深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
第24回高校生国際美術展に足を運んで

先日まで、国立新美術館で開催されていた、第24回高校生国際美術展を見てきました。

この美術展は、世界中の高校生の作品が一堂に会する美術展として、非常に特色あるレベルの高い美術展として知られています。美術や書の作品を創作する高校生たちとって大変励みになっているようです。

2000年から始まり、第6回までは国内の作品だけでしたが、第7回からは高校生国際美術展となり、各国からも作品が集まるようになりました。その実績が評価され、第8回からは上野の森美術館で開催されるようになり、第13回からは、今の国立新美術館で開催されるようになりました。

海外からもアジアやヨーロッパを中心に、多いときは20カ国近い国の高校生の作品が集まっていたと思います。2020年からは、芸術への造詣が深いチャールズ皇太子賞(現在はプリンス・オブ・ウェールズ賞)が最高賞として新たに加わり、文字通り、世界の高校生たちが目指す美術展になってきました。

深見東州先生が会長を務めるNPO法人世界芸術文化振興協会が、現在は主催しています。

ハイレベルな書の作品、絵画作品、立体作品が並ぶ圧巻の美術展

書と絵画と立体作品合わせて、毎年1万点以上の作品の応募があるそうですが、最高賞から佳作までの入選作品は、そのうち1割強というところでしょうか。

新国立美術展に展示されるのは、佳作の一つ上の奨励賞以上の作品になります。

実は、直接会場に足を運ぶのは、久しぶりでした。今年はチャールズ国王の絵画作品も特別に展示されていると聞き、近くまできた折に足を伸ばしてみました。

しかし、2階の展示室に入ると、高校生の素晴らしい作品群に圧倒されましたね。

毎年レベルが非常に高いというのは、ここ数年、特に耳にしていましたが、やはり会場に行き、直接作品に触れるのと、動画や写真などで鑑賞するのでは、印象がかなり違いますね。これからは、直接会場に行こうと思いました。

とにかく若い魂のこもった力作、大作ばかりでしたね。上野の森美術館に見にいった頃は、技術的にはその頃から高いレベルの作品があったと思いますが、全体的にダークな印象を持った記憶があります。当時の世相を反映していたのかもしれませんが。

今回、直接見て感じたのは、美術作品では高校生活における内面のさまざまな思いや感情などを、作品化したものが非常に多いのは以前と同じですが、とてもユニークな表現がなされていて、その想像力の豊かさに感心しました。

面白いのは海外の作品も、英国など先進国の高校生の作品は、やはり自己の内面を主題にしたものが多いのですが、アジアの国々の作品になると、自国の文化や、あるいは世界の秩序などの視点から書かれたものが多かったです。

お国柄といえばその通りなんでしょうけど、同じ高校生でも、住む国の環境の違いによって、ふだんから考えていることが全く違うのでしょう。

好きな作品が多くて、その中で国内と海外から一点づつ、個人的に一番印象に残った作品を。

高校生国際美術展の他にない3つの特色とは

この高校生国際美術展の特色は、大きく3つあると言われています。

一つは、タイトル通り、高校生に限った全国規模の美術展になります。そのためか、出品料金も無料に設定されていて、気持ちとやる気さえあれば、誰でも応募できる仕組みになっています。しかも、作品を選ぶときには、余計なしがらみや一切の癒着が無いように、学校名などは伏せて選んでいるそうです。

また、後援として文化庁を筆頭に、いくつかの都道府県が名を連ね、それぞれの県知事賞も設定されていますが、もし、その県の高校生の作品に賞に値する作品がなかった場合は、該当者無しになるそうです。

次に、高校生を大人の始まりというふうに捉えているそうです。そんな高校生の才能は未知数であり、今後どのように発展していくのかわかりません。そうなると、大人と同じ舞台の美術展では、そんな未知数の才能の芽が感じられたとしても、完成度の高い優れたものを優先するため、評価されない場合が多いそうです。それで、この美術展では若き才能の芽を大事にするため、多少荒削りであったとしても、きらりと光る感性や個性、才能の片鱗を感じさせる作品が受賞するそうです。

最後の3つ目は、若いうちから、国際交流の体験を積んでもらう場を与えます。海外の受賞者を日本での表彰式に招待します。そして、日本の高校生とともに10数か国の高校生たちが一緒にバスツアーで箱根などに行く機会を設けるそうです。高校生同士の交流は、互いに刺激になりますし、作品のレベルの向上にもつながるそうです。また、国際的な視野を早くからもつことにより、芸術を通して世界レベルの感覚を持った高校生が育つようにとの願いがあるそうです。世界に向けて眼を開くアーティストが育っていくことは、日本の美術界にとっても素晴らしいことだと思います。

以上の3つの特色は、他の美術展には無いものです。世界レベルで芸術活動に取り組んできた深見東州先生だからわかる、日本の高校生たちの未来を思うがゆえの特色だと思います。

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