ハリー王子来日「ISPS・スポーツの力特別サミット」のメディアの報道(2)〜パネル・ディスカッション〜

今年8月9日に開催された 「ISPS・スポーツの力特別サミット」の内容について、メディアの報道をまとめた記事の続きを書いています。前回は主に前半の内容についてでしたが、今回は後半の内容を中心に書きました。

サミットの後半は、いよいよハリー王子が登場します。そして、深見東州先生をモデレーターとして、ポロ競技の著名なスターであるナチョ・フィゲラス氏、ラクビー界のレジェンド、オールブラックス全盛期のスタンドオフを務めたダン・カーター氏、南アフリカにおけるトップクラスの大学、ステレンボッシュ大学の学長を務めるヴィム・ド・ヴィリエ氏、そしてハリー王子の4人がパネリストとなって、スポーツの力やチャリティーについて発信しました。

ハリー王子とのパネルディスカッション

3400人ほどが詰めかけた会場は、セキュリティーも非常に厳重でした。ただ、誰でも参加可能でした。AERAの記事には、参加した方の感想が書かれていましたが、なるほどと思いました。

ここ数年のハリー王子に関する報道は、かなりシリアスなものが多く、王子の表情も硬い感じがしていました。それに比べて今回は笑顔が多く、リラックスした、イキイキとした印象がありました。

ただ少し勘違いがあるのは、深見東州先生はハリー王子のチャリティ活動を狙って支援しているのではありません。40年近く前のことだと思いますが、チャリティ活動について、福祉の専門家に相談し、その意見を指針にして、さらに足されている結果だと思います。

そもそも、王室に近づくのが目的で行う支援でしたら、長続きしないでしょうからね。英国王室が、誰にでも簡単に利用されるほど緩いとは思えませんし、また、お金に困る方々ではないので、見下されてしまうだけでしょうね。ハリー王子やウィリアム王子をはじめ、チャールズ現国王やアン王女とも親しく関係を築くこともなかったでしょう。

日本の新興宗教の教祖と英国王室メンバーにつながりがあることを、訝しく思う気持ちもわかります。僕も英国王室側が、心よく受け入れてくれるものだと感心していた時期もありましたので。

なぜ、世界的な著名人との交流が広がっていくのかについては、以下の記事を読んでください。相手がどんな有名人であれ、礼節をもった上で、自然体で懐に飛び込んでいけるのが、深見東州先生の凄いところでもあります。相手がセレブや超一流の人物でも、普通の人や学生でも、人種や性別も含めて分け隔てなく話されるのも特徴です。

そして相手の喜びポイントがわかり、すぐに打ち解け仲良くなれるのも、深見東州先生の魅力の一つです。いざお付き合いが始まると、教養の厚みと才能の豊かさを相手が理解し、敬意を持つようになっていくようです。

また、英国王室や海外の政治家たちとは、社会貢献へのシンパシーを互いに感じるのか、ともに活動するようになることが多いです。詳しくは以下の記事に書いています。

スポーツの力とチャリティの結びつき

パネル・ディスカッションの内容を、メディアの報道などから拾ってみました。今回ハリー王子の来日の目的は、長年支援をしている国際スポーツ振興協会(半田晴久会長)へ感謝の気持ちを伝えることと、これからも応援していただきたいとの思いからの来日だったことが明かされました。

また、スポーツの力、チャリティーがいかに尊いものかを啓発し、皆さんに協力していただきたいということと、より多くの方にスポーツの力を実感していただきたいとの思いからだったそうです。

それで、今回のハリー王子一行の滞在費や交通費は自前で賄い、ノーギャラでの参加なのでした。また、今回参加したパネリストや講演者たちも、開催の趣旨に賛同してノーギャラでの参加であることが書かれていました。

パネル・ディスカッションでは、チャリティと福祉活動がテーマでした。結論から書くと、スポーツの力、スポーツの持つ価値とチャリティや福祉活動が結びつくことが、ベストなのではないか、ということになりました。

その理由の一つとして、深見東州先生が目の不自由な人々のためにスポーツセンターを作り、スポーツを推奨したところ、精神的にも肉体的にもよくなり、寿命が伸びたというオーストラリアのカーテン大学における研究の成果が紹介されました。

それと同じようなことが、前回の記事で紹介した、オーストラリアの傷痍軍人のスティーブさんの講演でも強調されていましたね。インヴィクタス・ゲームズに参加してきた体験談から、スポーツが自分自身の命を救ってくれたことを熱く語りました。

デイリースポーツ8月30日紙面より

スポーツをすることによって、生きがいとやりがいができます。友人もできます。それが幸せな人生を送れるということです。これこそが一番の福祉だと言えます。そのためには、福祉をやってもらうとか、やってあげる、という関係ではなく、パートナーシップと連帯がポイントであると、深見東州先生が締め括られていました。

上からこれを行いますとか、そんな一方的な関係ではなく、お互いがパートナーとして一緒にやっていく、いっしょに楽しんでいくことが、これからの福祉活動において大事なのだなと思いました。

そして連帯感ですね。これは以下のインヴィクタス・ゲームズについて書いた記事でも紹介しました。インヴィクタス・ゲームズでは、世界中の傷痍軍人たちが集まり、スポーツで競うわけですが、勝ち負けが重要なのではありませんでした。

インヴィクタス・ゲームズでは、傷痍軍人とその家族や友人たちとの連帯感、世界中の傷痍軍人たちを結びつける連帯感を非常に強く感じるそうです。そこから傷痍軍人たちの失われた人生が戻ってきて、新たな人生が始まるわけです。それは家族や友人たちをも、同じように、幸せにすることなのだとわかりました。

福祉活動に限らず、子どもたちの教育にもスポーツは影響を与えています。深見東州先生によると、南アフリカで小さなサッカー場をたくさん作ったところ、子どもたちが夢中になり、犯罪が60パーセント減少し、ドラッグ使用は90パーセント減少したとの報告も紹介されました。

次回の記事では、今回書けなかった参加したパネリストたちの個別の発言について、もう少し詳しく紹介したいと思います。

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