深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
男女の愛から本当の夫婦愛に変わるには

僕がワールドメイトに入会して、良かったことの一つは、人間理解に対する考えが深まったことです。

相手のことをよく理解しましょうとか、相手の立場を考えてものを言いましょう、など、相手のことをよく理解しなくてはならない場面は、日常生活や社会生活において多く訪れます。

この相手への理解が足りないと、何かと争いになったり、互いに不信感を抱いたり、嫌悪感を持つことにつながりかねません。しかし、その原因が人間理解の足りなさから来ていることには、意外と気がつきませんね。

なんであいつは、こんなことがわからないんだ、とか、どうしてこんな素晴らしいことをしないんだ、など、原因は全て相手にあるかのように思ってしまいがちです。

僕も、仕事の人間関係においても、また、家族においても、それがありました。

一番身近なところにいる家族、それは父や母、そして妻ですが、身近すぎるゆえか、相手のことをわかっているようで、実は深く理解していませんでした。

これが、仕事の相手や仲間だと、他人ゆえに、そのような考えを持つ人もいるのだろうとか、人は人だから、というように、少しは寛大に構えることができるのですが、家族となると、なかなかそうはいかない部分がありましたね。

しかし、ワールドメイトで深見東州先生のお話に何度も出てくる、「愛情とは人間理解です。」というものがありますが、その話を何度も聞くうちに、だんだんと変わっていきました。

恋人同士や新婚のうちは、なんでも相手のことが良く見えがちですよね。我が家は、結婚するとすぐに喧嘩が始まりましたけどね。そこで、はじめて考え方や性格の違いに気がつき、こんなはずじゃなかったとなりますが(笑い)。

しかし、まだ気がつくだけで、相手への理解とまではいきませんでした。

結婚して時間がたってくると、互いに相手の許せないところが、とても気になり始めますね。結婚してしばらくすると、性格と性格のぶつかり合いになる、というのはワールドメイトでも聞いてましたが、まさしくそのようなことになります。

世の中の夫婦は、相手の嫌な部分が出てきて互いに許せなくなると、離婚するケースも多いと思います。僕らは幸いワールドメイトに入会していたせいか、性格はぶつかりながらも、共通価値観のおかげで回避できたのですが。

少し話はそれますが、結婚の前後には、お互いの家の因縁が噴き出てくることも、ワールドメイトで聞きました。古い言葉ですが、成田離婚は、そのことが最悪のケースにつながった結果とも言えそうです。籍を入れると相手の家の因縁を受けるという知識を正しく知っていれば、このような成田離婚などは、回避できるるのかも知れません。

実際にワールドメイトの支部で、夫婦間における悩み相談を受けたときは、そのような観点から説明すると、えらく納得されて良い方向に向かうことがありました。

話を元に戻します。

深見東州先生は、結婚して時間が経ち、お互いの性格と性格がぶつかり合ったとき、そこからが本当の夫婦愛になっていくというような話をされていたと思います。

僕の場合で行くと、面白いことに僕の長所は、相手の短所であり、相手の長所は、僕の短所だったりしました。よく考えると相性というのは最悪だったのかも知れません(笑い)。それでも、神縁で結ばれたに違いないという、いくつかの証もいただいていたのは救いになりました。

それで、相性が良いよりも神縁がある方が尊いと思うことにしました。また、相性が悪いと思うのではなく、互いに足りないとこを補う関係で良いじゃないかと、無理矢理でも前向きに考えるようにしました(笑い)。

そうやって性格の違いからくる考え方の不一致や、行動のすれ違いなどはあるものの、僕の方から歩み寄るようになっていきます。また、この言葉を言うと相手が本気で怒るというツボもわかってきました。ですので、そのような言葉は避けるようにし、しだいに感情もコントロールしていけるようになります。

そのようなことを、何だかんだとやっているうちに、ある時から本当に妻のことを、かなり理解できるようになってきたのかなと思いました。

ちなみに深見東州先生は、相手を変えようと思わずに、相手は変わらないから、自分が変わるようにしよう、と言われます。10代の少年少女ならともかく、20代、30代、40代となっていくにつれて、そう簡単に性格は変わりませんよと言われていました。短所を目立たなくし、長所を前面に出せば良いという話を、よくされますね。

アニメ「攻殻機動隊」の草薙素子少佐が、ある犯罪者に向かって、「社会に不満があるなら、自分を変えろ、それができないなら、大人しくしていろ」と、かっこよく諭すシーンがあります。社会はなかなか簡単には変わりませんからね。それでも社会は、時間をかけて変わっていくものですし、時には大きく変わることもありますが、人間の性格ばかりはなかなか変わりませんよね。

深見東州先生が言われるように、悪い性格はできるだけ目立たないようにし、知性と教養を身につけて、悪い部分や揺れ動く感情をコントロールできるようにならないといけないのでしょう。

今ちょうど、パパ活をしたという議員のことがニュースになっていますが、そんなことをしたいという衝動に駆られたとしても、本当の知性と教養がある人なら、気持ちを抑えることができたのだろうにと思います。

話を戻しますが、相手を理解できるようになったと言っても、完全には無理でしょうね。それでもある一定以上に理解できるようになってくると、自然と相手が喜ぶことをしてあげたいと思うようになりました。また、相手が嫌がることは、しないにこしたことはありませんが、それで我慢しすぎて自分自身にストレスが溜まっては元も子もありません。それで、うまく相手をかわしながら、お互いにストレスを溜めないで済むような、楽しくやれる知恵も生まれてきました。

その根本には、やはり相手の人間に対する理解の深さ、観察力、咀嚼力があるのだなと思います。そのような理解があって、本当の夫婦愛が生まれていくのだと、この歳になってようやく実感することができたようです。

若い頃の男女の愛は、ある意味盲目的ですが、それでも純粋で素晴らしいと思います。しかし、いろいろな葛藤を乗り越えて滲み出てくる夫婦愛は、これもまた尊いものだと思います。

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