このたびの東北地方太平洋沖地震によります被災者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。また、 お亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈りいたしますとともに、不明者の一刻も早い発見と救出とご無事をお祈りいたします。
本当に、本当に、起きてほしくないことが、起きてしまいました。
海外でもそうですが、このような大災害がおきてしまうと、いつも悲しい思いにやるせなくなります。
そして日本で、そんなことがおきたことが、いまだに信じられない気持ちでいます。
しかし、これは現実です。
これが、やはり、自然の厳しさというものであり、そこに人間の運命のはかなさを感じざるをえません。
「天地に仁なし、万物を以って芻狗(すうく)となす。君子に仁なし、百姓(ひゃくせい)をもって芻狗となす。」という老子の言葉の意味を、かみしめてしまいました。
しかし、いつかこのような大きな災害が、日本にも来るのではないか、そういう心配は私の中のどこかにあったようにも思います。特に、あのスマトラ沖の大地震以来、世界中におきてきた洪水、地震、寒波、熱波、火山爆発、などの様々な自然の災害は、今回の被害と比べても、あまりあるものがあります。
日本では中越地震がありましたが、ここまでの規模の災害はありませんでしたが。
偶然というには、あまりにも不思議なくらい、災害が少ない国だったと思います。だから政治や経済の困窮や混乱などは多少あっても、災害になると本当に日本は守られているという、そんな思いがありました。
しかし日本は大丈夫だからと侮ってしまうと、いつか大参事が起きてしまうのではないか、そんな感じを漠然と抱いていたワールドメイト会員は、おそらく私だけではなかったと思います。そもそも日本は世界有数の火山国であり地震国なのですから。願わくばこれ以上悲惨なことが起きないためにも、心してワールドメイトの神事に向かおうと改めて感じました。
一つ一つのワールドメイトの神事を大切していくことで、本当の救済の道が開かれることは、今までの様々な証を見ればわかりきった事でした。しかし、いつしかそれが当たり前のようになってしまい、ついその有難さを忘れてしまうのが人間の宿命なのでしょう。それでまた気づかされて反省し、元に戻ると言う繰り返しのような気がしてきました。我ながら哀しい性だとは思います。学習能力が無いのかも知れませんが、もう今回限りにしたいと思います。