深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
スポーツが人生を変え命を救う、ハリー王子提唱、深見東州氏も支援するインヴィクタス・ゲームズ

インヴィクタス・ゲームズは、ハリー王子が提唱して2014年から始まった傷痍軍人のための国際スポーツ競技大会です。2014年の最初の大会の後に設立されたインヴィクタス・ゲームズ・ファウンデーションがブランドを所有し、競技種目やルールなどを決定しています。

深見東州先生が会長を務める国際スポーツ振興協会(ISPS)は、2014年の立ち上げの時から、インヴィクタス・ゲームズを支援し、今日まで継続して支援を続けています。

インヴィクタス・ゲームズ創設の経緯と成果

ハリー王子は、軍隊生活時代、アフガニスタンに派遣されていました。そこで戦闘行為を体験し、事情により2008年に帰還します。そのとき負傷した英国兵士とともに、デンマークの兵士の棺がデンマークに送還されるのを見届けますが、深い衝撃を受けたとのことです。

その後2012年に、米国の傷痍軍人のスポーツ大会であるウォリアー・ゲームズに参加した英国軍人の誇らしげな話を聞きます。「スポーツは回復をサポートする最良の方法だ。スポーツは、現役兵に欠けているすべての条件を満たしてくれる。その前提は単純だ。目標を設定し、否定的な考えをすべて断ち切り、目の前の挑戦に集中し、そのために自分の体を最大限に使うことを学ぶ。私たち軍人はチャレンジが大好きなんだ」

翌2013年、ハリー王子は直接ウォリアー・ゲームズを観戦します。そこで感銘を受けますが、社会への影響を考えると、参加者も観客も少なすぎると感じ、インヴィクタス・ゲームズを創設することを思い立ったと言われています。

ハリー王子は、「人間の精神力は強靭だと知らしめたい。身体的な回復力と回復を目指す精神力が、人生をもっと強くするのです。どんな重荷も克服できます。インビクタス・ゲームズは次の段階へ踏み出す場となるでしょう。」と、インヴィクタス・ゲームズのオープニング・セレモニーで語っていました。インヴィクタス・ゲームズは、そのような人間の不屈の精神を称えるために、傷痍軍人たちにスポットライトを当てた国際的なスポーツイベントなのです。

インビクタス・ゲームズは、スポーツの力を通して参加する傷痍軍人の回復とリハビリを支援しています。同時に国に奉仕するすべての人々に対する敬意と幅広い理解を生み出し、特に自由のために精神的・肉体的な健康を捧げた人々に敬意を表したいと考えています。

これには負傷した兵士の回復に、決定的な貢献をしてきた競技者の親族や友人も含まれるとのことです。彼らはインビクタス・ゲームズにとって、選手たちの人生と同様に欠くことのできない存在だからです。

インヴィクタス・ゲームズ・ファウンデーションは、このインヴィクタス・ゲームズの開催やいくつかの活動を通じて、負傷し(wounded)、怪我をし(injured)、病気になった(sick)軍人・退役軍人(WIS)のために、回復の道を提供してきました。この活動に参加したWISとその家族の94%が活動を通じて回復とリハビリが改善されたと考えているそうです。

インヴィクタス・ゲームズ・ファウンデーションは、「スポーツは、従軍中または従軍の結果、負傷したり、怪我をしたり、病気になったりした人たちの回復のための信じられないほど強力なツールになります。体を動かすことは、肉体的にもメンタルヘルスにとっても、多くの利点があり、スポーツ、eスポーツ、冒険的なチャレンジに参加することは、体力、持久力、自信を回復するのに役立ちます。さらに、スポーツチームに見られる社会的支援と仲間意識は、トラウマや孤立を経験した人々にとって特に有益であり、スポーツの構造と目標志向の性質は、回復の道を歩む人々に目的意識と達成感を与えることができるのです」と、考えています。

第一回大会に出場した、英国のデイビッド・ワイズマン氏は、スポーツは、回復とリハビリのための素晴らしい強力な手段になる。肉体的なケガをした人も、人生を変えるような経験をして心理的に影響を受けた人も、スポーツはそれぞれの領域をターゲットにし、ポジティブな影響を与える。と語りました。

インヴィクタス・ゲームズ・デュッセルドルフ2023が開催

今回で6回目の開催となるインヴィクタス・ゲームズは、9月9日から16日にまで、ドイツのデュッセルドルフで開催されました。

21カ国から約500人の競技者と1000人の家族・友人を迎え、10競技、229種目の競技で、666個のメダルが授与されました。期間中は14万人以上の観客が詰めかけ、約800人の公認ジャーナリストが参加し報道していたとのことです。

10競技とは、アーチェリー、インドア・ローイング、パワー・リフティング、シッティング・バレーボール、スウィミング、サイクリング、ウィルチェア・ラグビー、ウィルチェア・バスケットボール、アスレチックス(陸上競技)に、今回から加わった卓球競技になります。

陸上競技は、トラック競技とフィールド競技(5種類の競走競技、円盤投げ、砲丸投げ、走り幅跳び)で、それぞれ7つの競技クラスがあります。参加する競技者のうち3分の2の人たちは、目に見える負傷は無く、心に傷を負った人々になるそうです。

大会は大成功のうちに終わり、職務中に負傷した人々の苦境に対する社会的認識を高めることにも成功したとの評価でした。

そしてこの大会に参加した選手たちだけでなく、家族や友人たちが感謝の言葉を伝えてくるそうです。愛する人が戻ってきたと。

クロージング・セレモニーに出場し熱唱したリタ・オラとハグするハリー王子

オリンピックにしても、現在開催中のラグビーW杯にしても、自国の選手たちの活躍には、心躍り、元気やエネルギーをもらえますね。

大リーグで大活躍の大谷翔平選手は、日本の多くのサラリーマンにも、毎日の元気を与え続けていたと言います。日本人は本場大リーグの選手には敵わないと思っていた人たちも、大谷選手の活躍を見て、日本人がここまでやれるのかと、誇りに感じたのではないでしょうか。しかも、振る舞いも立派で、大人でも手本になりますからね。子供たちへの良い影響になると、それはさらに計り知れないと思います。

スポーツには、そのような力があるわけですが、深見東州先生は、常々、「スポーツには社会を変え、人々を団結させ、世界平和に貢献する力がある」と言われています。

このインヴィクタス・ゲームズにおいては、他のスポーツの大会に比べて、それぞれのコミュニティや全体の連帯感が、とてつもなく強い感情に溢れ、強く結ばれていることを感じて、感動する観客たちが多いようです。

デュッセルドルフ市長は、インビクタス・ゲームは、自由の代償がいかに大きいかを私たちに示したと言いました。祖国と自由を守るために戦い、そのために負傷した軍人たちが大勢いるわけです。

本来なら、紛争が起きないことが理想であることはもちろんですが、近年のウクライナへのロシアの侵攻、あるいは最近のイスラエルとハマスの戦争状態を見てもわかるように、現実は厳しいです。ハリー王子も、負傷した兵士がいる限り、この大会を続けると言及しました。国に尽くした人たちをなんとか救いたいと言う思いを強く感じます。

祖国や家族のため、自由で民主的な秩序を守るために戦い、傷ついた人たちが、人生においても屈することがあってはならないし、そうさせてはいけないと、そのことを敬意を持って、多くの人たちに知らしめることが、インヴィクタス・ゲームズの果たしている大切な役割の一つなのかもしれません。

また選手からすると、ある国の傷痍軍人は障害者に対する周りの人たちの見る目は憐れみや好奇心であると言いました。しかしスポーツをやるようになり、「自信を持てば周りの人たちの目は気にならなくなりました。私たちは障害を克服するのではなく、社会における自分自身の認識を克服することだと思います」と語りました。

この大会は、勝つことだけが目的ではありませんし、そのように自分に課してしまった認識を克服し、心を回復させるためにこそあるのかもしれません。目的を失ってしまった人、人生に未来が無いと感じている人、そんな自分自身の負の認識を克服し、メンタルを回復することが大事なことなのでしょう。

それが、今回の大会のテーマでもあり、目標でもある、「A HOME FOR RESPECT」にも、つながっていくのだろうと思いました。ハリー王子は、みなさんのことを誇りに思うと、何度も言われていました。

インヴィクタス・ゲームズ・ファウンデーションの活動

インヴィクタス・ゲームズ・ファウンデーションは、英国及び海外の傷痍軍人のために、「We Are Invictus」という無料のプラットフォームの提供を通じて、コミニティに安心の空間を与えています。

このプラットフォームは、ピアツーピアのサポートネットワークがあり、インヴィクタス・ゲームズの枠を越えて、スポーツを通じて回復する機会を提供しています。その活動は障害者スポーツやeスポーツ、登山など冒険的な挑戦、雇用、ボランティ、講演の機会など、多岐にわたります。

「We Are Invictus」の登録ユーザー数は2022年には36%増加したそうです。翻訳作業によって、アプリは現在18ヶ国語に対応し、さまざまな国のWIS間の社会的なつながりを可能にしています。

We Are Invictusコミュニティのメンバーやボランティアは、バーチャルな国際WISコミュニティであることを認識し、WISの機会を共有しようとする第三者の数もアプリ上で大幅に増加しているそうです。

インビクタス・エンデバーズというプログラムでは、傷痍軍人たちが回復のために冒険的なチャレンジを行なったり、スポーツによる回復の機会を利用する意欲を支援するための助成金を提供します。2020年に、ロイヤル・ファウンデーションが管理するエンデバー基金が、インビクタス・ゲームズ・ファウンデーションに移管されています。

また、バーチャル・プラットフォームを活用し、オンラインスポーツ競技会を定期的に開催し、コミニティ・メンバーは自己ベストを目指して競争しているそうです。

さらに、チームやリーグを設立し、さまざまなeスポーツのプラットフォームを通じて、国内レベルの競技へのアクセスを容易にしました。

Zwift という世界中の参加者が仮想世界の中でトレーニングしたり、競争したりすることができるサイクリング・ランニングトレーニングプログラムを利用し、ソーシャル・ライドを毎週開催しています。

そのような試みを最大限に成功させるためのアドバイス・ネットワーク、助成金をインヴィクタス・ゲームズ・ファウンデーションは提供しています。

深見東州先生が会長を務める国際スポーツ振興協会(ISPS)は、インヴィクタス・ゲームズ・ファウンデーションのオフィシャル・サポーターの一つとして名を連ねています。

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