もう当日になりましたが、１０月１６日、夕方６時３０分より東京都庁都民広場にて、東京大薪能が開催されます。前回からは４年ぶりの開催になりますね。
新型コロナのパンデミックは、さまざまな芸術文化活動の業界にも、極めて暗い影を落としてきましたが、ようやく、多くの活動が戻りつつある昨今です。本当によかったと思います。
この大薪能も、本来でしたら２０２０年に開催予定だったオリンピックに合わせて、数回、開催したいという話も聞いていました。
結局オリンピックは延期され、２０２１年に何とか開催にこぎつけたものの、無観客という大きな代償を強いられての開催でしたね。
今回の大薪能は、野外開催ですし、これまでのように多くの観客を受け入れての開催になるようでよかったと思います。
さらに今回は、会場に来れない方のために、ユーチューブライブでも配信されるそうです。なんとありがたいことでしょう。超一級の能楽師による伝統芸能を、オンラインで無料観劇できる機会は、あまり聞いたことがありません。
紅葉が色づくと、芸術に親しみたくなります。
そこで、10月16日、第１８回「東京大薪能」を開催します。
以前は毎年開催し、東京の秋の風物詩として、親しまれてきました。
コロナ禍で、しばらく休みましたが、復活しました。
今回は第10回から17回まで、解説を務めた深見東州氏が、能「鷺」のシテを務めます。これは、希少演目です。
また、辰巳満次郎氏が、能「春日龍神」のシテを務めます。これは、迫力満点の演目です。
狂言のシテは山本則俊氏です。狂言「しびり」は、本当に笑える演目です。
能楽になじみのない方も、お楽しみいただけるでしょう。お気軽にお越し下さい。
https://www.ifac.or.jp/
開催日時令和4年10月16日（日）17時00分開場 18時30分開演
開催場所 : 東京都庁舎・都民広場
東京都新宿区西新宿2丁目8番1号
入場料 無料
プログラム
・「解説」 辰巳満次郎（シテ方宝生流能楽師）
・能「春日龍神（かすがりゅうじん）」シテ：辰巳満次郎
・狂言「痺(しびり)」 シテ：山本則俊
・能「鷺(さぎ)」 シテ：深見東州
※YouTube LIVEで生中継 10月16日（日）PM6:30～PM8:45頃
※18時00分より、Youtubeライブにて、同時生中継を行います。
以下の動画からどなたでも無料でご視聴いただけます。
今回の演目「鷺」では深見東州先生がシテを務められますが、７月の宝生東州会（能楽同好会）全国大会でも、能を披露されました。これは本当に素晴らしかったです。興味がある方はぜひ、その時のことを書いた記事も読んでください。
