ワールドメイトとは関係ありませんが、深見東州先生は定期的にテレビに出演されていました。そのなかに「サクセス登竜門」という番組がありました。夢に向かって努力する若者たちを取材したドキュメント番組で、深見東州先生との対話を通じてアドバイスやヒントをもらえるという興味深い内容でした。
そのひとつに、元弓道学生チャンピオンをゲストに迎えての、とても役に立つお話がありました。それは囲碁の名人と名人でない人の違いについてというお話です。囲碁の名人でも、対局でミスすることがあるそうです。そのとき名人でない人は、「ミスった !!」ということで動揺し、そこから崩れていくそうです。ところが名人は、ミスは常にあるものだとパッと意識を切り替えて、何事も無かったかのように平然と打ち続け、結局は勝ってしまうとのことです。
ミスから崩れることが無いように、ミスを許容し気にしないでやれるだけのメンタリティが備わっているのでしょう。これは囲碁の勝負に限ったことではなく、すべてのスポーツや仕事においても大切なところだと思います。是非そのようなメンタリティを身につけたいところです。スポーツの世界では、いかなる時にも勝ち続けるような人が稀にいますね。もちろん絶対的な練習量があるからでしょうけど、しかし必ずしも練習ばかりやっているのではないのかもしれません。巨人V9時代をつくった川上哲治氏は、禅の修養もしていました。そこまでいく人は、そういう雑念を払い集中できる精神力を、どこかで磨いているのかもしれません。
この日のゲストは、社会人になったばかりの弓道の選手でしたが、深見東州先生から、仕事中に目前のことに集中し打ち込む訓練をすると、弓道で必要な平常心を磨く練習になるとアドバイスされていました。日常の仕事もすべて弓道の練習になると思ってやればいいそうです。そうすることで意識が変わっていくそうです。それがここ一番の時の精神力となり、同じように弓道の練習していても、大きな差となるようです。
そういうものの見方ができるというのが、メンタリティを鍛える一つのヒントになる気がします。ワールドメイトで、少しはメンタルな修養を積んできたつもりでしたが、まだまだ未熟すぎますね。このお話を聞いて、とても刺激を受けています。