今年のワールドメイトのゴールデンウィーク神業は、自宅からインターネット参加しました。神事に参加するワールドメイト会員は、野球やサッカーの無観客試合さながらに、現地会場には足を運ばずに、なま中継を自宅から視聴できるようになりました。
これまで20数年、ほとんど現地まで行き参加していた身としては、とてもありがたいことだと思いつつ、戸惑う部分もありましたけどね。
しかし非常事態宣言が続く中、人との接触は限りなく避けなければなりません。一方で神事の意義としては、タイミングが重要であることを、これまでの体験で理解しています。ということから、深見東州先生の素早い対応による英断だったと思います。
非常に判断が難しい中、様々な妨害も
気になる新型コロナ感染症の状況ですが、およそ1週ごとに、確実に感染者数が減る傾向が見えます。このまま収束していくのか、予断は許しません。仮に感染者が数人程度にまで下がったとしても、第2波第3波が来ることを、ほとんどの専門家が指摘しています。
ただ自粛や経済の縮小に、国民の多くは、いつまでも耐え続けることはできません。かといって国の経済救済の対策に、全てを頼ることも不可能でしょう。経済再興に向けての舵取りが、非常に難しい局面になっています。
仕事関係や、ワールドメイトの会員の間にも、政府や自治体の対策に不満を持つ人、逆によくやっているという人、様々です。それぞれ置かれた立場や環境が違えば意見も変わります。また、日本の医療体制の現状と、政府ができる法的な権限の縛りの中では、今回のような厄介な感染症に対して、十分な対応ができないと感じました。したがって何をやっても批判を浴びるだろうと感じています。それでも、やれるだけのことをやってもらうしかありませんが。
今回も何かあるたびに、なんでも政府批判に結びつけていく動きが露骨にあります。少し調べると、おかしな意見だとわかるものもあります。政府への好き嫌いと、感染症対策の問題は区別してほしいですね。今は非常に厄介な感染症と戦う世界的な非常時であり、同時に国際情勢が大きく変わろうとする難しい局面の時期です。国内を混乱させる動きに惑うことなく、政府が冷静で的確な舵取りができるよう、ワールドメイトで祈り続けたいと思っています。
私も現政権の政策には不満が山ほどあるし、政権批判は積極的にすればいいと思う。しかし、防疫に失敗して死者がたくさん出れば政権が転覆できると思って、あらゆる妨害をする人たちと行動を共にしていいかどうかは、自分の胸に手を当ててよく考えて欲しい。
— Dr. Hideki Kakeya (@hkakeya) May 11, 2020
感染症対策については、わたしのような素人があれこれ意見できるものではありませんので控えますが、最近、ワールドメイトの友人とも話していたことがあります。
多くの日本人が感じているかと思いますが、日本では欧米のような感染爆発は起きそうになく、亡くなった方々は非常に残念ですが、それでも欧米先進国の状況と比較すると、驚くほど少ないといえます。
これは、日本人の衛生観念の高さ、ハグや握手などの接触が少ない文化、強制ではなくても自粛する国民性、初動における、日本の医療体制に即した検査体制と重症者を優先する治療体制、それを支える医療現場の人たちの使命感の高さ、緻密なクラスター対策などが功を奏したのではないかと思っています。
しかし欧米においては、強いロックダウンによって感染爆発にようやく陰りが見えてきたとはいえ、未だに収まっている状況とは思えず、驚くほど多くの方達が今も命を落としています。ドイツのように医療体制を感染拡大に向け、あらかじめ準備し、医療崩壊も起こさずにいてもあの数字です。ドイツの医療体制、あるいは医療制度に及ばない英国や米国が、より被害が大きくなるのはわかりますが、とにかく死者数の桁が違いすぎます。
それで、さすがに何か特別な要因もあるのではないかと思い、以前から気になっていたことなど、少し書いてみたいと思います。
BCGワクチンの効果について
BCG接種により小児の結核以外呼吸器感染症による死亡率も減少するという報告が多数ある。
— pchirosi2005(杜 宏) (@pchirosi2005) May 11, 2020
又膀胱がんの進行を抑えるという報告もあり、多数の臨床研究が進められている。
ソ連株、日本株使う国は死亡率が低い。
コロナにBCGは「有効」なのか?東北大・大隅教授が緊急解説 https://t.co/0vGkMa2Q3L
専門家ではありませんので詳細はわかりませんが、BCGワクチンを接種している国とそうではない国では、検証するに値するほどコロナの感染・死亡リスクに違いがあると言われていました。詳しくはの記事をお読みください。
日本では1949年からワクチン接種が義務付けられたそうですが、実際に乳幼児へのBCG接種が普及したのは1960年代後半からになるそうです。ということは、現在50歳以上の日本人は、接種していない人もかなり多いと思えるのと、接種していても、果たして大人になってもBCGワクチンの効果が続くのかという疑問が残ります。
ちなみに幼児期にBCGワクチンを接種していると、他の呼吸器系の病になる率が低いことはわかっているそうです。また、日本で培養された日本株は、ワクチンに含まれる生菌が多く、免疫力を高めている可能性も言われています。
何れにしても、コロナウィルスに効くかどうかは、まだ不明です。現在オランダやオーストラリアなどでBCGワクチンの臨床試験が行われています。半年以内にはなんらかの結果が出てくるでしょう。その結果を待って対応することになると思います。
日本人の免疫獲得について
もう一つは、これも4月初めに週刊誌に紹介されていた記事で、ワールドメイト会員でも知ってる人は多いと思いますが、日本人はすでに新型コロナの免疫を持っていたという仮説です。
新型コロナウィルスの古いS型という株が、すでに昨年から今年1月初めにかけ、中国から伝播し感染が日本で広がっていたとする研究です。武漢で変異したG型により、武漢が閉鎖される前のことになりますね。
トンデモ説かと思い、あまり気にかけていなかったのですが、一応根拠もあります。日本では昨年9月ごろからインフルエンザが史上最高ペースで流行していたそうです。なのに、1月に入って急速にストップしたそうです。これは、ウィルスの干渉現象(1個の細胞に複数のウイルスが感染したときに、一方あるいはその両方の増殖が抑制される現象)により、コロナウィルスの感染が広がったことによってインフルエンザ感染者が減ったからだというのです。
厚生省のインフルエンザ発生の統計を見たところ、本来ピークになるはずの、1月から2月にかけて、およそ半減か、それ以下になっているのが確認できました。新型コロナウィルスに対し、皆が予防措置を取り始める以前から、急速にインフルエンザが下火になっていたのは間違いないと思います。
偶然なのか狙ってるのかは不明だけど、安倍首相の好プレー?が続いてる
— ぴーす@医師&米国株 (@piece_doctor) May 9, 2020
1. 春節の中国人入国を歓迎
→初期の弱毒株を流通させ、集団免疫に近づいた?https://t.co/Dd434201fU
2. 休校措置+緩い外出制限
→これも合理的だった模様https://t.co/eWOIoUWK2C
3.アベノマスク
マスクバブル崩壊
先日、その件に関するもう少し詳しい内容が、インターネットニュースで流れていました。専門的な内容のわりに、説明が簡単すぎて不明な部分も多いのですが、私の意訳によると、最初のS型は昨年のうちに、中国から欧米など世界中に広がっていたようです。S型は通常では感知されず、しかし毒性は低いようなので、普通の風邪かインフルエンザだと思われていたと推測されます。そしてADE(抗体依存性増強)があり、細胞へのウィルスの侵入を助長する作用を持っているそうです。
そして、S型より遅れて武漢で発生したG型は毒性が強く、さらに上海で変異して欧米に広がったG型もあるそうです。よく言われる武漢株と欧米株の違いになるのでしょう。欧米株の方がさらに強毒という説もありますね。
そして、最大の鍵になるのがK型の存在です。「S型へのTリンパ球の細胞性免疫にはウイルス感染を予防する能力がないが、K型への細胞性免疫には感染予防能力がある」というのがポイントです。
細胞性免疫とは、ウイルス感染細胞を、抗体などを介さずに免疫細胞そのものが直接攻撃するタイプの免疫反応です。専門ではないので、間違っているかもしれませんが、これによってK型に感染した人は、免疫細胞が活発になり、新たに侵入したG型ウィルスを攻撃することになります。
このK型に、日本人の多くが感染していたと言う仮説です。日本は、3月9日までは中国人の入国を止めなかったので、それが幸いしてK型が昨年から今年の3月上旬にかけて蔓延したとのことです。ただし、武漢発のG型に対しては、1月31日に武漢からの入国を禁止したので、ある程度G型の侵入を遅らせることはできていたそうです。
その後、欧米からのG型侵入の影響で、4月に入って感染者が増え危機感が高まりましたが、厳しいロックダウン措置がないにも関わらず、欧米のような感染爆発には至っていません。
この仮説の鍵となるK型ですが、研究によると、欧米では早くから中国からの入国を制限したため、アメリカは2月初めに中国からの入国を全面禁止しましたが、そのためK型が十分に浸透しなかったとしています。そのため、先に入ったS型のウィルス侵入を助長する働きと、遅れて侵入した、変異した強毒のG型の組み合わせによって、感染爆発と多数の死者が発生することになったと説明します。
あくまでも仮説にすぎませんが、もし真実だった場合は、偶然の結果とはいえ、日本にとっては神風的な偶然と言えるかもしれませんね。
もちろん、中国からのK型の侵入は、日本だけではなく、おそらく韓国やタイ、カンボジアや台湾、モンゴルなど、近隣の国々にも、ある程度広がっていたと思われます。それだと、アジアで欧米のような感染爆発が起きないことへの説明がつくかもしれません。
ただ、アメリカはともかく、欧州では、日本以上に中国からの入国はゆるかったと思います。にもかかわらず、K型が広がらなかったとすると、冬の時期に欧州まで観光に行く人が少なかったのか、他に何か別な理由があるのか、まだまだ説明がつかない部分も多いです。
また、台湾も早くから中国からの入国を止めましたが、こちらは徹底してG型の侵入を防いできたのか、別な理由があるのかもしれません。いずれはっきりとわかる日が来ると良いですね。
また、もしこの仮説に真実の部分があったとしても、それが全てとは思えません。最初に書いたような日本人の習性や、医療関係者や対策を推進する人たちの懸命な努力が何よりも大きいことは言うまでもありません。
そして、今は何よりも感染が収束し、医療に過度な負担がかからず亡くなる方が減り、少しでも早く経済活動がしっかりとできるようになることを、ワールドメイトで願いたいと思います。現在は、かなり下火になってきていますが、油断すると再び感染が広がると思います。
徐々に自粛要請も解除されていくでしょうが、感染を防ぐための基本的なことはしっかりと守りながら、有効なワクチンができるまでは気を緩めないようにしたいですね。