの人物だと言われていました。

さらに、第1回と第3回のサミットには、トニーブレア元イギリス首相が出演し、また、ハワード元オーストラリア首相とラモス元フィリピン大統領も第3回に出演しました。そのように世界の大物政治家たちが、すでに何度も登場していたのが、この世界オピニオン・リーダーズ・サミットです。

英国やオーストラリアなど、世界におけるチャリティ活動を通じて、自然と英国王室の人たちとも親しい仲になり、党派を超え、英米豪アジア・アフリカなど、世界の政治家たちと親交のある深見東州先生にとっては、今回のことも、そこまで驚くようなことではないのかもしれませんが。

 

世界開発協力機構は、3月25日(日)「第4回世界オピニオン・リーダーズ・サミット オバマ大統領との対話」を開催致します。

【開催概要】
■名称 :第4回 世界オピニオン・リーダーズ・サミット オバマ前大統領との対話
■日時 :2018年3月25日(日)10:20開場 11:50開演 14:00終演予定
※早く終わる場合もあります。ご了承ください。
■開場 :ベルサール高田馬場
〒169-0072東京都新宿区大久保3-8-2住友不動産新宿ガーデンタワーB2
■備考 :同時通訳あり

 

少し、過去のオピニオンリーダーズサミットにおける、印象的なフレーズを紹介すると、トニーブレア氏が、「私はただの首相だったが、半田さんは詩人であり、実業家であり、・・、偉大な人だ」と言われていたのを思い出します。英国人特有のジョークや世辞ではなく、しみじみと思いがこもっていたように感じられました。日本に面白い人物がいるんだと言って、英国でも人に話しているそうです。

それから、サミットの内容を書くと多岐にわたるので省きますが、このようなサミットを継続して行くことが重要だと、ゲストの方達が言っていたのも思い出します。民間組織主催のサミットではありますが、時の政府にも内容は伝わっているのだろうと思います。

 

たしか2013年の1回目のサミットだったと思いますが、第二次安倍政権が発足し、アメリカともう一つしっくりいってない時期に、アメリカ側からの安倍首相に対する本音を聞き出したこともありました。細かい内容は忘れましたが、その後安倍政権とアメリカとの間もいい感じになっていったところを見ると、民間の会議で本音を言いやすいことが、良い結果につながっているのかもしれません。

それから、第2回サミットの時のビル・クリントン氏の発言で、思い出に残るフレーズがあります。この時は日本や安倍政権に対して、様々な提言をしていましたが、個人的には「全ての人生には成功も失敗もあるが、あきらめないこと。人間の心を挫くものは、むごいことではなく、明日が今日と全く同じだと思うこと。悲劇的なことがあっても、必ず新しいことが始まる。」という言葉が印象に残りました。

また、内向きになっている日本の若者に対して、もっと世界に出て、いろんな人たちと一緒に働くことをアドバイスしていたのも思い出します。

 

 

それで、今回のオバマ大統領を迎えてのサミットですが、いったいどんな内容になるのか、もちろん私は知りません。

しかしスピーチの力で世界の人々を感動させ、動かしてきた人物ですから、素晴らしいものになるのは間違いないかと思います。

オバマ氏は大統領の頃、若者からの「どのようにしたらあなたのような偉大な指導者になれますか」との問いに、このように答えていました。

「指導者になることに関して、学んだことが一つある。人の原動力になるものは金銭や権力などのわかりやすいものだけだと私たちは考えがちだ。だが物語も原動力になる。米国を考えてみてくれ。私たちには独立宣言といういい物語がある。”全ての人間は平等に創られた” は、はじめは単なる可能性を示す言葉だったはずだ。相手が真剣に話す言葉に耳を傾けることは、価値があることだ。」

 

外交においては、目立ちませんが若者たちとの交流も盛んに行っていたそうです。

大統領退任直前、若者たちへの思いとして、「彼らには再認識して欲しい。いつも伝えてきたことだが、歴史はジグザグに進むとね。だが、歴史の本筋はより非暴力的で、互いを思いやる寛大な世界に向かうだろう。そのためには未来のために、誰もが戦わねばならない。」というメッセージを残したそうです。

現在、オバマ大統領の取り組んできた国際問題や国内政策における成果は、今、多くの部分でトランプ政権によって覆されています。しかし、外交においては、キューバとの国交正常化を実現し、またあまり報道されませんが、ベトナム戦争において、未だ多くの傷跡を残すベトナムやラオスを訪問しました。そして日本においては、広島に現職大統領として初めて訪問しました。それらは、過去の戦争からくる不幸な関係に区切りをつけ、建設的な未来を築くことにつながると思います。

そして、多くの若者たちとの触れ合いによって、未来に希望を持つ若者たちに良き刺激を与えてきたと思います。

それらは激動する世界情勢の中において、あまり目立たない部分だったかもしれませんが、未来に、大きな良い影響を残した大統領ではなかったかと思います。

 

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