深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
桂川有人(国際スポーツ振興協会所属)DPワールドツアー初制覇

「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」は、桂川有人プロが、最終日にもうチャージをかけ、見事逆転でホストプロとして優勝を果たしました。

僕も土日に観戦しましたが、ざっと今大会のことをまとめておきたいと思います。

サンデーバックナインで怒涛のバーディラッシュ

まず、前夜祭とプロアマが、23日、24日に行われました。プロアマの時は、かなりの雨が降り、気温も少し冷え込んでいたようです。

初日になると、天気は持ち直し、気温も上昇しますが、朝方は濃霧が発生し、約3時間近くスタートが遅れます。予選ではアマチュア一名とツアープレーヤー155名による52組がラウンドしますので、やはり最後まで終わらず、かなりの組は二日目に持ち越しとなりました。

ただ、二日目も全て終えることはできず、予選通過者が決まるのは3日目の早朝になります。出場選手を可能な限り最大にし、ギリギリのスケジュールで組まれていたのでしょう。その分、多くのゴルファーが出場できるので、それはそれで良いと思いますが。

予選カットの時点での上位の顔ぶれは、昨年ほどではありませんが、やはりDPワールドツアーの選手が上位の多くを占めていました。ただ、世界ランキング出場選手中最上位となるマチュー・パボン(フランス)は、まだ40位タイという位置でした。注目の中島啓太は12位タイです。

そして決勝ラウンドに入り、3日目が終わった時点では、トップと3打差に16人がひしめく大混戦模様となってきます。その中に中島啓太が3位タイ、マチュー・パボンは8位タイと、二人は実力通りに追い上げてきました。最終日は激戦になるかと思われました。

そして最終日、予想に反して上位選手ほどスコアを落とす中、3打差の8位タイから出た桂川有人プロが、この日ノーボギーで、特にバックナインでは、他の選手が伸び悩むなか次々ととんでもないバーディを連発し、この日ダントツのスコア63をマークしました。

2位に入ったソーデルベリー(スウェーデン)は、崩れていく上位選手の中では3位タイからスタートして、この日も3つ伸ばします。それでも3打差をつけられるほど、バーディラッシュと、安定してボギーを出さない桂川プロにリードを許すと、そのあとは最後まで捉えることはできませんでした。

3位タイには、桂川プロと同じく国際スポーツ振興協会の契約プロである、クリスティアン・ベザイデンハウト(南アフリカ)が入り、同じく契約プロで優勝が期待されたマチュー・パボンはスコアを落として30位タイで終えました。

DPワールドツアー7ヶ月で日本勢4人が優勝

しかし、今回は桂川プロの優勝だけでなく、川村昌弘プロはDPワールドツアーのプレーヤーとはいえ、それも含めてトップ10に4名の日本人ゴルファーが入りました。トップ17人まで広げると7人になります。

金谷拓実プロや中島啓太プロと並んで、出場すれば優勝の期待がかかる星野陸也プロは、体調不良により直前に欠場しました。彼も本来なら優勝争いに絡む力があるので、ここ1年くらいでDPワールドツアーで優勝してもおかしくない選手が、本当に増えましたね。

実際この7ヶ月の間に久常涼、星野陸也、中島啓太、そして今回の桂川有人と、4人が優勝しました。2、3年前までは考えもしませんでした。急速に日本の男子選手の意識が変わってきているのでしょうか。海外に積極的に挑戦する人たちも増えてますし、結果も残すようになりましたからね。

DPワールドツアーに関して言うなら、親交が深い当時のキース・ペリーDPワールドツアーCEOと何度も協議を重ね、日欧共催トーナメント開催の道筋をつけ、今回も円安で経費が増大する中で試合を開催した半田晴久ISPS会長(深見東州先生)の貢献は大きかったと思います。

DPワールドツアーは、日欧共催ツアー開催にこぎつけた返礼を兼ねて国内ツアー賞金ランキング上位3名に対し、DPワールドツアーのシード権を与えたそうです。久常涼プロは自力でQTを突破し、シード権を得て参戦しましたが、その頃からDPワールドツアーへの日本男子プロの意識が変わりはじめて、今のような優勝が続いたのだろうと、ツアー関係者は思っているそうです。

ちなみに、半田晴久ISPS会長(深見東州先生)は、常々欧米のツアーだからといって、尊敬するのはやめましょうと言われてますね。もちろんこれは、相手へのリスペクトをしないと言う意味ではありません。海外の選手への憧れや、凄いと思ったり、体格も違うし敵わないのではと言うような、はじめから相手が上なんだからみたいな意識だと勝てないから、そんな意識の壁を越えていかないと、成績と結果が出てこないので言われているわけですね。

WBC決勝で大谷翔平選手が、今日1日は相手に憧れるのをやめましょうと言ったのと同じことですね。桂川有人プロが1昨年の全英オープンに出場した時も、メンタル面で、そのことを何度も繰り返しアドバイスされていたそうです。その時は日本勢でトップの成績でした。

その後は、米国PGAツアーの下部ツアーなどで揉まれて、今季から国内ツアーに復帰したわけですが、本人も海外での体験が、とても役に立っていると話してましたね。世界の選手の技術を体で体験することで、さらに良きコーチとの出会いもあり、自分自身の体力や技術に関して、明快に課題に取り組むことができたのでしょうか。それが今回の飛距離や小技の向上にもつながっているのは間違いないように思います。

結果として、若くして積極的に海外に飛び出したことが活きて、今回の優勝につながっていると思います。これからはDPワールドツアーのシード権を得るでしょうから、いっそうの飛躍が期待されると思います。ともかく優勝おめでとうございます。

次回はこのトーナメント開催中に行われた、さまざまなエンタメについても触れたいと思います。

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